「在庫振替入力」では、金銭取引を伴わずに在庫数が増減したときに、在庫管理にかかわる在庫振替伝票、委託伝票、受託伝票、組立伝票などを入力することができます。さらに棚卸の結果を反映します。それぞれの概要と機能についてご参照ください。
「在庫振替入力」では、売上でも仕入でもない商品の移動を伝票として入力します。
商品の廃棄、委託先への納入、受託商品の受入といった社内在庫の増減に影響する内容を伝票として登録することにより、在庫数の調整を行うことできます。
在庫振替伝票、委託伝票、受託伝票、社内管理伝票を作成できます。
委託販売とは、自社所有の商品の販売を得意先(委託先)に委託する販売方法です。
委託販売の特徴は、自社から得意先へ納品した時点では在庫上の移動になるだけで売上にならないことです。委託納品したときは、売上伝票ではなく委託伝票を作成します。委託伝票を作成すると、売上として計上されませんが在庫数は増減します。
自社が仕入先(受託先)から商品を預かり、販売する販売方法です。
受託販売の特徴は、仕入先が自社へ納品した時点では在庫上の移動になるだけで仕入にはならないことがあげられます。受託受入したときには、仕入伝票ではなく受託伝票を作成します。受託伝票を作成すると、仕入として計上されませんが在庫数は増減します。
販売王では、複数の商品(構成商品)を組み合わせて別の商品としたものを組立商品と呼びます。「組立入力」では、組立商品の在庫調整を目的とする組立伝票を登録することができます。組立伝票を入力すると、構成商品として登録された商品の出庫と、組み立てられた組立商品の入庫が同時に行われます。
なお、組立伝票を入力する事前に、「商品登録」で組立商品とその構成商品を登録しておきます。
「棚卸表」では、前回棚卸した日から今回棚卸する日(棚卸基準日)までの各種取引伝票を集計して、商品別に在庫数(帳簿在庫数)を一覧表示できます。棚卸で確認した実際の在庫数(実地在庫数)と帳簿在庫数に差異がある場合、実地在庫数と帳簿在庫数を合わせることができます(棚卸調整)。また、過去に行った棚卸を取り消したり、確認したりできます。
なお、棚卸の対象は、自社内在庫(受託在庫と自社内にある自社所有の在庫)です。委託先在庫は含まれません。