マイクロソフト社によるSQL Server 2012のサポートが、2022年7月をもって終了いたしました。
現在お使いの給料王のSQL Serverのバージョンが「SQL Server 2012」の場合は、上位バージョン（SQL Server 2017等）へのバージョンアップをお勧めいたします。
＜事前準備＞
Ａ．現在お使いの給料王のSQL Serverのバージョンを確認します。
１．給料王を起動します。
２．画面右下のSQL Serverの情報をメモに控えておきます。
(●●●●\SORIMACHI2012 Microsoft SQL Server 2012(SP4)等)
例：SQL Server 2012を使用している場合
３．「給料王」を終了します。
４．２番でメモに控えた「SQL Server」のバージョンが2012より上位バージョン（例：2014や2017）の場合は、そのままご利用ください。
「SQL Server 2012」と表示されていて、バージョンアップをされる場合は、Ｂ以降の手順をご確認ください。
Ｂ．WindowsのOSを確認します。
適切なSQL Serverのバージョンを判定するため、下記の手順でOSを確認します。
１．キーボードの「Windows」キー ＋ 「R」キーを押し、「ファイル名を指定して実行」画面を表示します。
２．「winver」と入力し、［OK］ボタンをクリックします。
３．「Windowsのバージョン情報」というウィンドウが表示されますのでWindowsのOS（Windows11、10、8.1、等）をご確認ください。
例：Windows11の場合
４．「WindowsOS」の確認後、［OK］ボタンをクリックして、画面を終了します。
Ｃ. システムの種類を確認します。
適切なSQL Serverのバージョンを判定するため、下記の手順でシステムの種類（bit数）を確認します。
１．Windows 11／10の場合
（ア）画面下の「Windows」を右クリック→「システム」をクリックします。
（イ）「デバイスの仕様」欄の「システムの種類」を確認します。
２．Windows 8.1の場合
（ア）画面下の「Windows」マークを右クリック→「システム」をクリックします。
（イ）「システムの種類」を確認します。
Ｄ．上位バージョンの「SQL Server」をインストールします。
１．「システムの種類」が「64ビットオペレーティングシステム」の場合は、SQL Server 2017のインストールが可能です。
SQL Server 2017のインストール方法は こちら をクリックしてください。
※※ご注意ください※※
既に他社製品でSQL Server 2019がインストール済の場合は こちら をクリックしてSQL Server 2019をインストールしてください。
２．「システムの種類」が「32ビットオペレーティングシステム」となっている場合は、SQL Server 2017以降のインストールはできません。
こちら をクリックして「SQL Server 2014」をインストールするか、または32ビットオペレーティングシステムを64ビットオペレーティングシステムに変換後、「SQL Server 2017」のインストールを行ってください。
※「システムの種類」の32ビットから64ビットへの変換方法は、お使いのパソコンのメーカー様等にご確認ください。
３．上位バージョンの「SQL Server」のインストールが完了しましたら、以降の操作にて給料王で使用するSQL Serverのバージョンを変更します。
＜操作手順＞
Ａ．給料王のバックアップを保存します。
バックアップ方法につきましては こちら をご覧ください。
※マイナンバー設定をされている場合は、こちら をクリックして、マイナンバー情報の出力を行います。
バックアップ・マイナンバーを保存後に「給料王」を終了します。
Ｂ．給料王に入っているデータベースファイルを一括で削除します。
※必ずＡの手順でバックアップデータを保存後に、下記の操作を行ってください。
※「給料王」は終了した状態で、作業を行ってください。
１．デスクトップ上の「給料王」アイコンを右クリックし、「ファイルの場所を開く」をクリックします。
２．表示された画面の中の「DropDatabase.exe」をダブルクリックします。
３．データベース削除の画面が表示されますので、以前使用していたSQL Server名（※）を選択して[実行]ボタンをクリックします。
※＜事前準備＞「Ａ．現在お使いの給料王のSQL Serverのバージョンを確認します。」の手順２で、メモに控えていただいた名称のことです。
４．「データベース削除」画面にて［OK］ボタンをクリックします。
５. データベースの削除が終わりましたら、メッセージを［ＯＫ］で閉じ、残った画面をすべて閉じます。
Ｃ. インストールしたSQLServerに接続します。
１．「給料王」のアイコンを右クリック→「ファイルの場所を開く」を選択します。
２．「ChangeServer.exe」をダブルクリックします。
（※.exeは拡張子です。パソコンの設定によって表示されていない場合がございます）
３．「ユーザーアカウント制御」画面が表示されましたら、［はい］をクリックします。
４．「給料王 接続先SQL Server設定ツール」画面が表示されます。
（ア）変更する製品・・・現在ご利用の製品名（基本的には最新のバージョン）を選択します。
（イ）選択中の製品の接続先・・・今まで接続していたServer名が表示されます。
（ウ）変更先SQL Server・・・今後接続するバージョンアップ後のServerを選択します。
５．「変更する製品」、「変更先SQL Server」を選択後、［接続先変更］をクリックします。
（例：「SORIMACHI2012」→「SORIMACHI2017」へ接続先を変更する場合）
６．「接続先SQL Serverを変更します。実行しますか？」と表示されますので［はい］をクリックします。
７．「続けて接続先SQL Serverを変更しますか？」と表示されますので［はい］をクリックします。
８．「選択中の製品の接続先」にバージョンアップ後のSQL Server名が表示されたことを確認し、［キャンセル］をクリックします。
９．「給料王」を起動します。
（ア）SQL Serverをバージョンアップした後に、初めて起動するときには、以下のメッセージが表示されます。
他のソリマチ製品が起動していないことを確認し、[いいえ]をクリックします。
（イ）「SQL Server の接続設定」画面が表示されます。
「パスワード(P)」欄に、SQL Server上位バージョンのインストール時に設定したパスワードを入力し、[OK]をクリックします。
例：SQLserver2017をインストールの際に設定した「パスワード」
１０．古いバージョンの給料王がインストールされている場合、下記メッセージが表示されます（表示されない場合はＤ.の手順にお進みください）。
メッセージが表示された場合は「データコンバートを行う」のチェックマークを外して［OK］をクリックします。
次のメッセージで［はい］をクリックします。
Ｄ. Ａのバックアップを復元します。
１．給料王を起動後、以下のメッセージで［はい］をクリックします。
２．「■データ復元機能で会社データを登録します。」を選択します。
３．「データ復元」の画面が表示されます。
データ復元の操作手順につきましては こちら の手順３からご覧ください。
※マイナンバー情報を取り込みされる場合は、こちら をご覧ください。
４．データ復元後は、「給料王」画面右下のSQL Server名が、バージョンアップ後の名称に変更されていることをご確認ください。