全事業所の決算書を作成するため、「決算」→「決算書」にて[集計開始]ボタンで進んだ場合、もしくは印刷/プレビューした際に下のメッセージが表示される場合があります。
原因は以下の通りです。
表示されている上図のメッセージは[OK]で終了し、下記対処方法をお試しください。
<対処方法>
A.「導入」→「開始残高設定」にて開始残高の貸借合計金額が一致していない
前年度から繰り越した貸借対照表の金額は借方・貸方金額共に一致している必要があります。
1.「導入」→「開始残高設定」を開きます。
2.画面右下の貸借差額を確認します。
(ア)貸借差額が0円の場合
対処方法B.へ進みます。
(イ)貸借差額が0円以外で、会計王に前年度データの登録がある場合
前年度データの期末残高を繰り越すために、「導入」→「期末残高繰越処理」を行います。詳しい操作方法はこちらをご参照ください。
(ウ)貸借差額が0円以外で、会計王に前年度データの登録がない場合
開始残高設定の貸借不一致を修正するために、前年度決算時の貸借対照表をご用意いただき開始残高を正しく設定し直します。詳しい操作方法はこちらをご参照ください。
3.「開始残高設定」における貸借差額が0円になりましたら、「開始残高設定」を終了し、「決算」→「決算書」にて貸借不一致のエラーが表示されないことをご確認ください。
対処方法A.を行っても決算書印刷時に貸借不一致のエラーが表示される場合は、対処方法B.をご確認ください。
B.複合科目の残高が残っている
仕訳入力時に相手の勘定科目が複数で、勘定科目ごとの金額が特定できない場合などに科目「コード999:複合」を仕訳で使用している場合は、決算時において複合科目の残高が0円になるように振替仕訳を入力します。
1.「帳簿」→「元帳」を開きます。
2.画面左下の[全表示]タブをクリックし、左上の科目を「999:複合」にします。会計期間内の元帳を見ることができます。
3.年度末において、「帳簿」→「元帳」画面を開いた際に、「複合」の残高は必ず0円になるように振替仕訳を入力します。
上の図では残高が0円ではないため、合計残高試算表と決算書の金額が一致しません。
「複合」の残高が0円になるように仕訳を入力します。
例)「複合」の残高分は普通預金から支払った分だった場合
4.勘定科目「複合」の残高が0円になりましたら「帳簿」→「元帳」を終了し、「決算」→「決算書」にて貸借不一致のエラーが表示されないことをご確認ください。