新たな後期高齢者医療制度の創設に伴い、事業主においては「被保険者に対し、給与明細書に記載するなどして、一般保険料の内訳、基本保険料額・特定保険料額を示して徴収することが望ましい」ということで、健康保険料の内訳として表示することになりました。
<操作手順>
1.「設定」→「給与規定」を開き、「社会保険」タブをクリックします。
2.「特定保険料を計算する」のチェックマークを確認します。
(ア)「特定保険料を計算する」のチェックマークが入っていない場合は、「基本保険料」、「特定保険料」、「調整保険料」にマスクがかかり率の入力ができません。
(イ)「特定保険料を計算する」のチェックマークが入っている場合は、「基本保険料」、「特定保険料」、必要に応じて「調整保険料」に該当する都道府県の率を入力します。
(下記の健康保険・基本保険料負担率は、2019年3月分改定の協会けんぽの東京都の負担率になります。)
3.合計の負担率が正しいことをご確認して頂き、[設定]ボタンで終了します。
4.「給与」→「給与データ入力(台帳形式/一覧形式)」を開きます。
5.2番-(ア)を選択した場合は、「健康保険」だけの表示となります。
6.2番-(イ)を選択した場合は、「控除項目」欄の健康保険の下に「基本保険料」・「特定保険料」の項目と金額が表示されます。
例:等級が35等級(標準報酬月額:650,000円)の場合に、東京都の負担率で計算した場合
基本保険料:650,000×31.950÷1,000=20,767.5≒20,768
特定保険料:650,000×17.550÷1,000=11,407.5≒11,407
健康保険料(32,175円)-特定保険料(11,407円)=基本保険料(20,768円)
7.[印刷]ボタン→[書式設定]ボタンをクリックし、印刷する帳票タイプを選択し、[設定]ボタンをクリックします。
(ア)「専用用紙 SR210 給与/賞与明細書(明細型)」
「専用用紙 SR211 給与/賞与明細書(封筒型)」
「A4 よこ帳票 給与/賞与明細一覧」
a:「印刷」画面の左下[詳細設定]ボタンをクリックします。
b:「印刷設定」画面の中程にある「健康保険料の内訳を印刷する」項目にチェックマークを入れます。
c:[設定]ボタンをクリックします。
d:[プレビュー]ボタンをクリックし、「健康保険料の内訳」が表示されているか確認して下さい。
(イ)「専用用紙 SR230 給与/賞与明細書(明細型たて形式)」
「専用用紙 SR231 給与/賞与明細書(明細型よこ形式)」
「専用用紙 SR232 給与/賞与明細書(封筒型シール形式)」
a:「設定」→「明細書レイアウト」を開きます。
b:用紙(Y)の▼をクリックし、該当する用紙を選択します。
例:明細型(SR230)
c:「控除」の欄に「(基本保険料)・(特定保険料)・(調整保険料)」を設定することができます。
画面左側「控除」の「+」をクリックし、「(基本保険料)」をクリック後、「控除」欄の空いているところまでドラックしてください。
d:「控除」欄に「(基本保険料)」等が表示されたことをご確認いただき、同様に必要な項目をレイアウトします。
e:[終了]ボタンをクリックします。
f:「給与」→「給与データ入力(台帳形式/一覧形式)」を開きます。
g:画面上の[印刷]ボタン→[プレビュー]ボタンをクリックし、「(基本保険料)」等が表示されているか確認して下さい。