前年度の年末調整の内容を訂正する場合は、以下の操作を行います。
<事前準備>
A.年末調整訂正用データを作成します。
1.「ファイル」→「データエクスポート」にてエクスポートデータを保存します。
2.「設定」→「マイナンバー設定」→[管理]ボタンからマイナンバー情報の出力を行います。詳しい操作手順につきましては、こちらをご覧ください。
※給料王にマイナンバーを登録していない場合は、こちらの操作は必要ありません。
3.「ファイル」→「データインポート」にて1番で保存したデータを取り込んでください。
4.「データインポート」後、「ファイル」→「データ選択」画面を開き、インポートしたデータに切り替えてください。
5.「設定」→「会社情報設定」を開き、備考欄に「●年 年末調整訂正データ」などわかりやすいタイトルを入力し、[設定]ボタンをクリックします。
6.「設定」→「マイナンバー設定」を開き、2番で保存したマイナンバー情報を取り込みます。詳しい操作手順につきましては、こちらをご覧ください。
※給料王にマイナンバーを登録していない場合は、こちらの操作は必要ありません。
B.扶養情報を確認します。
「扶養」画面で登録している扶養情報が、年末調整の訂正を行う年度の扶養情報になっているか確認します。
1.「設定」→「社員情報設定(個別入力/一覧入力)」を開きます。
2.年末調整の訂正を行う社員を選択します。
3.画面上の[扶養]ボタンをクリックし、登録されている扶養情報を確認します。
※平成29年度税制改正により、配偶者控除及び配偶者特別控除の見直しが行われ、配偶者控除及び配偶者特別控除の控除額等が改正されました。
そのため、平成29年以前と平成30年以降で配偶者控除及び配偶者特別控除の取扱いが
異なります。
給料王19以降の製品で給与処理月をすでに平成30年1月以降に支給する給与に更新している場合に、平成29年以前の年末調整の訂正を行う場合は、扶養の設定で注意が必要です。
【配偶者情報】が登録されている場合は、『配偶者控除区分』が正しく設定されているか確認します。
(ア)配偶者のお名前をクリックします。
(イ)[変更]ボタンをクリックします。
(ウ)「家族構成設定」画面が開きますので、『配偶者控除区分』を確認します。
a:『配偶者区分』が「一般」もしくは「老人」の場合
「源泉控除対象配偶者」「控除対象配偶者」「同一生計配偶者」の3か所すべてにチェックマークを入れます。
b:『配偶者区分』が「対象外」の場合
「源泉控除対象配偶者」「控除対象配偶者」「同一生計配偶者」の3か所すべてチェックマークを外します。
(エ)確認が終わりましたら、[OK]ボタンをクリックします。
※控除対象配偶者が「同居特別障害」に該当する場合は、引き続き以下の操作を行って下さい。
(オ)「扶養人数を手入力する」にチェックマークを入れます。
(カ)『障害者』欄の「特別」の人数を1人減らします。
「特別」:1人の場合は0人にします。(2人の場合であれば1人にします。)
4.配偶者以外の扶養親族についても、年末調整を訂正する年度の扶養情報と異なる場合は「家族構成設定」画面で修正してください。
なお、変更の際に以下の確認メッセージが表示された場合は、[はい]ボタンをクリックして下さい。
5.『扶養区分』が正しいことを確認し、[設定]ボタンをクリックします。
※以下の2つのメッセージが表示される場合があります。その場合は、[はい]ボタンをクリックします。
6.扶養情報の見直しが終わりましたら、「社員情報設定(個別入力/一覧入力)」を終了します。
<操作手順>
1.「年調」→「年調年度指定」を開き、年末調整の訂正をする年度の行をクリックし[設定]ボタンをクリックします。確認メッセージが表示されますので[はい]ボタンをクリックします。
2.「年調」→「年調データ入力」を開きます。「年調データ入力検索」画面はそのままの状態で[開始]ボタンをクリックします。
3.今回年末調整をやり直す対象者の社員コードの左側が「済」になっている場合は、確定を解除します。
(ア)一人ひとり確定を解除する方法
a:該当の社員を選択し、[確定解除]ボタンをクリックします。
b:各年調方法によって、確定解除後の画面が異なります。いずれも[はい]ボタンをクリックしてください。
c:単独年調の場合
d:給与・賞与年調の場合
図は、給与年調です。
(イ)一括で確定を解除する方法
a:画面上の[一括解除]ボタンをクリックします。
b:確定解除する社員を選択します。
c:[選択した社員の年末調整を確定解除する]ボタンをクリックします。
d:メッセージが表示されますので、[はい]ボタンをクリックし、確定を解除します。
4.確定解除をして社員コードの左側が「未」の状態になりましたら、前年度の年調データを再入力することができるようになります。
生命保険料の金額や配偶者合計所得等を変更する場合は、それぞれの項目に金額を入力して下さい。
令和6年度の定額減税に関しては、こちらをご確認の上修正をお願いいたします。
5.修正後、年調年税額の計算結果を確認します。確定処理は行わなくても問題ございません。
6.年調を訂正した結果の源泉徴収簿・源泉徴収票を必要に応じて印刷します。
※年末調整の訂正が終わりましたら、「ファイル」→「データ選択」を開いて、年末調整訂正前の元データに切り替えてください。