Windows11のパソコンにSQLserverをインストールする際に、以下のエラーが表示される場合があります。
(データベースエンジンの復旧ハンドルの待機に失敗しました。考えられる原因については、
SQL server エラーログを参照してください)
上記エラーが表示された場合は、お使いのパソコンに搭載されているハードディスクの最小記録単位(セクタ)の数字が4096バイトを超えている可能性がございます。
この場合、SQL serverのインストールや起動ができなくなる現象が、Microsoftのホームページにて報告されております。こちらをクリックすると、ページが開きます。
22シリーズをお持ちの場合は、こちらをクリックして、セクタチェックツールをお試しください。
22シリーズ以前の場合は、以下の内容をご確認ください。
お使いのパソコンが上記条件に該当するかどうかは以下の操作で確認が可能となります。
<操作手順>
1.パソコン画面下部の「スタート」をクリックし、画面上部の「検索するにはここをクリックします」をクリックします。
2.「アプリ」を選択後、検索ボックスの中に「コマンドプロンプト」と入力します。
3.「アプリの最適一致」欄に「コマンドプロンプト」の表示がありますので、
「右クリック」→「管理者として実行」を選択します。
4.「ユーザーアカウント制御」画面が表示された場合は、内容をご確認いただき、
[はい]ボタンをクリックします。
5.「コマンドプロンプト」画面が表示されます。以下の文字列を入力します。
例:確認されたいドライブがCの場合
fsutil fsinfo sectorinfo C: |
と入力後、エンターキーを押下します。
6.表示される結果より、「PhysicalBytesPerSectorForAtomicity」がマイクロソフト社で発表されている4096を上回っている(下図のイ)かどうか確認します。
(ア)4096を下回っている例
(イ)4096を上回っている例
こちらが4096を上回っている場合(上図(イ)の場合)は、現在マイクロソフト社から発表されている通り
SQLserverのインストールに失敗する可能性があります。
上記条件に該当した場合、マイクロソフト社より対処方法が提示されております。
以下のURLより確認できます。
(参考:Microsoft トラブルシューティングより)
https://docs.microsoft.com/ja-jp/troubleshoot/sql/admin/troubleshoot-os-4kb-disk-sector-size
※上記ページの内容についてご不明点がある場合は、マイクロソフト社にお問合せくださいますようお願い申し上げます。