令和3年度の事業所得が黒字で、令和2年以前から繰り越された損失金がある場合、損失金を相殺することができます。翌年度へ繰り越せる事業所得の損失金がない場合、令和3年は「損失申告用申告書(第四表)」の作成が不要となります。
令和2年以前から繰り越された損失金は、「申告書B」の「本年中に差し引く繰越損失額」に入力してください。
A:事前準備
ご利用の会計製品より事業収入や事業所得を出力し、「みんなの確定申告」に取り込むことができます。
1.会計王またはみんなの青色申告の「決算」-「青色申告決算書」より画面左下の[確定申告データ出力]ボタンをクリックします。
その後表示されるメッセージは[OK]ボタンをクリックします。
2.「決算」-「青色申告決算書」を[キャンセル]ボタンで終了し、「決算」-「所得税確定申告」を選択しますと、「みんなの確定申告」が開きます。
3.【B:操作手順】へお進みください。
B:操作手順
1.「導入」→「申告者設定」画面を開きます。
2.画面右の「申告種類」より「第四表(損失申告)あり」のチェックをはずし[登録]ボタンをクリックします。
3.下記メッセージが表示されますのでそれぞれ[はい]ボタンをクリックします。
4. 「申告書」-「申告書B(第一表、第二表)」が自動的に開きます。
5.画面中央上の[データ取込]ボタンをクリックしますと、事業および不動産の収入金額と所得金額が「みんなの確定申告」に取り込まれます。
6. ア欄に事業収入(例では33,082,400円)が、1欄には事業所得(例では1,406,973円)が表示されていることをご確認いただき、収入金額等-事業-営業等のア欄の金額欄をダブルクリックします。
7.「収入金額および所得金額:各種所得の計算」が開きますので画面右下の[次へ]ボタンをクリックします。
8.「繰越控除額」⑫列の金額欄に令和2年以前から繰り越された損失金額(例では500,000)を入力し、画面右下の[登録]ボタンをクリックします。
9.画面右下59欄に令和2年以前から繰り越された損失金額(例では500,000)が表示されたことをご確認ください。
10.引き続き、申告書第一表にて「所得から差し引かれる金額」(13~29欄)について該当する項目の入力を行い、「申告書B(第一表、第二表)」を作成してください。