令和３年の所得の計算上生じた事業所得、不動産所得、総合譲渡所得、山林所得の損失については、翌年以後３年にわたり繰り越すことができます。
令和２年から繰り越された、事業所得、不動産所得、総合譲渡所得、山林所得の損失がある場合、合算した損失額を繰り越すことができます。
この場合、「損失申告用申告書（第四表）」を作成します。
Ａ：事前準備
ご利用の会計製品より事業収入や事業所得を出力し、「みんなの確定申告」に取り込むことができます。
１．会計王またはみんなの青色申告の「決算」－「青色申告決算書」より画面左下の［確定申告データ出力］ボタンをクリックします。その後表示されるメッセージは［ＯＫ］ボタンをクリックします。
２．「決算」－「青色申告決算書」を［キャンセル］ボタンで終了し、「決算」－「所得税確定申告」をクリックし、「みんなの確定申告」を開きます。
３．【Ｂ：操作手順】へお進みください。
Ｂ：操作手順
１．「導入」－「申告者設定」を開きます。
２．画面右の「申告種類」より「第四表（損失申告）あり」を選択します。
３．下のメッセージが表示されますので、［ＯＫ］ボタンをクリックします。
４．画面右下の［登録］ボタンをクリックします。
５．下のメッセージが表示されます。いずれも［はい］ボタンをクリックします。
６．「申告書」－「申告書Ｂ（第一表）」が自動的に開きます。
画面中央上の［データ取込］ボタンをクリックしますと、事業および不動産の収入と所得が［みんなの確定申告］の申告書Ｂに取り込まれます。
７．ア欄に事業収入（例では33,082,400円）が、１欄には事業所得（例では△1,406,973円）が表示されていることを確認します。
８．その他、申告書第一表にて「所得から差し引かれる金額」（13～28欄）について該当する項目の入力をします。
９．第一表を終了します。下記メッセージは［このまま終了する］ボタンをクリックしてください。
１０．「申告書」－「損失申告用申告書（第四表）」を開きます。
１１．画面下の「２ 損益の通算」の「Ａ 経常所得」の「Ａ 通算前」と同額を「Ｂ 第１次通算後」～「Ｅ 損失額又は所得金額」欄に手入力します。
※画面下「損失額又は所得金額の合計額」欄の金額をメモに控えておきます。
１２．画面中央上の［次画面］ボタンをクリックします。
１３．画面最上部にあります「青色申告者の損失の金額」欄に手順１１でメモに控えていただきました「損失額又は所得金額の合計額」欄の金額を、先頭にマイナスを付与し、手入力します。
１４．［４ 繰越損失を差し引く計算］の［Ａ 前年分までに引ききれなかった損失額］欄に令和２年の損失額を記載してください。
