MA1では輸入仕入取引用の税区分(コード:51~68)がございます。
※輸入仕入取引時の仕訳の詳細については加入されている商工会にお尋ねくださいますようお願いいたします。
<操作手順>
1.輸入仕入取引が発生しましたら伝票入力を行います。この際、税区分を「51:輸入仕入(課税売上)本体」で登録します。
例:海外より本体価額1,000,000円の商品を輸入仕入し、その料金を現金で支払った。
2.輸入貨物引き取りにかかる消費税の伝票を入力する際は、勘定科目「仮払消費税」を利用し、輸入仕入用の税区分を設定します。
例:輸入貨物引き取りにかかる消費税100,000円(内訳:国税分 78,000円 地方税分 22,000円)を現金で支払った。
<税抜経理の場合>
<税込経理の場合>
会計期間内の輸入仕入取引については、上記の方法で伝票入力を行います。
※原則課税を選択している場合のみ、消費税申告書の作成時に輸入消費税に関する集計が行われます。
3.「消費税」→「消費税申告書作成」より消費税申告書作成を行う際に、「輸入仕入(課税売上)国税」「輸入仕入地方税」の消費税が自動集計されます。
「消費税申告書作成」-[仕入]タブ
4.消費税の納税額が確定しましたら、輸入貨物引き取りにかかる消費税を含めて消費税科目の期末残高を0円にするために相殺仕訳を入力していただく必要があります。
(ア)税抜経理の場合
例:決算の結果、消費税の納付金額が1,500,000円と計算された。
なお、原則課税を選択しており、仮払消費税は4,800,000円、(内訳:通常消費税3,800,000円 輸入消費税 国税分780,000円 地方税分220,000円)、仮受消費税は6,400,000円であった。
上記仕訳を「帳簿」→「振替伝票入力」より入力してください。
(イ)税込経理の場合
例:決算の結果、消費税の納付金額が1,500,000円と計算された。
(原則課税を選択しており、輸入消費税80,000円(内訳 国税分63,000円 地方税分17,000円)は発生時に仕入科目で処理してあった。)
上記仕訳を「帳簿」→「振替伝票入力」より入力してください。
※上記仕訳は借方・貸方金額が同額のため、「帳簿」-「簡易振替伝票入力」からも入力ができます。
※「輸入貨物引き取りにかかる消費税」についての経理処理について、具体的な仕訳または使用科目につきましては加入されている商工会へ必ずご確認ください。