在庫管理を行うよう設定すると、商品ごとに売上伝票を作成することで在庫数が減少し、仕入伝票を作成することで在庫数が増加して、商品ごとの在庫管理を行います。
在庫一覧表にて、商品ごとの在庫数を集計することができます。指定した日から過去一カ月の在庫状況が表示できます。
<操作方法>
A.在庫管理を行うよう設定します
商品ごとの在庫管理を行う場合は、「自社情報設定」にて『在庫管理する』を選択している必要があります。
1.ダイレクトメニューの「導入」-「自社情報設定」を開き、[次へ(N)]ボタンを2回クリックします。
2.「在庫管理」-「在庫管理選択」をクリックして、右の選択肢から『①在庫管理する』を選び、画面下の[完了(F12)]ボタンをクリックしてください。
B.商品登録で在庫情報を入力します
例として、これから在庫管理を行う商品の在庫数が100個あるという在庫情報を入力します。
1.ダイレクトメニューの「台帳」-「商品登録」を開きます。
2.画面左上の「商品コード(C)」の[▼]ボタンをクリックすると「商品の検索:絞込み:」画面が表示されますので、在庫管理を行う商品をダブルクリックして呼び出します。
3.「在庫」タブをクリックして、在庫情報を入力します。
(ア)画面左の「この商品の在庫管理を行う」にチェックをつけます。
(イ)「在庫評価法」を設定します。『標準原価』、『最終仕入原価』、『月別総平均』から選択できます。
(ウ)画面右下の「繰越基準日」に日付を入力します。初めて入力する伝票の日付よりも過去の日付を入力してください。例えば、6/1から伝票を入力する場合は5/31を入力します。
「基準日原単価」と「繰越数」には「繰越基準日」時点の数値を入力します。
(エ)画面左上の[登録]ボタンをクリックして登録します。
C.売上伝票を作成すると在庫数が減少します
例として、『商品を30台売上した』という売上伝票を作成します。
1.ダイレクトメニューの「販売業務」-「売上入力」を開きます。
2.「伝票日付」、「得意先」、「商品」など必要な内容を入力して、売上伝票を作成します。
3.商品別の在庫数を集計します。ダイレクトメニューの「在庫管理」-「在庫一覧表」を開きます。
4.「在庫一覧表 条件指定」画面が表示されます。
(ア)「集計単位」を選択します。商品別の一覧表を集計する場合は、『商品別』を選択します。
(イ)「表示基準日」に日付を指定します。ここで指定した日付から過去一ヶ月の在庫状況が表示されます。
(ウ)「表示対象」を選択します。自社内の在庫を集計する場合は、『自社内在庫』を選択します。
(エ)この他、必要な検索条件を指定して、画面下の[開始]ボタンをクリックします。
5.「在庫一覧表」に在庫状況が集計されます。
売上した数量は「払出数量」に集計されます。
「繰越数量」:100-「払出数量」:30=「残高数量」:70という、在庫状況が集計されます。
D.仕入伝票を作成すると在庫が増加します
例として、『商品を50台仕入した』という仕入伝票を作成します。
1.ダイレクトメニューの「仕入業務」-「仕入入力」を開きます。
2.「伝票日付」、「仕入先」、「商品」など必要な内容を入力して、仕入伝票を作成します。
3.商品別の在庫数を集計します。ダイレクトメニューの「在庫管理」-「在庫一覧表」を開きます。
4.「在庫一覧表 条件指定」画面が表示されます。
(ア)「集計単位」を選択します。商品別の一覧表を集計する場合は、『商品別』を選択します。
(イ)「表示基準日」に日付を指定します。ここで指定した日付から過去一ヶ月の在庫状況が表示されます。
(ウ)「表示対象」を選択します。自社内の在庫を集計する場合は、『自社内在庫』を選択します。
(エ)この他、必要な検索条件を指定して、画面下の[開始]ボタンをクリックします。
5.「在庫一覧表」に在庫状況が集計されます。
仕入した数量は、受入数量に集計されます。
「繰越数量」:100+「受入数量」:50=「残高数量」:150という、在庫状況が集計されます。