年度更新を行うことにより、データを年度ごとに分けることができます。
その際に、年度更新後のデータから過去の伝票を一括で削除することで、伝票番号1番からが空き番号となった場合、新年度データの伝票番号を1番から管理し始めることも可能です。
以下の手順をご参照ください。
※ここでの処理の後に、更新したデータを元に戻したり、削除したデータを復活させたりすることはできません。処理の前に、必ずデータバックアップを行ってください。
※「仕入管理」タブ、「在庫管理」タブがあるのは販売王 販売・仕入・在庫だけとなります。
A.年度更新
販売王のデータを年度ごとに分けて使用される場合、年度更新を行います。
こちらでは期間を入力しますが、販売王は厳密に会計期間をもって処理をするソフトではありませんので、こちらに入力する期間はあくまでも目安として捉えてください。
<操作方法>
1.ダイレクトメニューの「ファイル」-「データ更新」を開きます。
2.「年度更新」タブを選択した状態で、「□年度更新を行う(K)」にチェックを入れ、「自社の会計期間」に新しい年度の会計期間を入力し、[開始(F12)]ボタンをクリックします。
※「□年度更新を行う」にチェックを入れた状態では、他のタブの内容にマスクが掛かります。「販売管理」タブ等の処理を行う場合は、「年度更新」タブの「□年度更新を行う(K)」のチェックは外してください。
3.年度更新の確認画面が表示されます。
(ア)データ名:既存のデータ名の後ろにXXXX年度と表記されます。
(イ)データベース名:上書きしないよう自動的にSPRXXDBXXと付番されます。
(ウ)データ作成先:初期値ではC:\ProgramData\Sorimachi\sprXX(販売王はsalXX)が指定されています(XXはお使いの製品のバージョンです)。
(エ)備考:このデータに関して、処理した日付と内容が自動的に記載されます。
内容に問題がなければ、[開始(F12)]ボタンをクリックすると次年度更新処理が開始されます。
上記操作で、新年度のデータに切り替わります。続けて以下の操作をお試しください。
B.販売管理
「販売管理」タブで必要の無くなった売上伝票・入金伝票などを一括で削除します。
<操作方法>
1.ダイレクトメニューの「ファイル」-「データ更新」を開きます。
2.「販売管理」タブを選択した状態で、売上伝票・入金伝票を削除する場合は、「□販売管理側の伝票の削除を行う(D)」にチェックを入れ、削除したい伝票の期間を指定します。
他にも見積伝票、受注伝票の削除を行いたい場合は、それぞれにチェックを入れ、日付の指定を行います。
※例えば「XXXX年12月度までの伝票を削除する。」とした場合、XXXX年12月度までの請求締切処理がされている必要があります。上記のように指定しているにも関わらず、請求締切処理が11月度までしかされていない場合、削除されるのは11月度までの伝票になります。
※一度も請求締切処理を行ったことがない得意先の伝票は削除されません。
※在庫管理をしている場合は、伝票を削除する前に、必ず棚卸調整を行ってください。
3.設定が完了したら、[開始(F12)]ボタンをクリックします。表示されたメッセージの内容をよくお読みいただき、よろしければ[はい(Y)]ボタンをクリックします。
※販売王をお使いのお客様は、以下の操作C・Dは行わず、操作Eをお試しください。
※販売王 販売・仕入・在庫をお使いで、仕入管理や在庫管理をされているお客様は、続けて以下の操作C・Dを行ってください。
C.仕入管理
「仕入管理」タブで必要の無くなった仕入伝票・支払伝票などを一括で削除します。
<操作方法>
1.ダイレクトメニューの「ファイル」-「データ更新」を開きます。
2.「仕入管理」タブを選択した状態で、仕入伝票・支払伝票を削除する場合は、「□仕入管理側の伝票の削除を行う(A)」にチェックを入れ、削除したい伝票の期間を指定します。
他にも発注伝票の削除を行いたい場合は、それぞれにチェックを入れ、日付の指定を行います。
※例えば「XXXX年12月度までの伝票を削除する。」とした場合、XXXX年12月度までの支払締切処理がされている必要があります。上記のように指定しているにも関わらず、支払締切処理が11月度までしかされていない場合、削除されるのは11月度までの伝票になります。
※一度も支払締切処理を行ったことがない仕入先の伝票は削除されません。
※在庫管理をしている場合は、伝票を削除する前に、必ず棚卸調整を行ってください。
3.設定が完了したら、[開始(F12)]ボタンをクリックします。表示されたメッセージの内容をよくお読みいただき、よろしければ[はい(Y)]ボタンをクリックします。
D.在庫管理
「在庫管理」タブで必要の無くなった在庫振替伝票・組立伝票や棚卸情報を一括で削除します。
<操作方法>
1.ダイレクトメニューの「ファイル」-「データ更新」を開きます。
2.「在庫管理」タブを選択した状態で、「□在庫管理側の伝票や棚卸情報の削除を行う(J)」にチェックを入れ、削除したい伝票の期間を指定します。
※一度も棚卸処理を行ったことがない商品の伝票は削除されません。
3.設定が完了したら、[開始(F12)]ボタンをクリックします。表示されたメッセージの内容をよくお読みいただき、よろしければ[はい(Y)]ボタンをクリックします。
上記の操作B~Dが完了しましたら、続けて以下操作Eをお試しください。
E.伝票番号1番から管理を始める
上記の操作B~Dを行い、過去の伝票が削除されて伝票番号1番からが空き番号となった場合、新年度データの伝票番号を1番から管理し始めることが可能です。伝票番号1番から連番で入力をするためには、以下の設定が必要になりますので、お試しください。
<操作方法>
1.ダイレクトメニュー「販売業務」-「売上入力」を開きます。
2.売上入力の画面が表示されましたら、キーボードの「Shift」キーを押しながら画面右上の [機能(F11)]ボタンをクリックします。
3.「機能設定」の画面が表示されますので、「自動付与方法」の「伝票番号(N)」欄に「最新登録番号+1」を設定し、画面右上の[設定(F12)]ボタンをクリックします。
4.「売上入力」の画面に戻りますので、初回の伝票のみ手動で番号を指定します。「伝票番号(S)」に『1』を入力して、Enterキーを押します。
※「入力中の内容を複写して新しい伝票を作成しますか?」が表示されましたら、
[はい]をクリックします。
5.得意先や商品など伝票の明細を入力していただき、画面左上の[登録(F2)]ボタンをクリックします。
伝票番号1番の登録が完了すると、新規伝票入力画面が表示され、自動的に付番された番号が『2』と表示されます。
※上記設定を行った場合、いずれはすでに登録済みの伝票番号と重複する場合があります。
例)すでに伝票番号「100」が使用されていて、「99」の伝票を登録した場合、
伝票番号は自動的に「101」とならず、空欄で表示されます。
この場合は、空いている番号を手入力してください。