売上伝票を入力しても、集計画面で金額が反映されない場合は、集計されない画面によって、原因が異なります。お手数ですが、下表の「金額が反映されない画面」に合わせて、A~Cの内容をご確認ください。
A.売掛基準日以前に売上伝票がある
販売王で「売掛基準日」とは、得意先の売掛金を管理するにあたって基準となる重要な項目です。
得意先に設定した「売掛基準日」の日付の翌日以降の売上伝票が、売掛金として管理されます。そのため、「売掛基準日」以前の日付で売上伝票を入力されている場合は、集計画面(請求締切、得意先元帳、売掛一覧)に売掛金が反映しません。売掛金を正しく管理するためには、該当の得意先で入力される一番古い売上伝票日付よりも、過去の日付を「売掛基準日」に指定する必要がございます。
基準日以前に売上伝票があるか確認するためには、以下の操作方法をお試しください。
<操作方法>
1.ダイレクトメニュー「台帳」-「得意先登録」を開きます。
2.画面左上の「得意先コード(T)」を指定して、該当の得意先を画面上に呼び出し、「販売/回収」タブを開きます。
3.画面右側に表示される「売掛基準日(B)」の日付を、メモにお控えください。
4.「売掛基準日」の確認が完了しましたら、画面右上の[終了(F12)]ボタンをクリックします。
5.ダイレクトメニュー「販売業務」-「売上入力」を開き、画面上の[検索(F7)]ボタンをクリックします。
6.伝票検索の画面が表示されますので、「得意先(T)」に該当の得意先コードを指定し、画面右側の[検索(F7)]ボタンをクリックします。
7.画面下部に、該当の得意先の売上伝票が伝票日付順で表示されます。画面右側のスクロールバーが一番上にある状態にしていただきますと、該当の得意先で作成した最古の売上伝票が一番上に表示されますので、得意先の「売掛基準日」以前の売上伝票がないかご確認ください。
上記操作をご確認いただき、「売掛基準日」より前の日付で売上伝票が作成されている場合は、以下どちらかの内容を変更していただく必要がございます。
・作成された売上伝票の伝票日付を、「売掛基準日」よりも後の伝票日付に変更する
・売上伝票の伝票日付よりも前の日付に、「売掛基準日」を変更する
※「売掛基準日」を変更する場合、「売掛基準日」は、該当の得意先で伝票が1枚でも登録されている状態ですと変更できない仕様です。該当の得意先で入力されている伝票をすべて削除していただいた後に、「売掛基準日」を修正していただき、再度削除した伝票を入力し直していただく必要がございます。
B.小売伝票として登録されている
売上伝票の伝票区分には、「小売」と「掛売」の2種類存在します。
「小売」とは、売上と同時に入金される取引のことをいい、売上金額には反映しますが、売掛金額には反映しない伝票となるため、売掛金を集計する画面(請求締切、売掛一覧)に金額は反映されません。
「掛売」とは、売掛金が発生する取引のことを言い、売掛金を集計する画面に金額が反映されます。
誤って、小売伝票として登録してしまった場合は、登録済みの伝票の「伝票区分」は変更することができかねますので、こちらの操作を行い、該当の伝票を掛売伝票として、作成しなおしてください。
C.随時請求得意先から締日請求得意先に変更した
随時請求得意先から締日請求得意先へ変更した際に、随時請求得意先で作成した頃の売上伝票の請求予定日を修正せず、請求締めグループ変更前(随時請求)の請求予定日の状態になっている場合、集計画面(請求締切、得意先元帳)に売掛金額が反映されません。
こちらの操作に従って、随時請求得意先の頃に作成済みの売上伝票の請求予定日を、請求締めグループ変更後の請求予定日に修正してください。