令和6年の所得の計算上生じた事業所得、不動産所得、総合譲渡所得、山林所得の損失については、翌年以後3年にわたり繰り越すことができます。
令和5年から繰り越された損失を令和6年の所得と相殺(以後:通算)し、令和7年に繰り越す場合は、「損失申告用申告書(第四表)」を作成します。
A:事前準備
ご利用の会計製品(会計王・みんなの青色申告・会計王PRO・農業簿記)で作成した事業所得や不動産所得等の収入および所得金額をみんなの確定申告クラウドへ取り込みます。
<操作手順>
1.ご利用の会計製品を起動し、連携したいデータを選択します。
2.「所得税確定申告」メニューを開きます。
■会計王・みんなの青色申告シリーズの場合■
「決算」→「所得税確定申告書作成」をクリックします。
■農業簿記の場合■
「申告」→「決算書」→「所得税確定申告」をクリックします。
3.「みんなの確定申告クラウド-ログイン」画面が表示された場合は、製品のシリアルナンバーが入力されていることを確認し、ソリマチ安心データバンクのパスワードを入力し、[ログイン]ボタンをクリックします。
ソリマチ安心データバンクのパスワードがご不明の場合は、[※パスワードを忘れた方はこちら]をクリックし、パスワードをご確認ください。
※下の画面が表示された場合は、ご利用の会計製品の「ユーザー登録」を行っていただく必要があります。
「ユーザー登録はこちら」をクリックしていただき、ユーザー登録をお願いします。
4.「所得税確定申告書作成」画面が表示される場合があります。
連携したいデータの氏名が表示されている場合は、その氏名を選択し、[連携開始]ボタンをクリックします。
連携したいデータの氏名が表示されていない場合は、<新規追加>を選択し、[連携開始]ボタンをクリックします。
5.下記のメッセージが表示された場合は、[はい]ボタンをクリックします。
6.下記のメッセージが表示されますので、[OK]ボタンをクリックします。
以上でみんなの確定申告クラウドに事業所得や不動産所得等の収入および所得金額の取り込みが完了です。
7.【B:操作手順】へお進みください。
B:操作手順
1. 「申告書」-「第一表・第二表」を開きます。
2. 収入金額等の営業等欄に事業収入(例では33,082,400円)が、所得金額等の営業等欄には事業所得(例では1,406,973円)が表示されていることを確認します。
3.「第一表、第二表」画面上の[第四表(損失)・一面]をクリックします。
4.画面左上の[第ニ面]ボタンをクリックします。
5.[4.繰越損失を差し引く計算]の赤枠内で通算を行います。
【例】令和3年から繰り越された損失額(300,000円・青色申告・山林以外の所得の損失)を入力する場合
(ア)「R03年(3年前)」の「損失の種類」欄にて、「□3年前が青色の場合」にチェックを付けます。
(イ)「☑3年前が青色の場合」の「山林以外の所得の損失」-「前年分までに引ききれなかった損失額」欄に繰り越された損失額(例の場合は300,000円)を入力します。
6.同様に、令和4年/令和5年から繰り越された損失額をそれぞれの年度の[山林以外の所得の損失]-[前年分までに引ききれなかった損失額]欄に入力します。
7.画面左上の[再計算]をクリックします。
8.[翌年分以後に繰越して差引かれる損失額]に表示されている金額が令和7年に繰越される金額となります。
9.画面左上の[登録]ボタンをクリックします。
10.「第四表(損失)・一面」画面 に戻りますので、画面左上の[登録]ボタンをクリックします。
11.トップメニューに戻りますので、改めて、「申告書」-「第一表・第二表」を開きます。
画面右下本年分で差し引く繰越損失額欄に令和5年以前から繰り越された損失金額(例では1,406,973)が表示されたことをご確認ください。
12.引き続き、申告書第一表にて「所得から差し引かれる金額」欄について該当する項目の入力を行い、「申告書(第一表、第二表)」を作成してください。