退職手当等を有する配偶者・扶養親族がいる場合の、令和6年分給与支払報告書の摘要欄の表示方法が、紙の提出と光ディスクの提出で異なる部分があります。
以下のメッセージが表示された場合は、お手数ですが操作手順に沿って摘要欄の修正後、再度出力を行ってください。
A.「年調データ入力」画面より源泉徴収票の摘要欄を修正します。
<操作手順>
1.表示されたメッセージの[OK]ボタンをクリックします。
2.別途メモ帳にて該当会社名、該当社員が表示されますので、メモ帳を最小化します。
3.「源泉徴収票」画面は画面右上の[終了]ボタンをクリックします。
4.給与支払報告書の摘要欄の修正を行います。
5.「年調」→「年調データ入力」画面をクリックします。
6.「年調データ入力検索」画面は該当条件等指定していただき[開始]ボタンをクリックします。
7.年調データ入力画面が表示されます。画面左側より2番で表示された社員をクリックします。
※最小化をしたメモ帳にて確認も可能です。
<ケース1>
加藤 達哉さんの奥様(加藤 まゆさん)が退職手当を有する配偶者に該当した場合
8.画面上部「扶養申告書」タブをクリックします。
9.画面右下の「住民税に関する事項(退職手当等を有する配偶者・扶養親族)」欄に該当者が表示されているかご確認下さい。
登録されていない場合は、以下の操作で登録をお願いいたします。
(ア)画面右下[変更]ボタンをクリックします。
(イ)「退職手当等を有する配偶者・扶養親族選択」画面が表示されますので「選択」の欄をクリックしてチェックマークを入れて[設定]ボタンをクリックします。
10.画面右下に該当者が表示されますので内容をご確認頂き、「年調計算」タブをクリックします。
11.画面下の摘要欄をご確認頂き、摘要欄の表示を電子申告用に変更します。
※摘要欄に退職手当情報が反映されていない場合は、摘要取込を行っていただくか、直接以下のように手入力をお願いいたします。
摘要取込を行う場合は、以下の操作を行ってください。
(ア)画面上部「取込」→「摘要取込」をクリックします。
(イ)「取込対象選択」画面が表示されましたら、「選択中の社員」をクリックして、「定額減税・扶養情報取込」にチェックマークを入れ、[取込]ボタンをクリックします。
(ウ)退職手当等を有する配偶者が源泉徴収票の摘要欄に取込されます。
取込される内容は以下になります。
※定額減税の摘要情報については省略しております。
※既に源泉徴収票の摘要欄に入力された内容は上書きとなります。お手数ですが再度ご入力をお願いいたします。
12.「給与支払報告書」を光ディスクにて提出する場合に摘要欄に表示されている内容を以下のように修正をお願いいたします。
参考: 総務省:(給与支払報告書を光ディスク又は磁気ディスクにより調製する場合のレコード内容等)
紙での提出の場合 | 光ディスクにて提出する場合 | |
1 | 氏名の前に(退)と記載 | 氏名の前に(退)と記載 |
2 | 配偶者である場合は「配偶者」又は扶養親族である場合は「扶養親族」 | 配偶者である場合は「退配」又は扶養親族である場合は「退扶」 |
3 | 生年月日 | 生年月日(「元号」については、明治「1」、大正「2」、昭和「3」、平成「4」、令和「5」を記録) |
4 | 住所 | 住所(同居の場合には「同」、別居の場合には「別」を記載する。) |
5 | 障害者又は特別障害者である場合にはその旨 | 障害者である場合は「普」又は特別障害者である場合は「特」 |
6 | 国外に居住する非居住者である場合にはその旨(国外に居住する非居住者であり、次の(イ)から(ニ)までのいずれかに該当する控除対象扶養親族である場合にはその旨を含む。)(*) | 配偶者が非居住者である場合又は扶養親族が30歳未満又は70歳以上の非居住者である場合は「1」、(中略)留学生である場合は「2」、(中略)障害者である場合は「3」、(中略)38万円以上受けている者である場合は「4」(中略)国内居住者である場合は「0」 |
7 | 納税者が寡婦又はひとり親である場合(退職手当等の支払を受ける扶養親族がいる場合に限る。)にはその旨 | 納税者が寡婦又はひとり親に該当しない場合は「0」、寡婦(退職手当等の支払を受ける扶養親族がいる場合に限る。)に該当する場合は「1」(中略)ひとり親(退職手当等の支払を受ける扶養親族がいる場合に限る。)に該当する場合は「2」 |
(*)国税庁の「給与所得の源泉徴収票等の法定調書の作成と提出の手引」では、次のとおり記載することとされています。
・居住者:空欄(源泉徴収票をe-Tax 等で税務署へ提出する場合は、「00」と記録してください。)
・非居住者(30 歳未満又は70 歳以上):「01」
・非居住者(30 歳以上70 歳未満、留学生):「02」
・非居住者(30 歳以上70 歳未満、障害者):「03」
・非居住者(30 歳以上70 歳未満、38 万円以上送金):「04」
上記例に当てはめて内容の修正を行います。
摘要取込をした内容 | 光ディスクに修正した内容 | |
1 | (退)加藤 まゆ | (退)加藤 まゆ |
2 | 配偶者 | 退配 |
3 | S.32/07/07 | 3320707 |
4 |
千葉県市川市相之川10-9-8 (同居の場合) |
千葉県市川市相之川10-9-8同 |
5 | (障害無し) | |
6 | (国内居住者) | 0 |
7 | (寡婦、ひとり親どちらでもない) | 0 |
※ 各項目間にスペース等の区切り文字は不要です。半角文字で入力しても出力の際に全角に変更されます。
<ケース2>
中村 政弘さんの娘さん(中村 ちひろさん)が退職手当を有する扶養親族に該当した場合
※定額減税の摘要情報については省略しております。
摘要取込をした内容 | 光ディスク等に修正した内容 | |
1 | (退)中村 ちひろ | (退)中村 ちひろ |
2 | 扶養親族 | 退扶 |
3 | H14/06/10 | 4140610 |
4 |
神奈川県川崎市川崎区浅田2-99-88 (同居の場合) |
神奈川県川崎市川崎区浅田2-99-88同
|
5 | 特別障害者 | 特 |
6 | 01(30歳未満又は70歳以上の非居住者である場合) | 1 |
7 | (寡婦、ひとり親どちらでもない) | 0 |
※ 各項目間にスペース等の区切り文字は不要です。半角文字で入力しても出力の際に全角に変更されます。
13.源泉徴収票の摘要欄の修正が終わりましたら、画面右上の[終了]ボタンをクリックします。
B.再度源泉徴収票画面より光ディスク用にテキスト出力します。
1.「年調」→「源泉徴収票」を開きます。
2.[機能]ボタン→「テキスト出力形式設定」をクリックします。
3.「源泉徴収票テキスト出力形式設定」画面が表示されますので、出力形式の「パターン2(K)」をクリックします。
4.[設定]ボタンをクリックします。
5.画面が源泉徴収票画面に戻ります。
6.画面右上の[テキスト]ボタンをクリックします。
7.出力形式は以下のように設定してください。
(ア)形式・・・「可変長」
(イ)区切り文字・・・「カンマ」
(ウ)項目の引用符・・・「なし」
8.出力項目は任意で項目を選択することが可能です。「任意項目」を選択し、[出力項目選択]ボタンをクリックして項目を選択します。
9.出力先は「ファイル」を選択します。
10.[参照]ボタンをクリックして出力先を指定し[実行]ボタンをクリックします。
※安心データバンクにもテキストファイルを出力する場合は、[テキストファイルを「ソリマチ安心データバンク」にも保存する]にチェックマークを入れます。
11.テキスト出力の処理が行われ画面が閉じます。
光ディスク等にコピーしていただき提出をお願いいたします。