データベースエンジン(SQLServer)を、手動でインストールする方法についてご案内いたします。
なお、SQL Server 2022は以下の制限がありますのでご注意ください。
・Windows 10以降のOSでインストール可能です。
・64bit OSのみインストールできます。
・販売王24以降の製品から、こちらのデータベースエンジンに対応しています。
・インストール前にWindows Updateが完了しているか、ご確認の上インストールを行ってください。
<操作手順>
1.マイクロソフトのホームページ上から、「SQL Server 2022 Express」をダウンロードします。
(ア)次のURLをクリックします(2024年11月11日現在)。
https://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=104781
(イ)表示されたページから、「ダウンロード」をクリックします。
(ウ)ダウンロードしたファイル「SQL2022-SSEI-Expr.exe」が表示されますので、「ファイルを開く」をクリックします(PCの環境によっては、「.exe」が表示されない場合があります)。
※以下の画像はMicrosoft Edgeの場合です。お使いのブラウザソフトにより、画面表示が異なります。
2. ダウンロードしたファイルより、インストールを行います。
(ア)「ユーザーアカウント制御」画面が表示されますので、「はい」をクリックします。
(イ)下記画面が表示されましたら、「カスタム」をクリックします。
(ウ)「言語の選択」は『日本語』であることを確認し、空き容量に問題がないことを確認して、「インストール」をクリックします。
※空き容量が不足している場合は、「参照」から十分な空き容量のある保存先を指定してください。
(エ)インストールパッケージのダウンロードとインストール準備が始まりますので、そのまましばらくお待ちください。
3.「SQL Serverインストール センター」が表示されますので、「SQL Serverの新規スタンドアロン インストールを実行するか、既存のインストールに機能を追加」をクリックします。
4.「ライセンス条項」画面が表示されます。「ライセンス条項と次に同意します」にチェックマークを入れて、「次へ」をクリックします。
※「Microsoft Update」画面が表示されますが、こちらの画面はそのまま「次へ」をクリックします。
5.「インストール ルール」ではセットアップの実行中に発生する可能性がある潜在的な問題を特定するためのチェックを行います。
「状態」が『合格』であれば、そのまま「次へ」をクリックします。
※Windowsファイアウォールのみ『警告』が出ていますが、こちらはファイアウォールが有効なために出ている警告となりますので、無視して構いません。
※「状態」が『失敗』となっている場合は、文字をクリックして原因を特定して対処を行った後に、再度インストールをお試しください。
6.「SQL Server用 Azure 拡張機能」が表示されます。
【SQL Server用 Azure 拡張機能】のチェックマークを外して、「次へ」をクリックします。
7.「機能の選択」画面が表示されます。
以下の機能にチェックマークが入っている場合は、チェックマークを外して「次へ」をクリックします。
□Machine Learning Service および言語の拡張
□外部データ用PolyBaseクエリサービス
□LocalDB
8.「インスタンスの構成」画面が表示されますので、「名前付きインスタンス」に任意の名前を半角英数字で入力して「次へ」をクリックします(通常は『SORIMACHI2022』と入力します)。
※「インスタンスID」は「次へ」をクリックすると自動で「名前付きインスタンス」に入力した名前に変わりますので、入力不要です。
9. 「サーバーの構成」画面が表示されます。
(ア)「SQL Serverデータベースエンジン」のアカウント名をクリックし、「<参照…>」をクリックします。
(イ)「ユーザーまたはグループの選択」画面が表示されます。
「詳細設定」をクリックします。
(ウ)次に表示される「ユーザーまたはグループの選択」画面の「検索」をクリックします。
(エ)画面下「検索結果」より、「SYSTEM」を選択し、右上「OK」をクリックします。
(オ)「ユーザーまたはグループの選択」画面に戻ります。
「選択するオブジェクト名を入力してください」に「SYSTEM」と表示されますので「OK」をクリックします。
(カ)「SQL Serverデータベースエンジン」のアカウント名が「NT AUTHORITY\SYSTEM」に変更されたことを確認します。
(キ)表示されているすべてのサービスで「スタートアップの種類」を『自動』にしてから、「次へ」をクリックします。
※「自動」に変更できない箇所がある場合は、そのまま「手動」で次へ進みます。
10.「データベース エンジンの構成」画面が表示されますので、以下の設定を行ってください。
(ア)『○混合モード(SQL Server認証とWindows認証)』を選択し、「パスワードの入力」・「パスワードの確認入力」に任意の半角英数記号のパスワード(例:2022Pass_word等)を入力します。
※パスワードにはアンダーバー( _ )を含める事を推奨いたします。また、入力したパスワードは販売王の初回起動時に必要になる場合がありますのでメモ等に必ず控えておいてください。
入力が終わりましたら、「次へ」をクリックします。
11.インストールが始まりますので、そのままお待ちください。
12.「完了」画面が表示されましたら「閉じる」をクリックし、残っている手順3の画面も閉じます。
※コンピューターの再起動を要求された場合は、必ず再起動を行ってください。
13.SQLServerへの接続状況を安定させるために、SQLCheckを行います。
SQLCheckの詳しい操作はこちらをご参照ください。
14.SQLCheckが完了しましたら開いている画面を終了し、販売王を起動します。
※起動時に「オンラインアップデート」画面が表示される場合は、「はい」をクリックして案内に従ってインストールを行います。
15.初回起動時に以下のメッセージが表示された場合は「いいえ」をクリックします。
以下のメッセージが表示されない場合は、手順17へお進みください。
※「XXXXX」には製品名が記載されます。
16.「SQL Server の接続設定」画面で「パスワード」欄に手順10で設定したパスワードを入力し、「OK」をクリックします。
※「パスワード」欄が入力できない場合は、そのまま「OK」をクリックします。
手順15の画面が表示されますので「いいえ」をクリックし、手順16にて「パスワード」が入力できるようになるまで繰り返してください。
17.「導入方法確認」画面が表示されますので、「はい」か「いいえ」のどちらかをクリックします。
「はい」・・・すでにお持ちのバックアップファイルからデータを復元する場合や同じパソコンにインストールされている旧製品からコンバートされる場合に選択します。
引き続き、手順18へ進みます。
[いいえ]・・・新しくデータを作成される場合に選択します。引き続き、「らくらくエスコート」画面が表示されますので、画面の指示に従いデータを作成します。
※新しくデータを作成する詳しい操作手順はこちらをご参照ください。
18.データをバックアップから復元、もしくはデータをコンバートします。
【すでにお持ちのバックアップファイルからデータを復元する場合】
<操作手順>
(ア)「新規にデータベースを作成する。」を選択して、「OK」をクリックします。
(イ)ダイレクトメニューが表示されますので、「ファイル」-「データバックアップ/復元」よりデータ復元をお試しください。
バックアップの復元方法につきましては、こちらをクリックしてください。
【同じパソコンにインストールされている旧製品からコンバートされる場合】
<操作手順>
(ア)「データをコンバートする。」を選択して、「OK」をクリックします。
(イ)「コンバート元製品名」欄の[▼]ボタンをクリックして、コンバート元となる製品を選択し、「OK」をクリックします。
(ウ)確認画面が表示されますので、[OK]ボタンをクリックします。
※コンバート中はコンバート元製品を起動しないでください。
※コンバート元製品のダイレクトメニューの「ファイル」-「データ管理」画面にあるデータ全てがコンバートされます。
※データ量に応じてコンバート処理に時間がかかります。あらかじめご了承ください。
(エ)コンバート中は下図のような画面が表示されます。そのままお待ちください。
(オ)コンバートが完了しますとログイン画面が表示されます。
「データ名称」欄の右側にある[▼]ボタンをクリックして、コンバート元製品のデータが引き継がれていることをご確認ください。
また、「ユーザー名」等を入力して、[ログイン]ボタンをクリックすると製品が起動します。
※コンバートしたデータで起動する場合、初回起動時のみ以下の画面が表示されます。処理完了後に通常画面に戻ります。