毎月/回に控除される減税額(定額減税)の金額と、「年調」→「年調データ入力」画面にて
表示される「控除外額」の金額が異なっていることがあります。
<ポイント!>
所得税は、12月末時点での従業員の収入や家族の状況に基づいて決まります。
これは定額減税についても同じになります。
6月以降に支給された給与やボーナスに関する定額減税(月ごとの減税)の有無や金額は考慮せず、
必ず12月末の状況を基準にして、対象者の判定や定額減税の額を計算します。
そのため、毎月/回で引かれている減税額(定額減税)と、年末調整時の定額減税(控除外額)との間に差異が発生しても問題ございません。
<確認手順>
1.「年調」→「年調データ入力」画面をクリックします。
2.「年調データ入力検索」画面で該当条件等指定していただき[開始]ボタンをクリックします。
3.該当社員をクリックし、画面右下の「令和6年定額減税」欄を確認します。
①年調所得税額 |
年末調整の結果、年間の所得に基づいて計算された 所得税額 |
②年調減税額 |
12/31時点の扶養の情報から本人含む1人当たり:30,000円で計算された減税額 |
③年調減税控除後の年調所得税額 | ①年調所得税額-②年調減税額の数字 |
④年調年税額 | ③年調減税控除後の年調所得税額に復興特別所得税の率(102.1%)をかけて、100円未満を切捨てた額 |
⑤画面左側 源泉徴収 | 年間を通して月ごとに徴収している所得税 |
⑥差引超過額または不足額 |
④年調年税額-⑤源泉徴収の結果 徴収の場合:プラス 還付の場合:マイナス |
⑦控除外額 |
②年調減税額-①年調所得税額の結果 マイナスの場合:0(全額控除されている為) プラスの場合 :計算結果が控除外額として表示
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上記を「本多 寛子」さんに当てはめてご案内いたします。
「年調」→「年調データ入力」画面の「本多 寛子」さんの情報
⑤毎月/回の徴収している源泉徴収:31,392円
定額減税対象人数:1人(本人分)
①年調所得税額 :39,750
②年調減税額 :30,000(本人)
③年調減税控除後の年調所得税額:9,750(39,750-30,000)
④年調年税額 :9,900(9,750×102.1%=9,954.75・・100円未満切捨)
⑥差引超過額又は不足額:-21,492(9,900-31,392)
4.控除外額の金額を源泉徴収票の摘要欄に取込する場合は、以下の操作を行います。
5.画面上部[取込]→[摘要取込]をクリックします。
6.「取込対象選択」画面が表示されましたら、「定額減税・扶養情報取込」にチェックマークを入れ、[取込]ボタンをクリックします。
7.画面下の「源泉徴収票の摘要欄」に、定額減税の情報が取り込まれます。