2019年(令和元年)10月1日から、消費税の税率が10%に引き上げられ、
それに伴い、軽減税率制度が実施されます。
入力済みの2019年(令和元年)10月1日以降の仕訳伝票において税率を一括で変更する場合、「帳簿」→「振替伝票入力」の[仕訳置換]より行います。
例:会計期間2019年(平成31年)4月1日~2020年(令和2年)3月31日のデータにて、入力済みの10月1日以降の仕訳で設定されている消費税率を一括で「8%」から「10%」に置き換える場合
A.事前準備
1.「ファイル」→「データ同期」より現在選択中の会計データを格納します。
2.再度「ファイル」→「データ同期」より対象データを更新モードで取得します。
この際、下記のメッセージが表示されますので[はい]をクリックします。
3.帳簿設定を変更します。
(ア)「ファイル」→「環境設定」を開きます。
(イ)「帳簿設定」タブをクリックします。
(ウ)帳簿動作が「帳簿動作1」になっている場合は▼をクリックし、「帳簿動作2」を選択後、画面下の[設定]ボタンをクリックしてください。
※既に「帳簿動作2」を選択されている場合はこの処理は不要です。画面下の[キャンセル]ボタンより画面を終了してください。
B.操作手順
1.「帳簿」→「振替伝票入力」を開き、画面上の[検索・置換]ボタンをクリックして「仕訳置換」を選択します。
※各帳簿の「機能」にて、ファンクションキーの配列を「配列2」と設定している場合は、ファンクションキーの配列が下図と異なりますのでご了承ください。
2.「仕訳置換」画面にて、「伝票日付」欄に「2019/10/01」~「2020/03/31」(和暦表示の場合は「R.01/10/01」~「R.02/03/31」)を設定し、【置換前】の〔税率〕に[8%]を、【置換後】の〔税率〕に変更後の[10%]を設定し、[開始]ボタンをクリックします。
3.「仕訳置換」で指定した伝票日付が10月1日以降で、かつ【置換前】の条件(〔税率〕が[8%]〕に一致した仕訳伝票が表示されます。
4.確認画面の[この仕訳、及び以降の置換候補の伝票を全て一括で置換する]を選択します。
5.メッセージが表示されますので、[OK]ボタンをクリックします。
6.置換が完了すると下の画面が表示されますので、[OK]ボタンをクリックします。
7.以上の操作が完了しますと、入力済みの仕訳伝票の消費税率が「10%」に変更されます。
※置換後の仕訳伝票は「帳簿」→「簡易振替伝票入力」等でご確認ください。
※その他、「導入」→「取引摘要辞書登録」「振替伝票事例登録」「お決まり仕訳登録」に仕訳事例の登録がある場合は、同様に仕訳置換より税率の修正を行ってください。
8.「ファイル」→「環境設定」画面の「帳簿設定」タブを開き、帳簿動作を「帳簿動作1」に設定し、「設定」ボタンをクリックします。
※A-3にて帳簿動作を変更していない場合は、この処理は不要です。