青色申告決算書(または収支内訳書)を印刷したところ、以前とは印刷イメージが異なっている、という場合についてご案内いたします。
【例】
・金額にカンマ( , )が付いていない
・印刷される科目の名前が違っている
上記【例】のような変化は、異なる印刷様式に切り替わっているためです。
農業簿記(Ver.11.02.00)より、青色申告決算書(収支内訳書)の書式を、税務署提出用のOCR用紙の書式にそろえた「A4よこ帳票 モノクロ」に統一させていただきました。
そのため他の書式をご利用だった場合は、令和2年度以降のデータから自動的に書式が切り替わりますのでご了承ください。
<こんなときは>
A.金額にカンマ( , )が付いていない
「A4よこ帳票 モノクロ」は、税務署提出用のOCR用紙同様、金額にカンマ( , ) は付きません。
令和2年度からはそのままの様式でご利用ください。
B.印刷される科目の名前が違っている
青色申告決算書(または収支内訳書)には、あらかじめ科目名が記載されている欄(ア)と、記載されておらず申告者自身で科目名を記入できる欄(イ)があります。
(ア)の欄を独自の科目名に変更していた場合、「A4よこ帳票」は変更後の科目名で印刷できましたが、「A4よこ帳票 モノクロ」は税務署提出用であるため固定された本来の科目名で印刷されます。
(ア)の欄は、正式な勘定科目名称に戻し、独自の科目名は、(イ)の欄をご利用ください。
<勘定科目名称一覧>
<操作手順>
例:青色申告決算書(農業所得用)の経費科目「作業用衣料費」を、「旅費交通費」に変更していた場合
1.「初期」→「詳細」→「青色申告科目設定」を開きます。
2.画面左上の「農業」タブが選択されていることを確認します。
3.青色申告決算書(農業所得用)の経費は、(26)~(29)の欄を独自の科目として使用できます。
この画面上では、コード126~129がそれぞれ対応しておりますので、空いている欄をダブルクリックして科目名称を入力し、[設定]してください。
※コード126~129の中で空いている欄がない場合
税務署の書式に合わせているため、独自の科目を入力できる行数は固定されています。
126~129の中で現在使用していない科目を変更したり、複数の科目を1つの行にまとめられるよう科目名称を工夫したりすることで、ご対応ください。
4.もう一方の「旅費交通費」(コード118)をダブルクリックして、印刷した青色申告決算書を参考に、本来の科目名である「作業用衣料費」に変更します。
5.確認メッセージが表示されますので、[OK]ボタンをクリックします。
6.「青色申告科目設定」を閉じて、「初期」→「基本」→「勘定科目設定」を開きます。
7.分類を「経費」に変更し、旅費交通費の仕訳で使用した勘定科目を探します。
農業用申告科目の欄の「作業用衣料費」をクリックして、手順3で設定した「旅費交通費」を選びます。
8.「申告」→「決算書」→「青色申告決算書印刷」の[プレビュー]を開いて、科目名や金額が反映されているかご確認ください。