「家事関連費按分表」にて家事仕向の按分率を1つの勘定科目で複数設定したい場合は、補助科目欄を使用することで、補助ごとに按分率を設定することができます。
【例】
下記のような設定に現在なっているが、「動力光熱費」には、「電気代」「ガス代」「灯油代」があり、それぞれ異なる按分率に設定したい場合
※この作業を行う前に、必ず「データ管理」→「保存・復元」→「データ保存(バックアップ)」より、データのバックアップをお取りください。
<操作手順>
1.「初期」→「基本」→「勘定科目設定」を開きます。
2.左上の分類を「経費」にします。補助科目を設定したい勘定科目(例では「動力光熱費」)をクリックし、太枠で囲まれている状態で、画面右上にある[補助]ボタンをクリックします。
3.「補助科目設定」画面が開きましたら、画面右上の[新規]ボタンをクリックします。
4.補助科目を設定する画面が表示されます。内容を入力し、[設定]ボタンをクリックします。
5.既に勘定科目に仕訳が入力済の場合は、下記の確認メッセージが表示されます。[OK]をクリックします。
6.使用中勘定科目の補助科目設定画面が開きます。[開始]ボタンをクリックします。
※すでに仕訳で使用している科目に「補助科目」を設定した場合、その科目を使用している入力済みの伝票には“1つ目の補助科目”が自動的に設定されます。
7.補助科目設定画面に戻りますので、[新規]ボタンより必要な補助科目をすべて作成します。
作成が終わりましたら、[終了]ボタンで、補助科目設定、勘定科目設定を閉じます。
8.「日常」→「帳簿」→「元帳」画面にて入力済の伝票を見直します。
勘定科目を「動力光熱費」とし、補助欄は「指定なし」にします。
元帳科目補助欄がすべて“1つ目の補助科目”「電気代」となっています。
補助欄をクリックし、正しい補助科目をそれぞれ選択してください。
※「初期」→「詳細」→「仕訳辞書登録」・「お決まり仕訳登録」・「振替伝票事例登録」も必要に合わせてご確認をお願いします。
9.「決算」→「自動仕訳」→「家事関連費按分表」を開きます。
10.動力光熱費に補助科目が表示されます。「補助科目」をクリックし、右上の[修正]ボタンより按分率または金額を設定してください。
※対象の補助科目の仕訳に免税経過措置と経過措置以外の仕訳が混在している場合は、按分率のみ設定できます。
11.すべての補助科目の按分率の設定が終わりましたら、画面右上の[仕訳作成]ボタンをクリックすると、「家事仕向」を設定した勘定科目・補助科目に対し、仕訳作成が行えます。
12.確認画面が表示されますので、[OK]ボタンをクリックします。
13.仕訳作成が完了すると下のメッセージが表示されますので、[OK]ボタンをクリックします。
※なお、「家事関連費按分表」にて再度仕訳作成を行う際は、下記メッセージが表示されます。
[OK]ボタンをクリックすることで、作成済みの仕訳が自動的に削除され、改めて仕訳を作成し直します。