「消費税集計一覧表」は、勘定科目別の消費税の内訳を一覧できる集計表です。
指定された期間で、勘定科目ごとの仕訳の金額を集計し、消費税区分ごとに表示します。
<操作手順>
1.個人データの場合は「申告」→「消費税」→「消費税集計一覧表」を開きます。
法人データの場合は「決算」→「決算書等」→「消費税集計一覧表」を開きます。
※メニューが表示されていないときは、「利用設定」→「ダイレクトメニュー設定」を開きます。
表示されたメニュー一覧で、「消費税集計一覧表」にチェックが付いていないと非表示となります。
チェックを付けて「設定」ボタンをクリックしてください。
2.集計したい月、または何月~何月まで、期首月~決算月までなど集計したい範囲を指定します。
3.集計したい適用消費税率を選択します。「指定なし」の場合は、すべての消費税率の金額が集計されます。
4.「ゼロ非表示」「不課税表示」「従来形式で集計」のチェックを必要に応じて選択し、[集計]ボタンをクリックします。
・ゼロ非表示:金額がゼロの勘定科目を表示したくない場合はONにします。
・不課税表示:「売上・不課税」タブで、不課税欄を表示する場合はONにします。
・従来形式で集計:税込経理の場合に、消費税額の集計方法を変更できます。
ONにした場合:税抜金額と消費税額に分かれて集計されます。
OFFにした場合:税計算なし/税込で入力された仕訳のみ、消費税を分けずに各税区分の列に税込金額が集計されます。
5.下のように、勘定科目別の消費税の内訳をご確認いただけます。
(ア)[売上・不課税]タブ
課税売上・非課税売上・免税売上、不課税、消費税を確認できます。
課税売上・非課税売上・免税売上に返還がある勘定科目は2段で表示され、返還額はその2段目に表示されます。
不課税は「不課税表示」がONに場合のみ表示されます。
消費税は課税売上に対する消費税額が表示されます。
(イ)[仕入]タブ
課税売上仕入、非課税売上仕入、共通売上仕入、非課税仕入、消費税を確認できます。
課税売上仕入・非課税売上仕入・共通売上仕入に返還がある勘定科目は2段で表示され、返還額はその2段目に表示されます。
消費税は課税仕入に対する消費税額が表示されます。
仕入税額控除率が100%以外の仕訳が存在する科目は、下記のようにその内訳が表示されます。
控除率が100%のみの場合は、内訳は表示されません。
(ウ)[有価・貸倒]タブ
有価証券等譲渡、課税売上貸倒、非課税売上貸倒、免税売上の貸倒、消費税を確認できます。
消費税は課税売上貸倒に対する消費税額が表示されます。
※こんなときは
■不課税欄の金額がマイナスになっている
例えば、現金や普通預金などの勘定科目において不課税欄がマイナスになっているのは、集計範囲内で入金より出金が多いためです。残高ではなく取引額になりますので、マイナスであっても問題ありません。
■消費税欄に金額がすべて0になっている
帳簿入力の際、消費税処理方法を「税計算なし/税込」で入力し、画面上部の[従来形式で集計]をOFFにされている場合は、課税売上や課税仕入であっても消費税欄は0になります。
[従来形式で集計]をONにしますと、消費税額が確認できます。
<例>課税売上の伝票を、税込経理で入力した場合
「消費税集計一覧表」-[従来形式で集計]:OFFの場合は、課税売上の金額が税込金額:10,800で、消費税は0で表示します。
「消費税集計一覧表」-[従来形式で集計]:ONの場合は、課税売上の金額が税抜金額:10,000となり、消費税が800で表示されます。