「決算」→「決算書等」→「決算書」にある「株主資本等変動計算書」に集計される金額は下記の通りです。
Ａ．操作手順
１．「決算」→「決算書等」→「決算書」を開き、集計条件の計算期間の期末月度を決算月にし、［集計開始］ボタンをクリックします。
２．画面下部の［次へ］ボタンで「株主資本等変動計算書を入力してください。」の画面まで進めます。
（ア）当期首残高・・・各科目の期首残高が集計されます。
ａ：「初期」→「基本」→「期首残高登録」を開き、左上の分類を「純資産」にします。
ｂ：「分類：純資産」内に配置されている各科目の「期首残高（貸）」欄と株主資本等変動計算書の「当期首残高」欄（ア）が一致します。
ｃ：遡及処理を行う場合のみ、下図のように当期首残高が計算されるため、「遡及処理後当期首残高」と各科目の開始残高が一致します。
（イ）当期純利益・・・「繰越利益剰余金」科目のみ「合計残高試算表/損益計算書の「当期利益（損失）」金額が集計されます。
ａ：「集計分析」→「集計」→「合計残高試算表」を開きます。
ｂ：集計範囲をドラッグで全期間（「期首月」～「決」まで）指定し、「損益計算書」タブをクリックします。
ｃ：「当期利益（損失）」の「残高」欄の金額が株主資本等変動計算書/繰越利益剰余金の「当期純利益」欄（イ）と一致します。
（ウ）当期変動額合計・・・合計残高試算表/貸借対照表の「貸方」－「借方」金額が集計されます。
ａ：「集計分析」→「集計」→「合計残高試算表」を開きます。
ｂ：集計範囲をドラッグで全期間（「期首月」～「決」まで）指定し、「貸借対照表」タブをクリックします。
ｃ：≪純資産の部≫に属する各科目において「貸方」欄の金額から「借方」欄の金額を差し引いた金額が株主資本等変動計算書の「当期変動額合計」欄（ウ）と一致します。
（エ）差額・・・各科目における元帳の期中増減額（繰越残高－年度末残高）が集計されます。
ａ：「日常」→「帳簿」→「元帳」を開きます。
ｂ：画面左下の[全表示]タブをクリックして、各勘定科目別に元帳を表示します。
ｃ：各元帳の「繰越残高」の金額から画面右下の年度末残高の金額を差し引いた金額が株主資本等変動計算書の「差額」欄（エ）と一致します（ただし、「繰越利益剰余金」については「982前繰越利益（前期繰越利益）」の元帳をご参照ください）。
（オ）当期末残高・・・（ア）＋（ウ）（または合計残高試算表の≪純資産の部≫の各科目残高）が集計されます。
ａ：「集計分析」→「集計」→「合計残高試算表」を開きます。
ｂ：集計範囲をドラッグで全期間（「期首月」～「決」まで）指定し、「貸借対照表」タブをクリックします。
ｃ：<<純資産の部>>の各科目残高が株主資本等変動計算書の「当期末残高」欄（オ）と一致します。
Ｂ．こんなときは
株主資本等変動計算書入力画面の設定後、［次へ］ボタンをクリックしたタイミングで下のメッセージが表示される場合があります。
こちらは、利益処分等の仕訳伝票を入力したことで該当勘定科目の当期変動額が発生し、差額が出ていることを表しております。
このメッセージを無視して決算書を印刷することも可能ですが、貸借対照表と株主資本等変動計算書が一致しない状態で印刷され、正しい決算書が作成されません。
以下をご確認の上、貸借対照表と株主資本等変動計算書の残高を一致させてください。
１．差額欄に金額が発生している勘定科目について該当する事由へ金額を入力します。
金額欄で［＋］キーを押すと当期変動額合計と一致するように金額が自動設定されます。
２．全ての「差額」欄が０円になりましたら、株主資本等変動計算書入力が完了となります。
次の処理へ進み、メッセージが表示されないことをご確認ください。