年末調整の電子化に伴い、年末調整手続において、従業員(給与所得者)が控除証明書等データを用いて簡便・正確に控除申告書を作成することができる「年末調整控除申告書作成用ソフトウェア」(以下「年調ソフト」といいます。)が、国税庁ホームページにて無償提供されています。
給料王23では、「年調ソフト」から出力した年末調整関係書類の電子データを取り込んで、年末調整の計算を行うことが可能となります。
これにより、「保険料控除申告書」などの内容を手入力する手間が省けます。
なお、年調ソフトの操作方法等については、年調ソフト側でご確認ください。
「年調ソフト」から電子データを取り込む前に給料王で入力した内容につきましては、上書きされます。
※年調ソフトから電子データを取り込む前にはエクスポートデータを保存していただくことをお勧めいたします。
エクスポート手順についてはこちらをご覧ください。
社員ごとに年調ソフトに保険料控除等の情報を入力し、社員より年調ソフトより出力した電子データを給料王に取り込んで年末調整したい場合の事前確認事項についてご案内いたします。以下の内容をご確認ください。
<事前確認事項>
1.扶養親族情報および配偶者情報の認識方法について
年調ソフトより扶養親族情報、配偶者情報を給料王に取り込みたい場合は、あらかじめ給料王に該当の扶養親族情報、配偶者情報を登録します。
登録方法についてはこちらをご覧ください。
扶養親族情報および配偶者情報については年調ソフトで登録している際の「名前」と「生年月日」を認識して、給料王で設定している扶養親族および配偶者が同一人物かどうか判断しています。
(例)「反町 花子さん」を配偶者として取り込みたい場合、年調ソフトおよび給料王は下図のように登録します。
2.年調ソフトにて「電子署名等について」で、「パスワードをかける」を選択して出力したファイルの種類について
年調ソフトより電子データを出力した際に、1人の社員につき、電子データが2つ出力されます。
なお、社員より「社員コード_pass.zip」を提出された場合、給料王に取り込む際は、パスワードを入力します。
(ア)社員別に異なるパスワードを設定した場合、社員ごとのパスワードを入力します。
(イ)全社員が同じパスワードを設定した場合、パスワードは1回のみ入力します。
また、上記のように、年調ソフトより出力した電子データを給料王に取り込む際、出力先フォルダーに「社員コード_pass.zip」と「社員コード_nopass.zip」の両方が入っている場合、重複になり、取り込むことができなくなります。社員が提出した電子データのいずれかを取り込んでください。
年調ソフトより出力した電子データを給料王に取り込む場合の詳しい手順については、こちらをご確認ください。
3.住宅借入金等特別控除申告書を取り込む場合の注意点の詳しい内容についてはこちらをご覧ください。
※ 「申告書取込」は何回でも取込可能となりますが、電子データは取り込み後のデータに上書きされます。
年調ソフトから電子データを取り込んだ後の注意点については、こちらをご覧ください。
電子データを取り込んだ後に、取り込んだ情報を手入力で修正される場合は、「年調データ入力」画面にて「取込解除」の処理を行います。以下の手順をご確認ください。
<操作手順>
1.「Shift」キーを押しながら「F11」キーを押します。
2.「申告書の取込解除」画面が表示されますので、「選択中の社員」か「表示されている全社員」を選択し、[開始]ボタンをクリックします。
3.表示されるメッセージを[OK]ボタンで閉じます。
【「選択中の社員」を選択した場合】
【「表示されている全社員」を選択した場合】
4.手入力で修正できる状態になっていることをご確認ください。