農業簿記では、「簡易振替伝票入力」「振替伝票入力」「出納帳入力」「元帳」「らくらく仕訳入力」の5種類の伝票入力方法があります。
どの帳簿で入力しても仕訳は共通です。入力した伝票は各帳簿画面に自動で転記されます。
(振替伝票入力画面には、振替伝票入力で入力した伝票のみが表示されます)
複数の入力画面を使用して入力しても問題ありません。
以下の特徴を参考に自分に合った帳簿で入力を行ってください。
A.簡易振替伝票入力
日々の取引で、借方科目と貸方科目が1対1の取引を入力できます。
1行が1伝票となります。
借方、貸方の両方の勘定科目、金額を入力する形式の帳簿です。
(ア)「初期」→「詳細」→「お決まり仕訳登録」に登録した仕訳を右上の[おきまり]ボタンより取込みすることが可能です。
(イ)[印刷]ボタンがありません。印刷する際は、「日常」→「帳簿」→「仕訳日記帳」より行います。
B.振替伝票入力
日々の取引で、借方科目と貸方科目が複数行にわたる仕訳を入力できる唯一の画面です。
1画面が1伝票となっており、1枚の伝票には最大99行まで登録できます。
(借方科目と貸方科目が1対1の取引も入力可能です。)
(ア)日付を左上に入力します。
(イ)「初期」→「詳細」→「振替伝票事例登録」に登録した仕訳を右上の[振替事例]ボタンより取り込むことが可能です。
(ウ)[印刷]ボタンがありません。印刷する際は、「日常」→「帳簿」→「仕訳日記帳」より行います。
C.出納帳入力
日々の取引で、借方科目と貸方科目が1対1の取引を入力できます。
あらかじめ種類と勘定科目を選択し、相手科目と取引金額だけを入力する帳簿です。
家計簿のように収入と支出で管理するため、入力は比較的簡単です。
(ア)種類は「現金出納帳」「預金出納帳」「売掛帳」「買掛帳」「経費帳」の5つから選択します。
(イ)表示順を日付順にすると、残高が表示されます。
(ウ)右上の[印刷]ボタンより印刷が可能です。
D.元帳
日々の取引で、借方科目と貸方科目が1対1の取引を入力できます。
最初に勘定科目を指定し、その科目に関係する仕訳を入力していく帳簿です。
相手科目と取引金額を入力するだけなので入力は比較的簡単です。
(ア)入力する勘定科目を選択します。
(イ)表示順を日付順にすると、残高が表示されます。
(ウ)右上の[印刷]ボタンより印刷が可能です。
E.らくらく仕訳入力
日々の取引で、借方科目と貸方科目が1対1の取引を入力できます。
取引の種類や内容などを選択するだけで仕訳の入力ができる機能です。
「借方」「貸方」を意識せずに入力できるので、仕訳入力に不慣れな方に便利です。
画面内の数字(①や②)に沿って進めていただき、[次へ]→[登録]すると1伝票となります。
詳しい入力手順は、 こちら をご参照ください。
※「らくらく仕訳入力」は、入力専用の画面です。入力した仕訳伝票を確認・修正・削除する場合は、「日常」→「帳簿」→「簡易振替伝票入力」または「出納帳入力」や「元帳」にて行ってください。