時給社員が1時間分もしくは1日の有休を取得した場合、該当時給社員の1時間の時給もしくは1日分の日給を支給する場合は以下の2つの方法があります。
【方法1】
該当時給社員の「出勤時間」に有休時間を入れて、基本給と一緒に計算する方法。
【方法2】
時間単位で計算する場合は、新たに「有休時間」を作成し、日数単位で計算する場合は、システム項目の「有休日数」を利用します。
支給項目に基本給と別に有休の金額を反映させるための支給項目(有休手当など)、1時間もしくは1日の単価を登録するための単価項目(有休単価など)を作成し、入力した有休時間もしくは有休日数を元に計算する方法。
なお、【方法1】の場合、給与計算時に、有休時間を出勤時間に含めることで、基本給に有休を含めた金額で計算されるようになります。
【方法2】の場合は、下記手順にて、項目を作成して、計算式を登録します。
※「設定」→「給与規定」→「基本」タブにて、【有休の時間単位の取得に対応する】にチェックマークを入れて改正労働基準法に対応している場合は、勤怠項目に「時間単位年休」という項目が作成されております。
こちらをお使いになる場合は、新規に勤怠項目を作成する必要はありません。
以下の計算式の設定で、「有休時間」の項目の代わりに「時間単位年休」を計算式に組み込みして計算を行います。
なお、『時間単位年休』の設定方法につきましては、こちらをご覧ください。
<操作手順>
1.「設定」→「項目設定」を開きます。
※1日単位で計算する場合は5番へ進みます。
2.「勤怠」タブを選択し、[追加]ボタンをクリックします。
3.「項目設定追加」画面が表示されます。
(ア)『項目名』を入力します。(例では項目名を「有休時間」とします)
(イ)『項目種別』は「時間」を選択します。
(ウ)『グループへ登録する』にチェックマークを付けます。
(エ)[設定]ボタンをクリックします。
4.「グループへ登録」画面が表示されます。この項目を使用しないグループのチェックマークは外し、[設定]ボタンで画面を閉じます。
5.次に「支給」タブを選択し、[追加]ボタンをクリックします。
6.「項目設定追加」画面が表示されます。
(ア)『項目名』を入力します。(例では項目名を「有休手当」とします)
(イ)『項目種別』は「計算式」を選択します。
(ウ)『項目属性』、『固定変動区分』を選択します。
※項目属性はお客様の会社によって異なる場合がありますので、該当する項目にチェックマークを付け、該当しない項目はチェックマークを外してください。
なお、項目属性の各項目の詳細については、画面内の[ヘルプ]ボタンをクリックしてご確認ください。
(エ)『グループへ登録する』にチェックマークをつけます。
(オ)[設定]ボタンをクリックします。
7.「グループへ登録」画面が表示されます。この項目を使用しないグループのチェックマークは外し、[設定]ボタンで画面を閉じます。
8.最後に「単価」タブを選択し、[追加]ボタンをクリックします。
9.「項目設定追加」画面が表示されます。
(ア)『項目名』を入力します(例では項目名を「有休単価」とします)。
(イ)『グループへ登録する』にチェックマークをつけます。
(ウ)[設定]ボタンをクリックします。
10.「グループへ登録」画面が表示されます。この項目を使用しないグループのチェックマークは外し、[設定]ボタンで画面を閉じます。
11.項目設定の画面を終了し、「設定」→「グループ別項目設定」を開きます。
12.今回作成した項目を使用するグループを選択後、「支給」タブを選択します。
13.6番で作成した項目(例では「有休手当」)を選択し、[修正]ボタンをクリックします。
14.「計算式項目修正」画面が表示されます。[勤怠]ボタンをクリックして、
1時間単位の場合は、3番で作成した項目(例では「有休時間」)を選択、
1日単位の場合は「有休日数」を選択して[設定]ボタンをクリックします。
15.次に、[演算子]ボタンをクリックし,『×』(かける)を選択します。
16.最後に[単価]ボタンをクリックして、9番で作成した項目(例では「有休単価」)を選択して、[設定]ボタンをクリックします。
<1時間単位の場合>
<1日単位の場合>
17.[設定]ボタンをクリックして、画面を終了します。
18.「グループ別項目設定」画面を終了し、「設定」→「社員情報設定(個別入力)」を開きます。
19.有休手当の対象となる社員をダブルクリックします。
20.「手当/控除」タブをクリックし、有休単価を入力して[設定]ボタンをクリックします。
・1時間単位で計算する場合は、1時間の時給を入力します。
・1日単位で計算する場合は、1日の日給を入力します。
(下図では1時間単位で登録しています。)
21.「社員情報設定(個別入力)」画面を[終了]ボタンで閉じます。
22.「給与」→「給与データ入力(台帳形式/一覧形式)」画面で、有休時間に時間と入力すると、設定した単価で有休手当が計算されます。
(例:有休単価:1,000円、有休時間:2時間の場合、有休手当は2,000円)
※有休時間に時間を入力しても有休手当に金額が自動計算されない場合
(ア)画面右上の[F11]ボタンが[手入力へ]と表示されているかご確認ください。
(イ)こちらが[自動計算へ]と表示されている場合は、画面全体が手入力モードとなっており、有休時間を入力しても自動計算されません。この場合は、(ウ)の操作を行います。
(ウ)[自動計算へ]ボタンをクリックします。確認メッセージが表示されますので、[はい]ボタンで進んでいただき、[手入力へ]の表示に切り替えてください。
なお、弊社専用用紙を使用して給与明細の印刷をする場合、「設定」→「明細書レイアウト」にて項目追加を行ってください。
操作方法についてこちらをご覧ください。