2019年10月1日より施行される消費税率にあわせて、仕訳入力時に税率を区別する必要があります。
「導入」→「取引摘要辞書登録」「振替伝票事例登録」「お決まり仕訳登録」に、よく使う仕訳事例を登録し、そちらを利用して日常の仕訳入力をしているお客様は消費税別の仕訳事例をあらかじめ登録しておくと便利です。
A:消費税率にあわせた仕訳事例を作成する方法
1.「導入」→「取引摘要辞書登録」を開きます。
2.画面左上の[新規摘要]ボタンをクリックし、頻繁に使用する取引の摘要および仕訳を登録します。
各項目につきましては下記をご参照ください。
【項目の説明】
(ア)コード:任意のコードを最大4桁以内で入力します。
(イ)摘要:登録したい摘要文を最大全角15文字以内で入力します。
(ウ)イニシャルキー:仕訳入力時の摘要検索の際に使用します。半角で最大8文字まで入力できます。
(エ)税率:(オ)または(キ)にて課税対象の科目を選択した際に、該当する税率を選択します。
※仕訳事例を登録済みで税率を変更する場合は、税率欄を直接クリックし該当する消費税率を選択します。
(オ)借方科目/補助/部門:設定した摘要内容に沿った借方情報を入力します。
(カ)借方金額/借方消費税:借方科目に対する金額を入力します。0円での登録も可能です。
(キ)貸方科目/補助/部門:設定した摘要内容に沿った借方情報を入力します。
(ク)貸方金額/貸方消費税:貸方科目に対する金額を入力します。0円での登録も可能です。
※コード、摘要以外の項目に関しましては、特に指定しなくとも登録は可能です。
3.必要な取引摘要の登録が終わりましたら、画面右上の[終了]ボタンで閉じます。
※「導入」→「振替伝票事例登録」や「お決まり仕訳登録」をご利用の場合は、同様に取引内容を整理します。
B:登録した仕訳事例を帳簿にて取り込む方法
登録した仕訳事例を帳簿画面で取り込む場合は以下の操作を行います。
※下記は「帳簿」→「簡易振替伝票入力」で仕訳事例を呼び出す方法ですが、他の帳簿入力画面でも同様の手順で仕訳事例を呼び出すことができます。
1.「帳簿」→「簡易振替伝票入力」を開きます。
2.取引日付を入力後、摘要コードの▼をクリックし、「導入」→「取引摘要辞書登録」で登録された摘要を選択し、呼び出します。
3.仕訳で使用する摘要を[コード]より選択しますと、「導入」→「取引摘要辞書登録」「振替伝票事例登録」「お決まり仕訳登録」で登録した摘要文、仕訳、税率が自動表示されます。
あとは実際の取引金額の入力を行うだけで、伝票の登録が完了します。
C:こんなときは
消費税改正施行前の取引日付(2019年9月30日まで)で仕訳を入力する際、「税率」欄に【8%軽】や【10%】が選択されていると、メッセージを表示しお知らせします。
ケース1:2019年9月30日までの取引日付で「税率」欄に【8%軽】を選択した場合
上記確認メッセージが表示された場合は、[キャンセル]をクリックすると帳簿画面に戻りますので、「税率」欄にて正しい消費税率(例:8%軽→8%)を選択して仕訳を登録します。
※上記確認メッセージで[OK]をクリックすると、施行前の日付で軽減税率8%の仕訳が登録されます。
ケース2:2019年9月30日までの取引日付で「税率」欄に【10%】を選択した場合
上記確認メッセージが表示された場合は、[キャンセル]をクリックすると帳簿画面に戻りますので、「税率」欄にて正しい消費税率(例:10%→8%)を選択して仕訳を登録します。
※上記確認メッセージで[OK]をクリックすると、施行前の日付で10%の仕訳が登録されます。