農業簿記11から、JAの取引データを農業簿記に取り込む機能が搭載されました。
いままで「クミカンデータ転送システム」や「ソリマチ れん太郎」をご利用だった方は、今後は農業簿記単体で取り込みができます。
※※ ご注意ください ※※
・JAの取引データの提供は、JA様によって異なります。
取引データの提供があるかどうかや、そのデータの形式などについては管轄のJA様にご確認ください。
・取り込みを行なう前に、「データ管理」→「データ保存」にてバックアップを保存しておいてください。
・農業簿記11以降の製品と、「クミカンデータ転送システム」や「ソリマチ れん太郎」との連携はできません。
<操作手順>
A.初期設定
あらかじめ、JAの取引データを取り込むための設定をしておきます。
1.「日常」→「JA取引」→「初期設定」を開きます。
(初回は、「初期設定」以外はグレーで選択できないようになっています。)
2.同じパソコンに、「クミカンデータ転送システム」または「ソリマチ れん太郎」が入っていた場合は、自動的に設定が引き継がれます。
内容を確認し、「設定」ボタンをクリックしてください。
※はじめてJA取引の設定を行う方は、こちらの「初期設定」の設定方法をご参照ください。
※同じパソコンに「クミカン」と「れん太郎」の両方が入っていた場合は下の画面が表示されます。
どちらの設定を引き継ぐか選択し、[実行]ボタンをクリックすると、上の画面に移動します。
B.JA科目対応付け
今まで同じパソコンに「クミカン」または「れん太郎」が入っていた場合は、「A.初期設定」の操作をおこなうことで、前回の設定が引き継がれています。
新たにJA科目の対応付けをする場合、JA科目対応付けファイル(TAIOU.REN)を管轄のJA様より取得し、下記の操作をおこないます。
1.JA科目対応付けファイル(TAIOU.REN)を用意します。
USBメモリなどに保存されている場合はパソコンにセットします。
2.「日常」→「JA取引」→「JA科目対応付け」を開きます。
3.右上の「対応取込」ボタンをクリックし、表示された画面の「参照」ボタンをクリックします。
4.JA科目対応付けファイル(TAIOU.REN)を選択し、「開く」ボタンをクリックします。
5.「取込」ボタンをクリックします。
6.確認メッセージで「OK」ボタンをクリックするとJA科目対応付けがおこなわれます。
C.取引データの確認
「日常」→「JA取引」→「取引データ一覧」を開き、どのような取引データが入っているかご確認ください(このデータが「農業簿記」に取り込まれます)。
ここでは閲覧のみで、修正などはできません。
確認後はこの画面を終了します。
D.取引データ取込
「取引データ一覧」の内容に間違いがなければ、「農業簿記」にデータを取り込みます。
1.「日常」→「JA取引」→「取引データ取込」を開きます。
取り込み対象の組合員コードにチェックを付けて「取込開始」ボタンをクリックしてください。
2.確認メッセージで[OK]ボタンをクリックすると取り込みが開始されます。
3.以下のメッセージが表示されましたら取込完了です。
「OK」ボタンをクリックし、「日常」→「帳簿」→「簡易振替伝票入力」などから取り込まれた仕訳をご確認ください。