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Q.家計(個人)で使用した費用を経費として入力していた為、仕訳で振り替える方法

対象製品
農業簿記11以降
農業簿記11JAバージョン以降

 

 

 

 

仕訳入力した経費のうち家計(個人)で使用した分は、税法上、経費に含めることはできません。

「決算」→「自動仕訳」→「家事関連費按分表」を使用することで、個人分の経費を振り替える仕訳を作成することができます。

 

※日々の仕訳入力で、あらかじめ家計分と事業分とに分けて仕訳を入力している場合は、この機能を使用する必要はありません。

※「家事関連費按分表」に表示されるのは、「初期」→「基本」→「勘定科目設定」画面の[詳細]ボタンより「家事関連の科目である」にチェックを入れた勘定科目です。

※「9 決算取引」で入力した伝票の金額は、この画面には含まれません。

 

A.事前準備

 

「家事関連費按分表」画面の金額が、「集計分析」→「集計」→「合計残高試算表」に表示される残高よりも少ない場合、「決算取引」として入力している仕訳があることが考えられます。

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確認方法は以下をご参照ください。

 

1.「日常」→「帳簿」→「簡易振替伝票入力」を開き、画面左上〔検索〕の[▼]をクリックし、「検索指定」を選択します。

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2.「検索指定」画面が表示されます。〔取引区分〕で「9 決算取引」選択し、〔勘定科目〕を選択して[開始]ボタンをクリックします。

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3.指定した勘定科目を使用して、かつ、取引区分を「9 決算取引」で入力した伝票のみが検索表示されます。

「家事関連費按分表」画面では「9 決算取引」を設定して入力した仕訳は集計されませんので、「家事関連費按分表」画面に金額を反映させたい仕訳は、「9 決算取引」以外の取引区分に変更してください。

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B.操作手順

 

1.「決算」→「自動仕訳」→「家事関連費按分表」を開きます。

 

2.家事按分を設定したい「経費」の勘定科目、または補助科目の上でクリックします。

該当の科目が黒枠で囲まれたら[修正]ボタンをクリックします。

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3.各費用に対し、「どれだけ家事用(個人用)に使用したか」を、比率または金額で入力します。

 

<比率で指定する場合>

〔家事分を比率で指定する〕を選択して、家事分に按分する割合を%で入力します。

(消費税率ごとに、「残高×比率=家事分」・「残高-家事分=事業分」が自動計算されます。)

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<金額で入力する場合>

〔家事分を金額で入力する〕を選択して、消費税率ごとに、家事分の金額を直接入力します。

(消費税率ごとに、「残高-家事分=事業分」が自動計算されます。)

※残高が0円の消費税率にはマスクがかかり、家事分の入力はできません。

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 <免税経過措置の仕訳と免税経過措置以外の仕訳が混在している場合>

免税経過措置の仕訳と免税経過措置以外の仕訳が混在している場合は比率のみの按分が可能です。

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4. 〔仕訳作成時の相手方(借方)科目〕を選択します。補助ありの勘定科目の場合は、補助科目も選択してください。(初期値は「事業主貸」が設定されます)

※どの勘定科目を使用するかにつきましては、所轄の税務署、または税理士様にご相談ください。

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5.設定が終わりましたら、画面右上の[登録]ボタンをクリックします。

 

6.画面右上の[仕訳作成]ボタンをクリックすると、「家事按分」を設定した勘定科目に対し、仕訳を作成します。

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7.確認画面が表示されますので、[OK]ボタンをクリックします。

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8.仕訳作成が完了すると下のメッセージが表示されますので、[OK]ボタンをクリックします。

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9.「日常」→「帳簿」→「簡易振替伝票入力」を開き、振替仕訳が作成されていることを確認します。

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なお、「家事関連費按分表」にて設定内容を変更し、再度仕訳作成を行うと、下記メッセージが表示されます。

[OK]ボタンをクリックすることで、作成済みの仕訳が自動的に削除され、改めて仕訳を作成し直します。

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