仕訳チェックを実行した際に、下記のような結果が表示されることがあります。
上記のチェック結果が表示された場合は、下記の操作手順をご確認ください。
<操作手順>
1.期首残高と、期首帳簿価額の確認をします。
(ア)「資産台帳」→「育成資産管理」を開き、資産種別ごとに「期首価額」の「合計」を確認します。
種別ごとに確認した金額を合計します。
(例では、275,000円+100,000円=375,000円)
(イ)「初期」→「基本」→「期首残高登録」にて、「育成中の果樹牛馬」の期首残高を確認します。
上記(ア)(イ)の金額は、一致しているのが正しい状態です。
一致していない場合は、一致するよう該当画面にて修正が必要です。
一致したら、2.にお進みください。
2.期中に取得した(または自家産の)育成資産はありますか?
ない場合は手順3.に進んでください。
ある場合は、「資産台帳」→「育成資産管理」にその育成資産が登録されているか確認します。
登録がなければ、右上の[新規]ボタンから新たに登録してください。
3.期中に成熟し、減価償却資産になった資産はありますか?
ある場合は、対象の資産について「一括振替」の処理が必要です。
(ア)「資産台帳」→「育成資産管理」を開き、右上の[一括振替]ボタンをクリックします。
(イ)「資産種別」を指定後、振替対象の資産にチェックを付け、[振替]ボタンをクリックします。
(すでに振替済みの資産はこの画面に表示されません)
(ウ)必要な情報を設定して[振替実行]をクリックすると、振替完了です。
4.成熟以外に異動(売却・死亡・枯損など)した育成資産はありますか?
ない場合は手順5.に進んでください。
ある場合は、異動の登録が必要となります。
(ア)「資産台帳」→「育成資産管理」を開き、対象の資産名をダブルクリックします。
(イ)下の画面にて「登録状況」から該当する内容を選択し、必要情報を入力して[登録]をクリックしてください。
(ウ)必要に応じて仕訳の入力をします。
売却、死亡、枯損等については農業簿記で仕訳作成されません。
「日常」→「帳簿」画面にて、直接仕訳の入力が必要です。
どのような仕訳を入力すべきかは、税務署または税理士先生にお尋ねください。
※農業簿記にて初期値で用意している勘定科目は・・・
育成資産は「育成中の果樹・牛馬」、育成費用は「育成費振替高」です。
5.育成費用仕訳作成は実行していますか?
している場合は6.へ進みます。
していない場合は下記の操作で実行します。
(ア)「資産台帳」→「育成資産管理」を開き、右上の[仕訳作成]ボタンをクリックします。
(イ)「作成する育成資産種別」や勘定科目等を設定し、[作成開始]ボタンをクリックします。
この操作は育成資産種別ごとに実行してください。
6.以上の操作の後、再度「仕訳チェック」を実行してください。
それでもチェック結果が表示される場合は、前回「育成費用仕訳作成」している金額から変更されている可能性が考えられます。
一度、作成されている育成費用の仕訳を削除してから、再度5.の操作にて仕訳作成を実行しなおしてください。
「育成費用仕訳作成」にて作成された仕訳を削除するには、「日常」→「ツール」→「仕訳データ一括削除」が便利です。
削除後、再度5.の操作で育成費用仕訳作成を実行してください。