年末調整のお問い合わせにより弊社サポートセンターが混雑していますことお詫び申し上げます。
現在、年末調整計算後の提出書類として法定調書合計表に関して多くいただいている質問についてご案内申し上げます。
操作方法のご質問に自動応答する「AIチャットサポート」がご利用できるようになりました。
バリューサポートユーザー様は24時間365日いつでもご利用いただけます。
使用方法については、こちらをご覧ください。
A.合計表の月別で各月の支払金額及び源泉徴収税額の合計と総計金額が合わない
D.「合計表」画面を開く時に「年調データが最新ではない社員が存在します。」と表示される
|
以下、それぞれの回答をご案内いたします。
A. 合計表の月別で各月の支払金額及び源泉徴収税額の合計と総計金額が合わない
「年調」→「合計表」の「月別」タブで、1月~12月給与と1回~5回賞与の支払金額及び源泉徴収税額の合計が、「年中の支払総額」の金額と一致しない場合は、以下の内容をご確認ください。
例)
Ⅰ.年中の支払総額の支払金額:57,051,365円
1月~12月給与と1回~5回賞与の支払金額の合計額:56,901,365円
差額金額:150,000円
Ⅱ.年中の支払総額の源泉徴収税額:2,322,866円
1月~12月給与と1回~5回賞与の源泉徴収税額の合計額:2,833,839円
差額金額:510,973円
Ⅰ.支払金額が合わない場合
支払金額に含まれる金額として、給与・賞与の他に「年調データ入力」画面の『調整欄』に入力した金額も含まれます。
『調整欄』に金額が入力されている社員の合計金額が、「年中の支払総額」との差額になります。
Ⅱ.源泉徴収税額が合わない場合
「年中の支払総額の源泉徴収税額」で、年末調整を行った社員については『年調年税額』が集計されます。
年末調整の確定処理を行っている社員が全員【給与年調】、【賞与年調】、【単独年調で最終給与もしくは最終賞与に反映】で行われた場合は、1月~12月給与と1回~5回賞与の源泉徴収税額の合計額と「年中の支払総額の源泉徴収税額」が一致します。
年末調整の確定処理で、【単独年調で単独に精算する】方法で行われている場合は、年末調整による過不足額が差額になります。
以下の手順にて、ご確認ください。
1.「年調」→「年調データ」入力を開きます。
2.以下のように画面を右に広げて、【年調方法】と【反映先等】を確認します。
3.全員もしくは一部の社員が【単独年調で単独に精算する】方法で年末調整の確定処理を行っている場合は、以下の図のようになります。
(下図の例では、年末調整の対象社員全員が【単独年調で単独に精算する】方法になっています。)
・年調方法:単独年調
・反映先等:確定処理を行った際に設定した過不足額の支払日付
4.年末調整による過不足額の確認するため「年調」→「所得税過不足一覧表」を開きます。
以下の例では、超過額:538,845円、不足額:27,872円で、差し引きすると510,973円になります。
5.こちらの金額が、「合計表」の「年中の支払総額の源泉徴収税額」との差額金額になります。
B.税務署提出用帳票の印刷をしたら、金額が違う
『給与所得の源泉徴収票等の法定調書合計表』の提出用帳票を印刷したり、e-tax用ファイルを出力される場合は、最新のデータが反映されているかご確認ください。
1.「年調」→「合計表」の「月別」タブや「人別」タブでは、年末調整の結果で【年中の支払総額】、【税額のない者】、【給与所得の源泉徴収票を税務署に提出するもの】の人数・金額が集計されています。
2.「合計表入力」タブに切り替えると、初期値では人数・金額は反映されておりません。
3.画面上部の[集計処理]ボタンをクリックします。
確認メッセージが表示されますので、[はい]ボタンをクリックします。
4.【年中の支払総額】、【税額のない者】、【給与所得の源泉徴収票を税務署に提出するもの】の人数・金額が反映されます。
C.【税額のない者】に集計される条件について
「合計表」画面の【税額のない者】に集計される社員の条件は、以下のようになります。
1.「年調」→「合計表」の「人別」タブを開きます。
2.画面上部の[印刷]ボタンをクリックします。
3.「A4よこ帳票 合計表資料(人別)」を印刷するか、プレビューをご覧ください。
4.「俸給、給与、賞与等の総額」の「支払金額」が0円以外で「源泉徴収税額」欄が0円の社員がカウントされています。
下の図で、アとイの社員は、年末調整の結果『年調年税額』が0円なので集計されています。
ウの社員は年末調整は行っていませんが、当年に控除された源泉所得税が0円なので集計されています。
※前職分の源泉徴収税額が年調年税額よりも大きいため、こちらの税額がマイナス金額になっています。
こちらの例では、『年調年税額』が0円ではないので、【税額のない者】にはカウントされません。
D.「合計表」画面を開く時に「年調データが最新ではない社員が存在します。」と表示される
「合計表」を開いた際に、以下のメッセージが表示された場合は、最新データが反映していない可能性が考えられます。下記の操作を行ってから、再度「合計表」の画面をご確認ください。
※[詳細]ボタンをクリックすると該当社員様が表示されます。[情報コピー]ボタンをクリックして、メモ帳等に張り付けをしてください。
1.「年調」→「年調データ入力」画面をクリックし、「年調データ入力検索」画面は、
そのまま[開始]ボタンをクリックします。
2.「年調データ入力」画面で、上記「詳細情報」にて表示された社員の名前をクリックします。
3.再度、「合計表」画面を開いてメッセージが表示されなくなるか、ご確認ください。
E.「源泉徴収票を提出するもの」の範囲について
「年調」→「合計表」→「人別(2)」タブをクリックした際の「給与所得の源泉徴収票を税務署に提出するものの範囲」については以下になります。
1.画面右上の[源泉徴収票を提出するものの条件]ボタンをクリックします。
[税表区分]
「設定」→「社員情報設定(個別入力)」画面にて、社員をダブルクリックした際に
表示される税表区分
・「甲欄」・「乙欄」
[年末調整]
◆年末調整をした社員:
・「税表区分」が「甲欄」の社員で、「年調」→「年調データ入力」画面にて、「年税額計算をする」にチェックマークが入っている社員
・「税表区分」が「甲欄」の社員で、「課税支給額が2,000万円以下」の社員
◆年末調整をしなかった社員:
・「税表区分」が「乙欄」の社員
・税表区分」が「甲欄」で課税支給額が2,000万円を超える社員
・「税表区分」が「甲欄」で課税支給額が2,000万円以下で「年税額計算をする」をOFFにした社員
[従業員区分]
「設定」→「社員情報設定(個別入力)」画面にて、社員をダブルクリックした際に、
表示される「従業員区分」
◆役員
「従業員区分」が
・役員
・役員兼従業員(販管部門)
・役員兼従業員(製造部門)
◆役員以外
「従業員区分」が
・従業員(販管部門常用)
・従業員(販管部門臨時)
・従業員(製造部門常用)
・従業員(製造部門臨時)
・専従者給与対象者
※なお、「甲欄」で年末調整をしなかった役員で、総課税支給額が50万円超の人、
「甲欄」で年末調整をしなかった役員以外の社員で、総課税支給額が250万円超の人についても集計されます。