「テキストデータ入力」からデータを取り込もうとした時に、表示されるエラーについての対処方法をエラーごとにご案内致します。
該当のエラーメッセージをお探しになる場合は、こちらの画面でキーボードの[Ctrl] + [F]キーを押すと、検索ウィンドウが表示されますので、エラーに使用されている言葉を入れて検索することで見つけやすくなります。
※記載されている対処法を試される前にデータのバックアップを行ってください。
1.指定の内容が[導入]-[区分登録]に存在しません。
例)行番号[2] エラー項目[入出力対象外:商品台帳.商品内部区分1] 指定の内容が[導入]-[区分登録]に存在しません。
(ア)
原因:登録されていない区分コードを指定したため。
※先頭が0から始まるコード(例:001)の場合、Excelで開くと自動的に0が消えてしまい(例:1)別のコードとして認識されます。
また、コードによってはExcelで自動的に別の英数字や日付に変換されてしまい、別のコードとして認識されます。
詳しくは、こちらをご参照ください。
(イ)
対処法:エラーログを参考にデータを見直して、適切な値を入力する。
a:表示されたエラーログの「行番号」と「○番目」と「項目名」を控えます。
※エラー内容によっては「○番目」と表示されない場合があります
b:確認した項目名のマスターを登録するメニューを開き、登録内容を確認します(例:『商品区分1』なら「導入」-「区分登録」)。
c:テキストファイルを開き、エラーに表示された「行番号」、「○番目」に該当する箇所の値とマスター登録内容を見比べます。
d:テキストファイル側で登録されていないコードが指定されていた場合は、同じコードで製品側に新規追加をするか、テキストファイルの値を登録されているコードに変更します。
2.入力できる文字数の上限を超えているか、入力できない文字が含まれています。
例1)行番号[2] エラー項目[6番目:商品台帳.商品種別] 入力できる文字数の上限を超えているか、入力できない文字が含まれています。
(ア)
原因1:入力できないデータ、本来入るべきではないデータが指定されたため。
例)「商品種別」に対して範囲外のデータが指定されている。「1(通常商品)」、「2(おきまり商品)」、
「3(組立商品)」と1~3のいずれかを指定する必要があるのに対して、「4」と範囲外の数値が指定
されている。
原因2:項目に入力できる桁数を超えたデータが指定されたため。
例)「商品名(半角40文字まで)」に対して半角41文字以上のデータが指定されている。
(イ)対処法:エラーログを参考に、テキストファイル上のデータを修正します。
a:表示されたエラーログの「行番号」と「○番目」と「項目名」を控えます。
b:「ツール」-「テキストデータ入力」を開き、右下の[ヘルプ]ボタンをクリックします。
c:左の目次から現在選択されている項目の2つ下の「テキストデータ入出力 登録済みデータ形式一覧」をクリックします。
d:使用している入力形式(またはその元になった形式)をクリックします。
e:レイアウト情報が表示されるので、エラーになっている項目の「補足」欄を確認して指定するデータの種類、桁数を確認し、テキストファイルのデータを修正します。
例)「付箋1」なら『1(赤)』『2(青)』『3(黄)』となるため、テキストファイルで指定するデータは空欄か数字で1~3のいずれかを指定する必要があります。
例2)行番号[2] エラー項目[9番目:商品台帳.イニシャルキー英字(商品)] 入力できる文字数の上限を超えているか、入力できない文字が含まれています。
(ア)
原因1:入力できないデータ、本来入るべきではないデータが指定されたため。
例)「イニシャルキー英字(商品)」に対して全角ひらがなのデータが指定されている。
「付箋1」に対して「赤」と漢字で色指定されている。
原因2:項目に入力できる桁数を超えたデータが指定されたため。
例)「イニシャルキーカナ(商品)」(半角5文字まで)に対して『ハンバイオウハンバイシイレザイコ』と
データが指定されている。
(イ)対処法:エラーログを参考に、テキストファイル上のデータを修正する。
a:表示されたエラーログの「行番号」と「○番目」と「項目名」を控える。
b:「ツール」-「テキストデータ入力」を開き、右下の[ヘルプ]ボタンをクリックします。
c:左の目次から現在選択されている項目の2つ下の「テキストデータ入出力 登録済みデータ形式一覧」をクリックします。
d:使用している入力形式(またはその元になった形式)をクリックします。
e:レイアウト情報が表示されるので、エラーになっている項目の「補足」欄を確認して指定するデータの種類、桁数を確認し、テキストファイルのデータを修正します。
例)「付箋1」なら『1(赤)』『2(青)』『3(黄)』となるため、テキストファイルで指定するデータは空欄か数字で1~3のいずれかを指定する必要があります。
3.棚卸処理が行われているため、基準日原単価は変更できません。棚卸処理を取り消してから、変更してください。
(ア)タイミング:「基準日原単価」を変更しようとした時。
(イ)原因:既に商品の棚卸処理がされているため。
(ウ)対処法:商品の棚卸処理を全て取り消す。
a:「在庫」-「在庫業務」-「棚卸表」を開きます。
b:「処理」欄に『棚卸確認』を選択し、「商品」タブに切り替えて「商品(X)~(Y)」に該当商品を指定し、[開始]ボタンをクリックします。
c:画面上部の[棚卸取消]ボタンをクリックし、確認は[OK]ボタンをクリックします。
※倉庫ごとに在庫管理をしている場合は、画面上部の「倉庫」を切り替えて、全ての倉庫で棚卸取消をしてください。
d:画面上部の[検索]ボタンをクリックし、表示された条件指定画面はそのまま[開始]ボタンをクリックします。
e:過去の棚卸が表示される場合は、手順c:~d:を繰り返し行ってください。最終的に検索時に「条件に該当する商品はありません。」と表示されるまで行います。
※棚卸取消を行い「基準日原単価」を修正した後は、再度最新の棚卸処理を行ってください。
4.棚卸処理が行われているため、在庫繰越基準日は変更できません。棚卸処理を取り消してから、変更してください。
(ア)タイミング:「在庫繰越基準日」を変更しようとした時。
(イ)原因:既に商品の棚卸処理がされているため。
(ウ)対処法:商品の棚卸処理を全て取り消す。
a:「在庫」-「在庫業務」-「棚卸表」を開きます。
b:「処理」欄に『棚卸確認』を選択し、「商品」タブに切り替えて「商品(X)~(Y)」に該当商品を指定し、[開始]ボタンをクリックします。
c:画面上部の[棚卸取消]ボタンをクリックし、確認は[OK]ボタンをクリックします。
※倉庫ごとに在庫管理をしている場合は、画面上部の「倉庫」を切り替えて、全ての倉庫で棚卸取消をしてください。
d:画面上部の[検索]ボタンをクリックし、表示された条件指定画面はそのまま[開始]ボタンをクリックします。
e:過去の棚卸が表示される場合は、手順c:~d:を繰り返し行ってください。最終的に検索時に「条件に該当する商品はありません。」と表示されるまで行います。
※棚卸取消を行い「在庫繰越基準日」を修正した後は、再度最新の棚卸処理を行ってください。
5.棚卸処理が行われているため、在庫繰越数は変更できません。棚卸処理を取り消してから、変更してください。
(ア)タイミング:「在庫繰越数」を変更しようとした時。
(イ)原因:既に商品の棚卸処理がされているため。
(ウ)対処法:商品の棚卸処理を全て取り消す。
a:「在庫」-「在庫業務」-「棚卸表」を開きます。
b:「処理」欄に『棚卸確認』を選択し、「商品」タブに切り替えて「商品(X)~(Y)」に該当商品を指定し、[開始]ボタンをクリックします。
c:画面上部の[棚卸取消]ボタンをクリックし、確認は[OK]ボタンをクリックします。
※倉庫ごとに在庫管理をしている場合は、画面上部の「倉庫」を切り替えて、全ての倉庫で棚卸取消をしてください。
d:画面上部の[検索]ボタンをクリックし、表示された条件指定画面はそのまま[開始]ボタンをクリックします。
e:過去の棚卸が表示される場合は、手順c:~d:を繰り返し行ってください。最終的に検索時に「条件に該当する商品はありません。」と表示されるまで行います。
※棚卸取消を行い「在庫繰越数」を修正した後は、再度最新の棚卸処理を行ってください。
6.指定の在庫繰越基準日より未来の日付で在庫繰越が行われています。商品の在庫管理を再開する時は、過去の在庫繰越より未来の在庫繰越基準日を指定してください。
(ア)タイミング:過去に在庫管理をしていた商品を在庫管理しない設定にして、その後、再び在庫管理を行う際に「在庫繰越基準日」を指定した時。
(イ)原因:指定した「在庫繰越基準日」よりも先の日付で棚卸処理が行われているため。
例)棚卸処理を4/30に行っているのに、「在庫繰越基準日」に3/31を指定した。
(ウ)
対処法1:棚卸処理の日付よりも未来の日付を指定する。
例)棚卸処理を4/30に行っている場合は、5/1~以降の日付を指定します。
対処法2:一時的に棚卸処理よりも先の日付で登録してから、棚卸処理を取り消して「在庫繰越基準日」を変更する。
例)棚卸処理が4/30で行われおり、「在庫繰越基準日」に3/31を指定したい。
a:「在庫繰越基準日」を5/1にして登録します。
b:「在庫」-「在庫業務」-「棚卸表」を開きます。
c:「処理」欄に『棚卸確認』を選択し、「商品」タブに切り替えて「商品(X)~(Y)」に該当商品を指定し、[開始]ボタンをクリックします。
d:画面上部の[棚卸取消]ボタンをクリックし、確認は[OK]ボタンをクリックします。
※倉庫ごとに在庫管理をしている場合は、画面上部の「倉庫」を切り替えて、全ての倉庫で棚卸取消をしてください。
e:画面上部の[検索]ボタンをクリックし、表示された条件指定画面はそのまま[開始]ボタンをクリックします。
f:過去の棚卸が表示される場合は、手順d:~e:を繰り返し行ってください。最終的に検索時に「条件に該当する商品はありません。」と表示されるまで行います。
g:「台帳」-「商品登録」を開いて該当の商品を呼び出し、「在庫」タブの「在庫繰越基準日」を『XXXX/03/31』に変更します。