データベースエンジン(SQLServer)を、手動でインストールする方法についてご案内致します。
なお、SQL Server 2016は、SQL Server 2014までと比べて、以下の違いがありますのでご注意ください。
・Windows 7 にはインストールできません
・32bit OSにはインストールできません
1.ホームページ上から、「SQL Server 2016 Express サービスパック3」をダウンロードします。
(ア)次のURLをクリックします(2021年12月6日現在)。
https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=799012
(イ)ご利用のブラウザが起動します。
■Microsoft Edgeの場合
ダウンロードされたファイルが表示されますので、右クリックして「フォルダーに表示」をクリックします。
■Internet Explorerの場合
a:「ダウンロードの表示と追跡」画面が表示されますので、[保存]の右にある[▼]をクリックし、「名前を付けて保存」をクリックします。
b:「名前を付けて保存」画面が表示されますので、デスクトップを指定して、[保存]ボタンをクリックします。
2.インストールファイルをダウンロードします。
(ア)表示された(または保存した)「SQLServer2016-SSEI-Expr.exe」をダブルクリックします(環境によっては「.exe」が表示されない場合があります)。
※ユーザーアカウント制御の画面が表示された場合は[はい]ボタンをクリックします。
(イ)下記画面が表示されましたら、「カスタム」をクリックします。
(ウ)「言語の選択」は『日本語』であることを確認し、空き容量に問題がないことを確認して、[インストール]ボタンをクリックします。
※空き容量が不足している場合は、[参照]ボタンから十分な空き容量のある保存先を指定してください。
(エ)インストールパッケージのダウンロードとインストール準備が始まりますので、そのまましばらくお待ちください。
3.「SQL Serverインストール センター」が表示されますので、「SQL Serverの新規スタンドアロン インストールを実行するか、既存のインストールに機能を追加」をクリックします。
4.「ライセンス条項」画面が表示されます。「ライセンス条項に同意します。」にチェックを入れて[次へ]ボタンをクリックします。
※「ライセンス条項」の次に「グローバル ルール」→「Microsoft Update」の画面が表示された場合は、チェックは何もつけずに「次へ」を押してください。
その後、「製品の更新プログラム」画面が表示されるので[次へ]ボタンを押してください。
5.「セットアップファイルのインストール」が始まりますので、そのまましばらくお待ちください。
6.「インストール ルール」ではセットアップの実行中に発生する可能性がある潜在的な問題を特定するためのチェックを行います。
「状態」が『合格』であれば、そのまま[次へ]ボタンをクリックします。
※Windowsファイアウォールのみ警告が出ていますが、こちらはファイアウォールが有効なために出ている警告となりますので、無視して構いません。
※「状態」が『失敗』となっている場合は、文字をクリックして原因を特定して対処を行った後に、再度インストールをお試しください。
7.「機能の選択」画面が表示されますので、そのまま[次へ]ボタンをクリックします。
8.「インスタンスの構成」画面が表示されますので、「名前付きインスタンス」に任意の名前を半角英数字で入力して[次へ]ボタンをクリックしてください(通常は『SORIMACHI2016』とご入力ください)。
9.「サーバーの構成」画面が表示されますので、表示されている選択可能なすべてのサービスで「スタートアップの種類」を『自動』にしてから、[次へ]ボタンをクリックします。
10.「データベース エンジンの構成」画面が表示されますので、以下の設定を行ってください。
(ア)『○混合モード(SQL Server認証とWindows認証)』を選択し、「パスワードの入力」・「パスワードの確認入力」に任意の半角英数記号のパスワード(例:pass_word等)を入力します。
※パスワードにはアンダーバー( _ )を含める事を推奨いたします。また、入力したパスワードは念のためメモ等に控えておいてください。
(イ)「SQL Server 管理者の指定」に『Everyone』を追加します。
a:画面下部の[追加]ボタンをクリックします。
b:「ユーザー または グループ の選択」画面が表示されますので、画面左下の[詳細設定]ボタンをクリックします。
c:以下の画面が表示されますので、右側の[検索]ボタンをクリックし、「検索結果」に表示された一覧から『Everyone』を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
d:『Everyone』が表示された状態の「ユーザー または グループ の選択」画面に戻りますので、そのまま[OK]ボタンをクリックします。
e:「SQL Server 管理者の指定」に『Everyone』が追加されたことを確認し、[次へ]ボタンをクリックします。
11.「Reporting Services の構成」画面が表示されますので、そのまま[次へ]ボタンをクリックします。
12.「Microsoft R オープンのインストールに同意する」画面が表示されますので、内容を確認して[承諾]をクリックし、[次へ]ボタンをクリックします。
13.インストールが始まりますので、そのままお待ちください。
14.「完了」画面が表示されましたら[閉じる]ボタンをクリックし、残っている手順3の画面も閉じます。
15.インストール後、SQLServerの設定を変更します。
(ア)キーボードの「Windows」キー + 「R」キーを押し、「ファイル名を指定して実行」画面を表示します。
(イ)「名前」欄に『services.msc』と入力して、[OK]ボタンをクリックします。
(ウ)「サービス」画面が表示されますので、「SQL Server (SORIMACHI2016)」を右クリックして、「プロパティ」をクリックします。
※下線部分は手順8で指定したインスタンス名となります。
※「名前」欄の幅が狭くて目的の表記を見つけづらい場合は、「名前」欄と隣にある項目の仕切りをドラッグすることで、項目幅を変更することができます。
(エ)「ログオン」タブをクリックし、現在の「アカウント」の選択から「ローカル システム アカウント」に変更して、[OK]ボタンをクリックします。
(オ)「新しいログオン名はこのサービスを停止して再起動するまでは無効です。」のメッセージは、[OK]ボタンをクリックします。
(カ)再度、「サービス」画面に戻りますので、「SQL Server (SORIMACHI2016)」を右クリックして、「再起動」をクリックします。
※以下のメッセージが表示された場合は[はい]ボタンをクリックしてください。
(キ)サービスの再起動が終わるまで待ちます。
16.下記Q&Aをご参照いただき、SQLCheckを3回実行します。
17.製品のインストールを行います。インストール終了後、製品を起動します。
※製品インストールの際は、今回インストールしたSQLServerを利用するため、以下の設定を行ないます。
(ア)インストール時の「データベースエンジンの詳細セットアップ」にチェックを入れて、[次へ]ボタンをクリックします。
(イ)「インスタンス名」に手順8で指定したインスタンス名(通常は『SORIMACHI2016』)を入力して、[次へ]ボタンをクリックします。
(ウ)以下のメッセージが表示されますので、[はい]ボタンをクリックします。
※「ソリマチ製品」には、お使いの製品名が表示されます。
(エ)以降は画面の指示に従ってインストールを行なってください。
18.初回起動時に「重要なお知らせ」が表示されますので、 [閉じる]ボタンをクリックします。
19.製品の導入方法確認画面が表示されることを確認します。
(ア)以下の画面が表示されましたら、[はい]か[いいえ]のどちらかをクリックします。
[はい]・・・すでにお持ちのバックアップファイルからデータを復元する場合や同じパソコンにインストールされている旧製品からコンバートされる場合に選択します。引き続き、(イ)の手順へ進みます。
[いいえ]・・・新しくデータを作成される場合に選択します。引き続き、「らくらくエスコート」画面が表示されますので、画面の指示に従いデータを作成します。
(イ)すでにお持ちのバックアップファイルからデータを復元する場合は、「新規にデータベースを作成する。」を選択して、[OK]ボタンをクリックします。
その後、ダイレクトメニューが表示されますので、「ファイル」-「データバックアップ/復元」よりデータ復元をお試しください。
(ウ)同じパソコンにインストールされている旧製品からコンバートされる場合は、「データをコンバートする。」を選択して、[OK]ボタンをクリックします。
その後、「コンバート元製品選択」画面が表示されますので、お使いの旧製品を選択して、画面の指示に従いコンバートを行なってください。