毎年4月・5月・6月に受けた報酬の平均月額を標準報酬等級区分にあてはめて、9月分の保険料からの標準報酬月額を決定するために算定基礎届を提出します。
給料王から算定基礎届を印刷する場合は以下の操作手順をご確認ください。
<操作手順>
1.「社保・労保」→「算定基礎届」を開きます。
【ダイレクトメニューより開く場合】
【メニューバーより開く場合】
2.「算定基礎届集計」画面が表示されますので、集計条件を確認し、[開始]ボタンをクリックします。
集計条件や算定基礎届の基本的な操作については、こちらをご覧ください。
3.「算定基礎届」画面が表示されます。1名ずつ内容を確認します。
4.確認する社員をクリックし、画面左上の[修正]ボタンをクリックします。
5.「算定基礎届修正」画面が表示されます。
(ア)「基礎日数」・「金銭による額」・「現物による額」:
給与情報を元に自動で集計されます。金額等訂正することも可能です。
(イ)「従前改定月」:
従前改定月は自動的には表示されません。
従前の標準報酬月額に改定された月を印字するには、「従前改定月」を入力します。
[他の社員にも反映]ボタンをクリックすると、他の社員に同じ従前改定月を反映させること
ができます。
a:従前改定月に年月を入力後、[他の社員にも反映]ボタンをクリックします。
b:社員の選択後、[選択した社員に従前改定月を設定する]ボタンをクリックします。
c:下記メッセージが表示されます。内容をご確認いただき、[はい]をクリックします。
(ウ)備考:
70歳以上被用者算定(算定基礎月:5月 6月)/二以上勤務/月額変更予定/
途中入社/病休・育休・休職等/短時間労働者(特定適用事業所等)/パート/年間平均/その他
該当の項目にチェックマークを入れます。備考欄の該当項目が〇で囲まれて印刷されます。
以下の項目は設定内容に応じて自動でチェックマークが入ります。
a:①~⑤については、「社員情報設定」の内容が反映します。
「設定」→「社員情報設定(個別入力)」にて、該当社員をダブルクリックし「社員情報設定修正」画面を開きます。
① 70歳以上被用者算定:
画面右上の「生年月日」が5月31日時点で70歳に到達している場合は、備考欄の「70歳以上被用者算定」にチェックマークが入ります。
※「70歳以上被用者算定」にチェックマークが入ると「70歳以上被用者算定基礎届のみ提出」にチェックマークが入れられるようになります。
こちらは「70歳以上被用者算定基礎届」を電子申請する場合に有効になりますので印刷して提出する場合はチェックマークをつけなくて問題ございません。
②パート:
「社員区分」を「パート」、「アルバイト」と設定している場合、備考欄の「パート」にチェックマークが入ります。
③病休・育休・休職等:
画面左下の「就業区分」が「在職」以外の場合に、備考欄の「病休・育休・休職等」にチェックマークが入ります。
④二以上勤務:
画面左上の「社保/労保」タブをクリックします。
画面右上の「2以上の事業所に勤務」にチェックマークが入っていると備考欄の「二以上勤務」にチェックマークが入ります。
⑤:短時間労働者(特定適用事業所等):
画面左上の「社保/労保」タブをクリックします。
画面下部の「社会保険の適用拡大」の「短時間労働者」にチェックマークが入っていると備考欄の「短時間労働者(特定適用事業所等)」にチェックマークが入ります。
※ 「設定」→「給与規定」→「社会保険」タブの中にある「社会保険の適用拡大」の「特定適用事業所」にチェックマークが入っていない場合には、備考欄の「短時間労働者(特定適用事業所等)」にチェックマークは入りません。
短時間労働者の設定について詳しくはこちらをご覧ください。
b:⑥月額変更予定:
既に「社保・労保」→「月額変更届」にて7月改定の月額変更届を行われていた場合は、備考欄の「月額変更予定」にチェックマークが入ります。
c:⑦年間平均:
「算定基礎届集計」画面の「年間平均と2等級差のある社員をチェックする」にチェックマークを入れて該当社員がいた場合は該当社員の備考欄の「年間平均」にチェックマークを入れることができます。
「算定基礎届修正」画面の「年間平均」にチェックマークを入れると、「過去1年間の月平均報酬月額」の数字が「修正平均」欄に自動反映されます。
※「過去1年間の月平均報酬月額」は、「ツール」→「給与台帳入力(過去分)」画面に表示されている前年7月から当年6月までの『社保対象金銭』『社保対象現物』欄の金額から月平均額を算出しています。
詳しい年間平均での算出方法はこちらをご確認ください。
6.必要事項をご確認いただき、「算定基礎届修正」画面の[設定]ボタンをクリックします。他にも修正が必要な社員がいる場合は、手順4~6を行います。
7.画面上の[印刷]ボタンをクリックします。印刷用紙は「A4たて帳票 被保険者報酬月額算定基礎届」のみとなります。
・70歳以上の社員がいる場合で、「設定」→「マイナンバー設定」でマイナンバーの入力を行われている場合は、「マイナンバー‐パスワード認証」画面が表示される場合があります。
・「マイナンバー設定」で登録しているパスワードを入力して、[OK]ボタンをクリックします。
・[スキップ]ボタンをクリックすると、マイナンバーは印字されません。
『基礎年金番号』が入力されている場合は、こちらが印字されます。
※70歳以上の社員がいない場合や、「算定基礎届」を開く前に、「マイナンバー設定」や「年調」→「源泉徴収票」等マイナンバーの管理や出力をするためにパスワード認証を行われている場合は、「算定基礎届」の[印刷]ボタンをクリックしても「マイナンバー‐パスワード認証」画面が表示されません。
8.提出日等の設定をする場合は、画面左下にある[詳細設定]ボタンをクリックします。
9.「詳細設定」画面が表示されます。
(ア)被保険者整理番号の印刷:
「健康保険」、「厚生年金」どちらの整理番号で印刷するかを選択します。
(イ)印刷範囲:
表示されている全社員を印刷するか、「改定要否」に〇がついている改定者のみを
印刷するかを選択します。
7~9月に随時改定が予定されており、算定基礎届の提出が必要ないため【改定要否】欄に
×がついている社員の情報を印刷する場合は、「全社員を印刷」にチェックマークを付けます。
(ウ)提出日を印刷する:
初期値では、こちらにチェックマークが付いていて、その右側にある提出日が
コンピューターのシステム日付になっています。
変更する場合は、提出日として印字する年月日を入力します。
(エ)社会保険労務士情報を印刷する:
こちらにチェックマークを付けると、「設定」→「給与規定」の「社会保険」タブで登録されている社会保険労務士情報が、帳票に印字されます。
(オ)設定が終わりましたら、画面下部の[設定]ボタンをクリックします。
10.「印刷」画面に戻りますので、[プレビュー]ボタンをクリックして印刷内容を確認します。
◎「被保険者報酬月額算定基礎届」
下の図の赤い枠内に70歳以上の社員については、「マイナンバー」もしくは「基礎年金番号」が印字されます。
11.実際に印刷する場合は、「プレビュー」画面左上の[印刷]ボタンをクリックするか、「プレビュー」画面を終了し戻った「印刷」画面の[印刷]ボタンをクリックして行います。
【プレビュー画面から印刷する方法】
【印刷画面から印刷する方法】
12.お使いのプリンターがカラー印刷対応で、カラー印刷する設定になっている場合は、カラーで印刷されます。
※モノクロプリンターをお使いの場合、「プレビュー」画面ではカラーで表示されますが、実際の印刷帳票は白黒印刷のみとなりますので、ご了承ください。