農業簿記で作成した事業所得や不動産所得の収入および所得金額をみんなの確定申告で受け入れることが可能です。
また、それ以外の収入や所得から差し引かれる金額に関しては、みんなの確定申告にて直接入力することで、申告対象年の確定申告書の作成が可能です。
<操作手順>
農業簿記で作成した事業所得や不動産所得の決算書の収入金額および所得金額を、みんなの確定申告にて受け入れる場合は1~をお試しください。
また、農業簿記より収入金額と所得金額を取り込む必要の無い場合は2へ進み、申告者の設定を行ってください。
※一般所得・不動産所得以外の収入を農業簿記で入力しても、みんなの確定申告に収入および所得金額を取り込むことはできません。
この場合、みんなの確定申告にて直接手入力をお願いします。
1.農業簿記の「申告」-「青色申告決算書印刷」(白色申告の場合は「申告」-「収支内訳書印刷」)より画面右の[確定申告へ出力]ボタンをクリックします。
※下図は[農業簿記10]で出力処理をする場合の例です。
2.「申告」-「青色申告決算書印刷」(白色申告の場合は「申告」-「収支内訳書印刷」)を[キャンセル]より終了し、[みんなの確定申告]を起動します。
起動後、前年の[みんなの確定申告]が同一パソコンにインストールされているか否かで表示される画面が異なります。以下ご参照ください。
(ア)前年の[みんなの確定申告]が申告対象年の[みんなの確定申告]と同一パソコンにインストールされている場合
前年のみんなの確定申告にて申告書を作成した申告者情報が初回起動時にそのまま引き継がれます。
処理を行いたい申告者をクリックし、画面右上の[選択]をクリックしてください。申告者の選択が完了しますので、3へ進んでください。
(イ)前年の[みんなの確定申告]が申告対象年の[みんなの確定申告]と同一パソコンにインストールされていない場合
申告対象年のみんなの確定申告を初回起動した際には、下の画面が表示されます。
[1.新規に申告者を登録する]を選択してください(前年のみんなの確定申告で取ったバックアップデータがある場合は[2.平成XX年分の確定申告データから平成XX年分に移行する。]を選択し、申告者情報を取り込んでください)。
a:申告者設定の画面が表示されます。こちらで申告者を設定します。
申告者は最大5名までの登録が可能です。
b:申告者が作成されます。申告書作成をしたい申告者をクリックし、青く反転していることを確認のうえ、[選択]をクリックします。
3.「申告書」-「申告書B(第一表、第二表)」を開きます。
画面中央上の[データ取込]ボタンをクリックしますと、事業および不動産の収入と所得が、申告対象年の[みんなの確定申告]に反映されます。
また、給与所得や年金所得等源泉徴収税額が発生する所得がある場合は、「申告書」-「申告書B(第一表、第二表)」の画面右下の[所得の内訳書]よりご入力ください。
(ア)「申告書」-「申告書B(第一表、第二表)」を開き、画面右下の[所得の内訳書]をクリックします。
(イ)画面左上の[追加]をクリックします。
(ウ)給与所得等の内訳を入力します。
源泉徴収票を見ながら、所得の内訳書(明細)に入力し、最後に[登録]ボタンをクリックします。
a:給与所得がある場合
b:国民年金の受給がある場合
また厚生労働省以外からの年金受給がある場合で電子申告を行う方は、画面下部の欄も入力します。
c:配当所得がある場合
d:一時所得がある場合
4.所得が複数ある場合は上記(イ)~(ウ)を繰り返し行います。
5.[所得の内訳書]の入力が終了しましたら、画面右上の[終了]で画面を終了し、[収入金額等]内のいずれかの金額欄をダブルクリックします。
6.画面下の[所得の内訳書取込]ボタンをクリックしますと、3-(ウ)で登録された所得の内訳が、所得の種類ごとに集計・表示されます。
7.画面右下の[次へ]ボタンをクリックします。
8.画面右下の[登録]ボタンをクリックし、収入金額および所得金額を保存します。
9.申告書の印刷を行うと第一表・第二表に下のように印刷されます。