※定額減税を行わない場合はこちらをご覧ください。
年の途中から給料王を導入した場合の給与/賞与データ入力の方法は2通りあります。
どちらの方法にするかによって定額減税の設定方法が異なりますので、該当する方をご覧ください。
<目次> (見出しをクリックすると該当箇所にジャンプします)
A.6月以前に支払った給与/賞与データから入力を開始する場合 B.7月以降に支給する給与/賞与データから入力を開始する場合
|
A.6月以前に支払った給与/賞与データから入力を開始する場合
「設定」→「社員情報設定(個別入力)」にて定額減税の対象人数を設定し、給与/賞与計算を行ってください。
詳しい設定方法につきましてはこちらをご覧ください。
B.7月以降に支給する給与/賞与データから入力を開始する場合
入力を開始する給与月までに控除した定額減税額を入力するために以下の操作を行います。
※「設定」→「社員情報設定(個別入力)」にて定額減税の対象人数の設定を行う前に操作を行います。
<操作手順>
1.「最新給与月」と「給与処理月」を同じ月に揃えます。
(例)令和6年7月給与(7/25支給)から給与入力を開始するために、
6月給与(6/25支給)で控除した定額減税額を入力する場合
2.「給与」→「給与データ入力(台帳形式)」を開きます。
定額減税の設定を行っていないため、以下のメッセージが表示されますが、
[OK]ボタンをクリックして閉じます。
3.「給与データ入力(台帳形式)」が開きます。
画面左上の[一覧へ]ボタンをクリックし、お名前を一覧で表示します。
4.お名前が一覧で表示されましたら、該当社員名をクリックします。
※該当社員が複数名いる場合は、該当社員全員のお名前をクリックします。
5.お名前をクリックすることで仮の給与データが作成されます。
作成ができましたら、「給与データ入力(台帳形式)」画面を終了します。
6.「ツール」→「給与台帳入力(過去分)」を開きます。
「給与台帳入力(過去分)条件」画面が表示されますので、処理年は「令和6年(2024年)」を選択し、[設定]ボタンをクリックします。
7.画面左の社員一覧から該当社員を選択後、6月の行をクリックし画面左上の[作成]ボタンをクリックします。
8.今回は、「7月給与」を元に「6月給与」を作成しますので「R.06年7月のデータを元に」に変更し、[開始]ボタンをクリックします。
9.7月のデータが6月に複写されます。
※該当社員が複数名いる場合は、同じ操作を繰り返し行ってください。
作成ができましたら「給与台帳入力(過去分)」を終了します。
10.「設定」→「社員情報設定(個別入力)」にて定額減税の対象人数の設定を行います。
詳しい設定方法につきましてはこちらの「第1章.事前に確認を行います。」をご覧ください。
11.6月以前に賞与の支給があった場合は、以下をクリックして賞与データの作成も行ってください。
6月以前に賞与の支給があった場合
(a)「賞与」→「賞与設定」を開きます。
(b)「賞与設定」画面が表示されますので、[作成]ボタンをクリックします。
※ここでは例として夏季賞与を作成します。
(c)賞与名称と支給日を入力して[作成]ボタンをクリックします。
(d)メッセージが表示されましたら[OK]ボタンをクリックします。
(e)作成した賞与データが「処理中」と表示されます。「賞与設定」画面は[閉じる]ボタンをクリックします。
(f)「賞与」→「賞与データ入力(台帳形式)」を開き、画面左上で該当社員を選択します。
(g)画面右上の[手入力へ]ボタンをクリックして[自動計算へ]に切り替えます。
(h)「定額減税」欄と「所得税」欄が入力できるようになりますので、実際に控除した金額を入力します。
(ア)「控除前税額」・・・定額減税される前の本来の所得税額
((イ)+(ウ)が自動で表示されます。手入力はできません。)
(イ)「定額減税」・・・その賞与の回で控除した定額減税額
(ウ)「所得税」・・・・その賞与の回で控除した所得税額
【賞与の所得税<定額減税の場合】
「定額減税」欄に定額減税した金額を入力します。
【賞与の所得税>定額減税の場合】
「定額減税」欄に定額減税した金額と、「所得税」欄に控除した所得税の金額をご入力ください。
※該当社員が複数名いる場合は、同じ操作を繰り返し行ってください。
(i)入力が終わりましたら「賞与データ入力(台帳形式)」画面は終了します。
引き続き手順12にお進みください。
※賞与の支給がない場合は手順12にお進みください。
12.定額減税の対象人数の設定を行いましたら、「ツール」→「給与台帳入力(過去分)」を開きます。
13.画面左の社員一覧から該当社員を選択し、画面右上の[機能]→[定額減税入力]ボタンをクリックします。
14.「給与台帳入力(過去分)定額減税入力」画面が表示されます。
(ア)控除前税額・・・定額減税される前の本来の所得税額
(イ)定額減税・・・その月(賞与ならその回)に控除できる定額減税額
(ウ)所得税・・その月(賞与ならその回)に控除する所得税
15.6月給与の「控除前税額」「定額減税」「所得税」を入力します。
※該当社員が複数名いる場合は、同じ操作を繰り返し行ってください。
(例)定額減税額が30,000円で、6月給与で本来の所得税額15,300円の場合
※給料王で年末調整をされる場合は、以下の内容も併せてご確認ください。
【導入前の金額をまとめて入力する場合】
「給与台帳入力(過去分)」にて「課税支給計」「社保(個)計」「所得税」の金額は削除し、「0」にしてください。
※まとめて金額を入力する場合の手順につきましてはこちらの『手順A.「年調データ入力」画面の調整欄でまとめて入力する方法』をご覧ください。
【月ごとに過去分の金額を入力する場合】
「給与台帳入力(過去分)」にて「課税支給」「社保(個)計」「所得税」の金額は正しい金額にしてください。
※月ごとに過去分の金額を入力する場合の手順につきましては、こちらの『手順B.「給与台帳入力(過去分)」画面で1か月ずつ入力する方法』をご覧ください。
16.修正ができましたら「給与台帳入力(過去分)」を終了します。
17.「給与」→「給与データ入力(台帳形式)」を開き、該当社員を選択します。
18.手順15で入力した金額や賞与を作成された場合は賞与の金額を加味して7月給与で定額減税が行われます。
(例)定額減税額が30,000円で、6月給与で15,300円を控除していて、
7月給与の本来の所得税額が16,750円の場合
6月給与で15,300円の減税がされているため、
30,000円-15,300円=14,700円・・・(7月給与で控除できる残額)
7月給与の本来の所得税は16,750円(ア)で残額をすべて控除できるため、
16,750円(残額)-14,700円(イ)=2,050円(ウ) ・・・徴収する所得税
7月給与で定額減税額を控除しきれない場合は、翌月以降に繰り越して控除されます。