2024年4月24日(水)より「MA1」最新バージョンの提供をインターネット経由で開始いたします。
本プログラムでは、「MR1データ取込」「月次残高推移表」「月次報告書」「比較財務諸表」「MR1」について機能アップを施しました。
「MA1」の起動時に表示される[オンラインアップデート]を実施していただくと新たに追加された機能をご利用いただけます。
インストールは通常数分程度で完了し、今までの設定などはそのまま引き継がれますので、安心してご活用ください。
A:機能アップ内容
【MR1】作成できる現金出納帳を拡張しました
2024年4月22日(月)より、「MR1」に「出納帳設定」が追加され、最大5つの現金出納帳を管理できるようになります。
※「MR1」で「現金出納帳」および拡張された「現金出納帳」をご利用になる場合は、関与税理士様にご相談ください。
MR1で追加された現金出納帳の明細を「MA1」で取り込みができるようになりました
本プログラムを適用することで、「MR1」の「現金出納帳3」「現金出納帳4」「現金出納帳5」に入力された取引内容を「MA1」の「帳簿」→「MR1データ取込」より取り込めるようになります。
【追加機能:1】
「帳簿」→「MR1データ取込」の起動時に表示される「取得条件」画面に、「取得対象」欄が追加されました。
ここで選択した「MR1」の出納帳・買掛帳の明細を「MR1データ取込」にて仕訳候補として取得し、仕訳化することができるようになります。
【追加機能:2】
「MR1データ取込」画面左上に「帳簿」欄が追加されました。
「帳簿」欄の▼ボタンをクリックすると「取得条件」にて選択した出納帳・買掛帳名が表示されます。
「MA1」で仕訳として取り込みたい出納帳・買掛帳名に切り替えることで、「MR1」で入力した該当の出納帳・買掛帳の明細が表示されるようになります。
【便利な機能】
「MR1」で管理している出納帳・買掛帳ごとに仕訳で使用する勘定科目・補助科目を「MR1データ取込」画面の左上に追加された[帳簿科目]ボタンより、あらかじめ指定することができます。
「現金」科目を補助科目管理しており、出納帳・買掛帳ごとに異なる補助科目で仕訳を取り込みたい場合に便利です。
【例】「MR1」「MA1」にて営業所ごとに出納帳を作成したい場合
MR1 出納帳 | 仕訳で使用する固定科目 |
現金出納帳1 | 勘定科目:現金/補助科目:現金① |
現金出納帳2 | 勘定科目:現金/補助科目:現金② |
現金出納帳3 | 勘定科目:現金/補助科目:現金③ |
現金出納帳4 | 勘定科目:現金/補助科目:現金④ |
現金出納帳5 | 勘定科目:現金/補助科目:現金⑤ |
1.「MR1データ取込」画面の左上に追加された[帳簿科目]ボタンをクリックします。
2.「帳簿」欄より固定科目を設定したい出納帳・買掛帳に切り替え、「科目」欄にて該当する勘定科目・補助科目を指定し、[設定]ボタンをクリックします。
3.「MR1データ取込」画面に戻ります。
画面右上[再取得]ボタンをクリックし、再度「MR1」より出納帳・買掛帳の明細を取得しなおすことで、設定した固定科目が反映されるようになります。
※上記操作以外にも、「MR1データ取込」画面を一度終了し、再度「MR1データ取込」を起動した場合も設定が反映されるようになります。
4.「借方科目・借方補助」または「貸方科目・貸方補助」に「帳簿科目設定」にて指定した勘定科目・補助科目が自動表示されるようになります。
※次回以降は「MR1データ取込」起動時に、選択された「現金出納帳」ごとに「帳簿科目設定」で指定した勘定科目・補助科目が自動表示されます。
「月次残高推移表」の貸借対照表でも月ごとの発生額を確認できるようになりました
「分析」→「月次残高推移表」にて貸借対照表でも「累計計算」のチェックを外すことができるようになりました。
これにより、貸借対照表の金額を月ごとに発生額ベースで確認できるようになります。
【月次残高推移表-貸借対照表:「累計計算」チェックONの場合】
貸借対照表で「累計計算」のチェックがONの場合、各月・各勘定科目の金額欄には月次残高が表示されます。
【月次残高推移表-貸借対照表:「累計計算」チェックOFFの場合】
「月次報告書」に新たな「出力帳票」や「設定」を追加しました
「月次報告書」の「書式設定」に以下の内容が追加され、より細かい設定ができるようになりました。
【追加項目】
・出力帳票に「合計残高試算表」が追加されました。
・「月次残高推移表-貸借対照表」の出力方法に「発生額」が追加されました。
・「月次残高推移表-損益計算書」の出力方法に「累計比較」が追加されました。
・「比較財務諸表-3期比較」および「比較財務諸表-前期比較」の出力帳票に「貸借対照表」が追加されました。
・「比較財務諸表-3期比較」および「比較財務諸表-前期比較」の出力帳票に「製造原価報告書」が追加されました。
※「製造原価」は構成比に「売上高対比」を設定することもできます。
「比較財務諸表」から該当勘定科目の「元帳」が呼び出せるようになりました
本アップデートより「比較財務諸表」に「合計残高試算表」や「消費税集計表」などに搭載されている、該当勘定科目の「元帳」を呼び出す機能を搭載しました。
【便利な機能】
「比較財務諸表」から「元帳」を呼び出す方法は以下の通りです。
「元帳」印刷時に「決算仕訳を印刷する」が初期値で選択されるように変更しました
従来、「元帳」印刷時の設定項目「決算仕訳を印刷する」は、「チェックOFF」が初期値に設定されていたため、総勘定元帳の印刷完了後に決算仕訳の元帳のみを印刷する必要がありました。
本プログラム適用後、「決算仕訳を印刷する」の初期値はチェックONとなるため、1年分の元帳印刷時の負担軽減や決算仕訳の元帳の印刷漏れを防ぐことができます。
B:サービスパック適用方法
「MA1」の起動時に表示される下のいずれかのメッセージに対し、[はい]または[OK]を選択していただくことで上記機能アップ内容をご利用いただけます。
インストール後は今までの設定などはそのまま引き継がれますので、引き続きご利用いただけます。
※以降は画面の指示に沿って、インストールしてください(インストールは通常数分程度で完了します)。
「MA1」の起動後は下のメッセージが表示される場合があります。
[OK]をクリックするとデータの更新が行われます(データの更新には少し時間がかかります。処理を中断せず、そのまま「MA1」が起動するまでお待ちください)。