「みんなの電子申告」より情報を出力した際、[申告・申請処理終了]画面で、エラーメッセージが表示される場合がございます。
エラーが表示されるケースは主に下記が考えられます。
A.「青色申告決算書のみ」または「確定申告書のみ」を「みんなの電子申告」より出力している場合
B.青色申告決算書の収入・所得金額と確定申告書の収入・所得金額が一致しない場合
C.会計製品・確定申告ソフトにて国税庁e-Taxソフトで設定可能な文字数を超えて登録している場合
D.損益計算書の金額と内訳書の金額が一致していない場合
E.未入力の項目がある場合
上記A~Eについては、それぞれ以下の方法にてエラーを回避することが可能です。
A.「青色申告決算書のみ」または「確定申告書のみ」を「みんなの電子申告」より出力している場合
青色申告決算書(または収支内訳書)のみ、もしくは確定申告書Bのみを「みんなの電子申告」より出力している場合、下のエラーが表示されます。
青色申告決算書(または収支内訳書)のみ、もしくは確定申告書のみを「みんなの電子申告」より出力している場合、再度、青色申告決算書(または収支内訳書)と確定申告書の情報を一緒に「申告・申請処理」を行うことで改善されます。
1.画面右上の[閉じる]をクリックしてください。
2.「データ一覧」の画面に戻ります。エラーが発生する申告者様のデータで下記の枠の部分を確認します。
(ア)「確定申告製品」欄が空欄の場合
確定申告製品も選択することで、エラーが改善されます。
(イ)「会計製品」欄が空欄の場合
会計製品も選択することで、エラーが改善されます。
3.画面中央の[修正]ボタンをクリックします。
4.修正画面が表示されますので、会計製品データおよび確定申告製品データを選択します。
(ア)「会計製品とデータ」および「確定申告製品とデータ」タブをクリックします。
(イ)対象製品をクリックします。
(ウ)画面下部の「データの選択」欄に、お客様のデータが表示されていますので、申告年度のデータを選択します。
(エ)[設定]をクリックします。
※なお、上記「データの選択」画面に、お客様のデータが表示されていない場合は、会計製品側もしくは確定申告製品側のデータで「利用者識別番号」の入力がされていない可能性がございます。
一旦、「みんなの電子申告」を終了し、「利用者識別番号」の入力をお願いします。
詳しくはこちらをご参照ください。
5.再度、「みんなの電子申告」より「申告・申請処理」を行い、エラーが表示されないことを確認してください。
B.青色申告決算書の収入・所得金額と確定申告書の収入・所得金額が一致しない場合
「みんなの確定申告」にて作成した「確定申告書」の収入金額や所得金額欄に、会計製品で作成した「青色申告決算書(または収支内訳書)」の収入金額や所得金額が転記されていない場合、下のエラーが表示されます。
会計製品側にて収入金額や所得金額を出力し、「みんなの確定申告」にて出力した情報を取り込むことで改善されます。
1.「申告・申請処理」画面は、[閉じる]ボタンで閉じ、「みんなの電子申告」も終了します。会計製品の「決算」-「青色申告決算書」または「収支内訳書」を開きます。
2.画面下部の[確定申告データ出力]をクリックします。
3.下のメッセージに対し、それぞれ[OK]を選択します。
4.青色申告決算書(もしくは収支内訳書)画面を[キャンセル]で終了し、「決算」-「所得税確定申告書作成」を開きます。
5.「申告書」-「申告書(第一表、第二表)」を選択します。
6.画面中央上の[データ取込]をクリックし、3にて出力した収入と所得金額を取り込んでください。
7.再度、「みんなの電子申告」より「申告・申請処理」を行い、エラーが表示されないことを確認してください。
C.会計製品・確定申告ソフトにて国税庁e-Taxソフトにて設定可能な文字数を超えて登録している場合
会計製品・確定申告ソフトにて設定した文字列が、国税庁e-Taxソフトにて取り込み可能な文字数を超えている場合、下のエラーが表示されます。
※下図エラーは「管理」-「減価償却資産登録」にて登録済みの固定資産名称が、国税庁e-Taxソフトにて取り込みが可能な文字数を超えている場合です。
会計製品側にて、国税庁e-Taxソフトにて取り込み可能な文字数(全角16桁以内)に修正することで改善されます。
1.「申告・申請処理」画面は、[閉じる]ボタンで閉じ、「みんなの電子申告」も終了し、会計製品の「管理」-「減価償却資産登録」を開きます。
2.該当資産をダブルクリック(下図:ア)し、資産名称を短縮(下図:イ)後、[登録]をクリックして内容を修正します。
3.再度、「みんなの電子申告」より「申告・申請処理」を行い、エラーが表示されないことを確認してください。
D.損益計算書の金額と内訳書の金額が一致していない場合
会計製品で作成した青色申告決算書(もしくは収支内訳書)の損益計算書における「減価償却費」の金額と、「減価償却費の計算」における「リ列」の合計が一致していない場合、下のエラーが表示されます。
減価償却費の仕訳を一旦削除していただき、再度「減価償却費仕訳転送」を行うことで改善されます。
1.「申告・申請処理」画面は、[閉じる]ボタンで閉じ、「みんなの電子申告」も終了します。会計製品の「帳簿」-「元帳」より「減価償却費」を開きます。
2.減価償却費仕訳転送にて転送された仕訳を削除します。
3.「元帳」を終了し、「管理」-「減価償却費仕訳転送」にて再度仕訳転送を行います。
4.減価償却費仕訳転送が完了したら、再度、「みんなの電子申告」より「申告・申請処理」を行い、エラーが表示されないことを確認してください。
E.未入力の項目がある場合
会計製品(会計王・みんなの青色申告・会計王PRO・会計王NPO法人スタイル)、「みんなの確定申告」にて特定の項目が未入力であった場合、「みんなの電子申告」より情報を出力した際「申告・申請処理終了」画面で、エラーメッセージが表示されます。
対処方法については以下をご参照ください。
<未入力だとエラーになる項目>
◆マイナンバー(個人番号)
「みんなの確定申告」にて申告者本人および扶養親族、事業専従者のマイナンバー(個人番号)を設定することで改善されます。
各画面でのマイナンバー(個人番号)の設定方法についてはこちらをご参照ください。
◆電話番号の区切り文字
会計製品および「みんなの確定申告」で電話番号に区切り文字「-」を入力することで改善されます。
「申告・申請処理」画面は、[閉じる]ボタンで閉じ、「みんなの電子申告」も終了したうえで以下の操作を行ってください。
(ア)会計製品側の設定箇所
a:会計製品の「決算」-「青色申告入力(一般)」を開きます。
※不動産所得がある場合は「決算」-「青色申告入力(不動産)」もご確認ください。
b:「自宅電話番号」「事業所電話番号」に入力されている電話番号に区切り文字「-」を入力し、画面右下の「設定」ボタンをクリックします。
※「青色申告入力(不動産)」の場合「電話番号」に入力されている電話番号に区切り文字「-」を入力してください。
(イ)「みんなの確定申告」側の設定箇所
a:会計製品の「決算」-「所得税確定申告書作成」を開きます。
b:「申告書」-「申告書(第一表、第二表)」を選択します。
c:画面右下の[所得の内訳書]ボタンをクリックします。
d:電話番号に区切り文字を入力していない所得の行をダブルクリックします。
e:「電話番号」欄に入力されている電話番号に区切り文字「-」を入力し、画面右上の[登録]ボタンをクリックします。
f:「みんなの確定申告」は終了し、再度、「みんなの電子申告」より「申告・申請処理」を行い、エラーが表示されないことを確認してください。
◆消費税申告書の「代表者名又は氏名」
会計製品の「消費税申告書設定」画面にて「代表者名又は氏名」を入力することで改善されます。
1.「申告・申請処理」画面は、[閉じる]ボタンで閉じ、「みんなの電子申告」も終了します。会計製品の「消費税」-「消費税申告書作成」を開きます。
2.集計期間等をご確認いただき、[集計開始]ボタンをクリックします。
3.「消費税申告書設定」画面が表示されるので、「納税地等」タブをクリックします。
4.「代表者名又は氏名」欄に代表者名または申告される方のお名前をご入力ください。
※「フリガナ」は「代表者名又は氏名」をご入力いただくと自動的に表示されます。
5.「消費税申告書設定」画面右下の[設定]ボタンをクリックします。
6.「消費税申告書作成」画面が表示されるので、画面右上の[終了]ボタンで閉じます。
7.再度、「みんなの電子申告」より「申告・申請処理」を行い、エラーが表示されないことを確認してください。