仕入先登録の「仕入先区分」を使用することで、仕入集計表等の集計画面にて
「適格請求書発行事業者」と「免税事業者」を分けて集計することができます。
仕入先区分を使用するには、あらかじめ「区分登録」が必要です。
詳しくは下記をご参照ください。
<操作手順>
1.ダイレクトメニューの「導入」→「区分登録」を開きます。
2.画面上部「区分種別」の右側「▼」をクリックし、仕入先の区分を選択します。
今回は例として「仕入先区分1」を使用する方法をご案内いたします。
※仕入先区分1~3の中で使用していない区分をご使用ください。
3.画面上部の[新規]ボタンをクリックします。
4.「区分登録」画面が表示されますので、「区分コード」~「イニシャルキー英字」を入力し[設定]ボタンをクリックします。
※区分名を入力し、キーボードのエンターキーを押すことで、「イニシャルキーカナ」と「イニシャルキー英字」は自動入力されます。
コード1:適格請求書発行事業者
コード2:免税事業者
という区分名で2つ設定しました。
B.仕入先登録での設定方法
<操作手順>
1.ダイレクトメニュー「台帳」→「仕入先登録」をクリックします。
2.設定したい仕入先を表示し、「仕入先区分1」の右側「▼」をクリックします。
3.以下の画面が表示されます。該当のコードをダブルクリックし、
「適格請求書発行事業者」または「免税事業者」を設定します。
4.「仕入先区分1」に設定後、[登録]ボタンをクリックします。
※仕入先ごとに設定します。
C.仕入集計表での集計方法
<操作手順>
1.ダイレクトメニュー「仕入管理」→「仕入集計表」をクリックします。
2.仕入集計表条件指定画面が表示されます。
「集計単位1」または「集計単位2」に「仕入先区分1別」を設定します。
その他、必要事項を設定し[開始]をクリックします。
3.「適格請求書発行事業者」と「免税事業者」に分かれて、集計結果が表示されます。
※他、仕入先区分別に条件指定できる画面でも集計は可能です。
【こんなときは】
仕入先登録で、「適格請求書発行事業者」と「免税事業者」に一括で仕入先区分を設定されたい場合は、以下のA~Dの操作を順番に行って下さい。
<事前準備>
操作前に必ずバックアップを保存して下さい。
バックアップの保存方法はこちらをご参照ください。
A.適格請求書発行事業者として登録します
仕入先に適格請求書発行事業者の設定を行います。
<操作手順>
1.ダイレクトメニューの「台帳」-「仕入先登録」を開きます。
2.新規に仕入先を登録する場合は「基本1」「基本2」タブにて基本情報を設定し、「仕入/支払」タブをクリックします。
※既存の仕入先に登録番号を設定されたい場合は、「仕入先コード」にて登録番号を設定されたい仕入先を表示し、「仕入/支払」タブをクリックします。
3.「適格請求書の設定(インボイス)」-「適格請求書発行事業者」の□をクリックし、チェックを付けます。
※「適格請求書の設定(インボイス)」枠内の「登録番号」欄に仕入先の登録番号(「T」を除いた半角数字13桁)を入力しますと、「適格請求書発行事業者」に自動でチェックが付きます。
4.[登録]ボタンをクリックします。
詳しい操作手順につきましてはこちらをご確認ください。
B.適格請求書発行事業者に付箋を付けます
※既に仕入先の付箋を利用されている場合は、手順によって付箋を外しますのでご注意ください。
<操作手順>
1.ダイレクトメニューの「台帳」→「仕入先登録」画面を開き、画面上部の[検索]ボタンをクリックします。
「仕入先検索条件指定」画面が表示されますが、何も指定せずに[開始]ボタンをクリックします。
2.全ての仕入先が表示されましたら、画面上部の[付箋]ボタンをクリックし、『付箋1を設定する』『付箋2を設定する』にチェックを入れ、「付箋なし(色なし)」の状態で[設定]ボタンをクリックします。
※「付箋1」または「付箋2」のどちらか1つのみ使用されている場合は、使用されていない付箋で以下の操作を行って下さい。
※「付箋1」または「付箋2」のどちらか1つのみ使用されている場合は、使用していない付箋の項目にのみチェックを付けて下さい。
例)「付箋1」のみ使用していて「付箋2」は使用していない場合は、「付箋2を設定する」のみチェックを付けて下さい。
※既に付箋が使われている仕入先がある場合に、この処理で付箋を外します。
3.下記メッセージが表示されますので[OK]をクリックします。
4.画面上部の[検索]ボタンをクリックします。
5.[詳細条件]ボタンをクリックします。
6.「仕入先検索詳細条件指定」画面が表示されますので、「インボイス」-「設定済み」を選択し[設定]ボタンをクリックします。
7.「仕入先検索詳細条件指定」画面の、[詳細条件]が太文字になっていることを確認し、[開始]をクリックします。
※詳細条件が正しく設定できていないと太文字になりません。
8.画面上部の[付箋]ボタンをクリックし、『付箋1を設定する』にチェックを入れ、「付箋」を1回クリックして赤い付箋の状態にしたあと、[設定]ボタンをクリックします。
※今回は「付箋1:赤」を例に説明します。
使用されていない付箋であればどの付箋を使用してもかまいません。
9.以下のメッセージが表示されますので[OK]をクリックします。
画面右上の[終了]を2回クリックして仕入先登録を閉じます。
以上で、「適格請求書発行事業者」に赤い付箋が付きます。
・「適格請求書発行事業者」→「付箋1:赤」
・「免税事業者」 →「付箋1:未設定」
に設定されました。
C.適格請求書発行事業者に仕入先区分を設定します
<操作手順>
1.ダイレクトメニュー「ツール」→「テキストデータ出力」をクリックします。
2.以下の内容を設定します。
・出力形式編集の右側「▼」をクリックし、「仕入先台帳(販売王11~形式)」を選択します。
・「付箋1」の右側「▼」をクリックし、「赤」を選択します。
3.画面下部「出力ファイル名」右の[参照]をクリックします。
※「テキストデータを「ソリマチ安心データバンク」にも保存する」のチェックは外しておきます。
4.「ファイルを開く」画面が表示されますので、以下のように設定して[開く]をクリックします。
(ア)「ファイルの場所」・・・デスクトップ
(イ)「ファイル名」・・・・・仕入先
(ウ)ファイルの種類・・・・・初期値のまま(CSVファイル(*.CSV) )
5.「テキストデータ出力」画面に戻りますので、画面下部の[開始]をクリックします。
6.出力が完了した旨のメッセージが表示されますので、[OK]をクリックします。
※出力完了後は、「テキストデータ出力」は「キャンセル」をクリックして閉じてください。
7.販売王に戻り、ダイレクトメニューの「ツール」-「テキストデータ入力」を開きます。
8.「入力形式名称」に『仕入先台帳(販売王11~形式)』を指定します。
9.「入力元」で「パソコン内のファイル」を選択し、「ファイル名」右の[参照]をクリックします。
10.「ファイルを開く」画面が表示されますので、手順4で指定したデスクトップの『仕入先.CSV』ファイルをクリックして、[開く]をクリックします。
11.左下「入力形式編集」をクリックします。
12.「入力形式」-「Csv出力形式」-「5.仕入先台帳.仕入先区分1」の「初期値」に「1」を設定し[別名保存]をクリックします。
※【A.区分登録の方法】で登録された「適格請求書発行事業者」のコードを入力します。
13.別名保存画面が表示されますので、「レイアウト名称」に名前を入力して[保存]をクリックします。
14.「テキストデータ入力」画面に戻りますので、画面下部の[開始]をクリックします。
15.取り込み前のプレビュー画面が表示されますので、そのまま[開始]をクリックします。
※過去にテキストデータ入力を行ったことがある場合は、以下のメッセージが表示されることがありますので、[はい]をクリックします。
16.入力が完了した旨のメッセージが表示されますので、[OK]をクリックします。
17.「テキストデータ入力」画面を[キャンセル]で閉じます。
D.免税事業者に仕入先区分を設定します
<操作手順>
1.ダイレクトメニュー「ツール」→「テキストデータ出力」をクリックします。
2.以下の内容を設定します。
・出力形式編集の右側「▼」をクリックし、「仕入先台帳(販売王11~形式)」を選択します。
・「付箋1」の右側「▼」をクリックし、「未設定」を選択します。
3.画面下部「出力ファイル名」右の[参照]をクリックします。
※「テキストデータを「ソリマチ安心データバンク」にも保存する」のチェックは外しておきます。
4.「ファイルを開く」画面が表示されますので、以下のように設定して[開く]をクリックします。
(ア)「ファイルの場所」・・・デスクトップ
(イ)「ファイル名」・・・・・仕入先1
(ウ)ファイルの種類・・・・・初期値のまま(CSVファイル(*.CSV) )
5.「テキストデータ出力」画面に戻りますので、画面下部の[開始]をクリックします。
※「テキストデータを「ソリマチ安心データバンク」にも保存する」のチェックは外しておきます。
6.出力が完了した旨のメッセージが表示されますので、[OK]をクリックします。
※出力完了後は、「テキストデータ出力」は「キャンセル」をクリックして閉じてください。
7.販売王に戻り、ダイレクトメニューの「ツール」-「テキストデータ入力」を開きます。
8.「入力形式名称」に『仕入先台帳(販売王11~形式)』を指定します。
9.「入力元」で「パソコン内のファイル」を選択し、「ファイル名」右の[参照]をクリックします。
10.「ファイルを開く」画面が表示されますので、手順4で指定したデスクトップの『仕入先1.CSV』ファイルをクリックして、[開く]をクリックします。
11.左下「入力形式編集」をクリックします。
12.「入力形式」-「Csv出力形式」-「5.仕入先台帳.仕入先区分1」の「初期値」に「2」を設定し、[別名保存]をクリックします。
※【A.区分登録の方法】で登録された「免税事業者」のコードを入力します。
13.別名保存画面が表示されますので、「レイアウト名称」に名前を入力して[保存]をクリックします。
14.「テキストデータ入力」画面に戻りますので、画面下部の[開始]をクリックします。
15.取り込み前のプレビュー画面が表示されますので、そのまま[開始]をクリックします。
※過去にテキストデータ入力を行ったことがある場合は、以下のメッセージが表示されることがありますので、[はい]をクリックします。
16.入力が完了した旨のメッセージが表示されますので、[OK]をクリックします。
17.「テキストデータ入力」画面を[キャンセル]で閉じます。
以上で、仕入先区分に「適格請求書発行事業者」と「免税事業者」が設定されました。
各集計画面で、仕入先区分での集計をお試しください。