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Q.定年退職した社員が再雇用になる場合の設定方法

対象製品
給料王22以降

 

定年退職した社員が退職日の翌日から再雇用になる場合、「社員情報設定」での登録方法につきましては、次の2通りの方法がございます。

 

A.今までの社員コードとは別に社員登録をする方法

B.今までと同じ社員コードで登録内容を変更する方法

 

どちらか管理しやすい方法で、ご登録を行ってください。

 

A.今までの社員コードとは別に社員登録をする方法

 

以下の説明では、例として9月18日から再雇用になる場合でご案内いたします。

給与処理月の半ばで定年を迎える場合も同様に操作を行えます。

 

<操作手順>

1.給与処理月を正社員で計算する月に変更します。(例では、9月給与)

2.「設定」→「社員情報設定(個別入力)」を開きます。

3.今後使用する社員コードで登録するため、画面右上の[機能]ボタンをクリックして、下に表示された[社員複写]をクリックします。

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4.「社員情報設定複写」画面が表示されます。

(ア)画面左側の「複写元」で今までの社員コード・氏名をクリックします。

(イ)画面右側の「複写先」で、「社員コード」欄に今後使用するコードを入力し、氏名を入力します。

(ウ)入力が終わりましたら、画面右下の[複写]ボタンをクリックします。

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5.同じ社員について社員コードが2つ登録された状態になります。

新しい社員コードの行をダブルクリックして開きます。

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6.「社員情報設定修正画面」が開きます。こちらで再雇用後の設定を行います。

 

(ア)「基本」タブ

a.「基本給区分」に変更がある場合は、▼をクリックして今後の「基本給区分」に変更します。

例 今までは月給で今後は時給になる 等

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b.他の項目(支給グループ等)の変更がある場合は、該当する項目について変更します。

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(イ)「手当/控除」タブ

前述の(ア)のaで「基本給区分」が変更になった場合は、『基本給』欄に登録されている金額を変更します。

時給に変更の場合は時給単価、日給に変更の場合は日給単価を登録します。

「基本給区分」に変更がなくても、金額に変更がある場合もこちらに登録します。

 ◎時給の場合               ◎日給の場合

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※「手当/控除」タブで、他の項目の金額にも変更がある場合は、該当する項目について変更します。

(ウ)「支給」タブ

支給方法に変更がある場合は、「支給」タブで変更します。

例 振込から現金支給に変更する 等

 

(エ)「社保/労保」タブ

社会保険や雇用保険の設定を行う場合は、こちらで変更します。

※社会保険に関しての変更については、保険料の徴収方法により変更する給与処理月に更新してから行ってください。

例 10月分社会保険料から標準報酬月額が変更になる場合

・当月徴収:給与処理月を10月給与に更新してから変更します。

・前月徴収:給与処理月を11月給与に更新してから変更します。

a.今後、社会保険の標準報酬月額が変更になる場合は、各等級を変更します。

例 今まで標準報酬月額:190,000円だったが、変更後170,000円になる場合は、該当する等級を選択します。

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b.今後、社会保険や雇用保険を計算しなくなるのでしたら、各区分を「なし」に変更します。

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7.変更する項目について変更が終わりましたら、画面右下の[設定]ボタンをクリックして終了します。

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8.今までパート社員で登録していた行をクリックして、画面上部にある[退職/復職]ボタンをクリックします。

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9.表示された画面中ほどの「退職年月日」欄に定年退職の日付を入力して、[開始]ボタンをクリックします。

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10.確認メッセージが表示されますので、[はい]をクリックします。

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11.今までの社員名が青く表示されます。

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12.「給与」→「給与データ入力(台帳形式もしくは一覧形式)」を開いて、正社員での給与計算を行います。

※もし、今までの社員コードと新規作成した社員コードでの登録が同じ支給グループの場合、定年退職の日付と給与の締日との関係で同じ社員の氏名が両方「給与データ入力」画面に表示される場合があります。

その場合、それぞれの給与金額で計算する等、お客様のお支払いの内容に合わせて計算を行ってください。

月給・日給月給社員で日割り計算を行う場合は、こちらをご覧ください。

 

◆年末調整を行う際の注意点

社員コードを定年退職前と再雇用後で分けているため、「年調データ入力」画面を開いた際に両方のコードで社員が表示されます。

定年退職前の給与を再雇用後の登録の方に合算して年末調整を行う際は、以下の操作を行います。

 

1.「年調」→「年調データ入力」画面を開きます。

2.表示された画面左側にある社員名より、定年退職前のコードの社員名をクリックします。

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3.画面右上にある[集計設定]ボタンをクリックします。

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4.次の確認メッセージが表示されますので、[はい]ボタンをクリックします。

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5.画面右上に「※この社員は年調の集計対象から除外されます」と表示され、年末調整の源泉徴収票、法定調書合計表や総括表の集計から除かれるようになります。

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6.また、定年退職前の『課税支給』、『社保控除』、『源泉徴収』の合計金額をメモに控えます。

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7.再雇用後のコードの社員名をクリックします。

調整欄の『課税支給』、『社保控除』、『源泉徴収』欄に、前述の6.で控えた金額を手入力します。

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8.定年退職前の支払金額も含めて、年末調整の計算ができるようになります。

 

B.今までと同じ社員コードで登録内容を変更する方法

 

<操作手順>

1.給与処理月を退職した社員が復職する月に変更します。(例では、10月給与)

2.「設定」→「社員情報設定(個別入力)」を開きます。

3.社員名が一覧で表示されますので、該当社員の行をクリックして、画面上部の[退職/復職]ボタンをクリックします。

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4.「社員情報設定退職/復職」画面が表示されます。

(ア)処理:【復職する】を選択します。

(イ)退職理由:こちらは復職処理をしてもそのままになるので、退職理由を残さない場合はDeleteキーで削除します。

(ウ)[開始]ボタンをクリックします。

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5.氏名の色が黒色に変わり、「就業区分」も【在職】になります。

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6.復職後、今までの社員情報設定の内容に変更がある場合は、該当箇所について修正を行います。

変更する項目について変更が終わりましたら、画面右下の[設定]ボタンをクリックして終了します。

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7.「給与」→「給与データ入力(台帳形式もしくは一覧形式)」を開いて、復職後の給与計算を行います。

 

※この年の年末調整は、復職前と復職後の給与・賞与の合計金額で計算できます。

 

 

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