ソリマチ製品Q&A製品Q&Aは「いつでも」「すべてのページを」「どなたでも」ご覧になれます。

Q.MoneyLink明細取込の便利な機能

対象製品
会計王22以降
みんなの青色申告22以降
会計王22PRO以降
会計王22NPO法人スタイル以降
MA1

 

 

「MoneyLink」にてインターネットバンキングサービス等から取り込んだ入出金明細の取引内容をもとに、よく使う取引内容とそれに関連する勘定科目等をあらかじめ「明細取込辞書」として登録しておくことで、次回から入出金明細を取り込む際に取引内容に該当する勘定科目等を「明細取込辞書」からマッチングし、自動的に設定することができます。

また、振替伝票(複合伝票)形式で「明細取込辞書」に登録することもできます。

 

下記のA~Bをクリックし、詳細な操作手順をご確認ください。

A.「明細取込辞書」として登録する方法

B.振替伝票(複合伝票)形式で「明細取込辞書」に登録する方法

 

 

A.「明細取込辞書」として登録する方法

 

<操作手順>

 

1.画面中央上の[明細取込]→[MoneyLinkから直接明細を取り込む]をクリックします。

 

2.「MoneyLinkログイン」画面が表示されますので、[パスワード]を入力し、画面下の[実行]ボタンをクリックします。

 

 

3.「明細取込」画面が表示される場合は、画面左下の[Web明細帳選択]をクリックします。

 

 

4.取り込みたいWeb明細帳を選択し、画面下の[設定]ボタンをクリックします。

 

【仕訳登録時に取込辞書を自動で更新する】

仕訳登録した内容が明細取込辞書の取込ルールとして反映されます。辞書が改訂されていきますので、より期待通りに自動仕訳されやすくなります。

通常はチェックがONになります。辞書に反映させたくない場合はOFFにします。

 

【AIによる自動推測を行う】

明細を取り込む際にインターネットを介して学習型プログラム(AI)が類似の取引内容を探索し、科目を自動推測して仕訳候補を作成します。

通常はチェックがONになります。自動推測されたくない場合はOFFにします。

 

【取込時に常にWeb明細帳選択画面を表示する】

明細を取り込む際に「Web明細帳選択画面」を表示させます。

通常はチェックがOFFになり、MoneyLink側のWeb明細帳登録状態に変更あるときだけ、「Web明細帳選択画面」を表示されます。常に表示したい場合はONにします。

 

 

5.取込方法を選択します。

 

(ア)仕訳未登録の明細を仕訳候補として取り込む

MoneyLinkに保存されている明細の内、帳簿に仕訳として登録されていない明細のみに絞って取り込む場合に選択します。

また、会計期間外の取引も取り込む場合は[会計期間外の取引も取り込む]にチェックをつけます。

 

(イ)指定した期間内の明細を仕訳候補として取り込む

MoneyLinkに保存されている明細の内、期間を指定して取り込む場合に選択します。

仕訳の登録の有無に関わらず、ここで指定した期間に該当する明細を全て会計製品に取り込みます。

過去に「取込対象期間」に指定したことがある場合は、「取込対象期間」の開始日(左側)は前回取り込んだ期間の終了日が自動表示されます。

 

 

6.画面下の[実行]ボタンをクリックすると、下の確認画面が表示されますので、[はい]ボタンをクリックします。取り込みを取り消す場合は[いいえ]ボタンをクリックします。

 

 

7.「明細の取り込みが完了しました。」のメッセージが表示されたら、[OK]ボタンをクリックします。

 

 

8.画面中央上の[辞書設定]ボタンをクリックします。

 

 

9.「入出金明細の取引内容」に関連する「検索方法」「入出金」を指定する画面が表示されます。

取り込んだ明細のうち、表示中の明細取込辞書に未登録の明細があると、取込ルールの「登録候補」として「青色」で表示されます。

「青字」で表示されている取引内容について「勘定科目」「補助科目」「部門」等を設定することで、次回から入出金明細を取り込む際に取引内容に該当する勘定科目等を「明細取込辞書」からマッチングし、自動的に設定することができます。

 

【各項目の説明】

 

(ア)取引金額の範囲を条件に設定できます。 

 

 取引金額の範囲(下限/上限)を設定することでその範囲の明細を対象とします。

 ※「0」は「指定なし」とみなします(空欄になります)。

  例)1,000円以上の明細を対象とする場合

    下限:1,000  上限:空欄

 

(イ)入出金明細の取引内容ごとに明細取込辞書のマッチング方法を「検索方法」に設定します。

 

a:完全一致

「MoneyLink明細取込辞書設定」の「入出金明細の取引内容」に登録されている文字列と完全一致する入出金明細がある場合、指定した「勘定科目」「補助科目」「部門」を自動設定します。

 

b:部分一致

「MoneyLink明細取込辞書設定」の「入出金明細の取引内容」に登録されている文字列が含まれる入出金明細がある場合、指定した「勘定科目」「補助科目」「部門」を自動設定します。

 

(ウ)取引内容ごとにその取込ルールを入出金/入金/出金のいずれの明細で使うかを設定します。

 

c:入出金

その取込ルールが「入金」「出金」両方で使用される場合に選択します。

 

d:入金

その取込ルールが「入金のみの取引」で使用される場合に選択します。

 

e:出金

その取込ルールが「出金のみの取引」で使用される場合に選択します。

 

(エ)取引内容ごとに、「検索方法」と「入出金」で設定した内容にマッチングした場合、どの科目を設定するのかを「勘定科目」「補助科目」「部門」に設定します。

 

※「MoneyLink明細取込」画面にて「勘定科目」「補助科目」「部門」を設定後に「MoneyLink明細取込辞書設定」を起動した場合は、「MoneyLink明細取込」で設定した情報があらかじめセットされます。

必要に応じて「勘定科目」「補助科目」「部門」を修正してください。

 

※「取引内容」ごとに設定された「検索方法」「入出金」の組み合わせに該当する入出金明細を会計製品に取り込んだ場合、設定した「勘定科目」「補助科目」「部門」が自動的にセットされるようになります。

 

<例1>「検索方法」が「完全一致」の場合

入出金明細の取引内容 入出金 勘定科目の自動設定結果

NHK受信料

 

英字が「半角」の場合

入金 自動設定されない
出金 自動設定される
入出金

NHK受信料

 

英字が「全角」の場合

入金 自動設定されない
出金
入出金

NHK受信料 4月分

※取引内容に対象月が付記されている場合

入金 自動設定されない
出金
入出金

 

<例2>「検索方法」が「部分一致」の場合

入出金明細の取引内容 入出金 勘定科目の自動設定結果

NHK受信料

 

英字が「半角」の場合

入金 自動設定されない
出金 自動設定される
入出金

NHK受信料

 

英字が「全角」の場合

入金 自動設定されない
出金
入出金

NHK受信料 4月分

※取引内容に対象月が付記されている場合

入金 自動設定されない
出金 自動設定される
入出金

 

(オ)会計製品に登録する際の「摘要文」を指定します。

金融機関からの「入出金明細の取引内容」の文字列をそのまま仕訳の摘要文として使用する場合は「標準」とします。

 

任意の文字列を仕訳の摘要として使用する場合はコード欄の[▼]ボタンクリックし、ドロップダウンリストより該当の取引摘要を選択する(図:a)か、「指定なし」を選択し任意の文字列を全角15文字以内で設定する(図:b)ことができます。

 

【図:a】

【図:b】

 

(カ)特定の辞書項目に一致した入出金明細を会計製品に仕訳として登録したくない場合は、「操作」の[▼]ボタンクリックし、ドロップダウンリストより「除外」を選択することで、会計製品へ仕訳として登録される対象から除外することができます。

 

事業用の通帳から家計用の支払いが含まれている場合で、家計用の取引内容については会計製品に仕訳を登録しない等にご利用できます。

 

※「除外」を選択した「取引内容」については会計製品へ仕訳を登録しないため、通帳残高と会計製品の口座科目の残高は一致しなくなりますので、ご注意ください。

 

※「任意の取込ルール」タブに設定した取込ルールに該当しない入出金明細がある場合、「既定の取込ルール」タブにてあらかじめ「入金」「出金」ごとに必要に応じて「勘定科目」「補助科目」「部門」等を設定しておくことで、設定した内容で仕訳を登録することもできます。

 

10.画面上の[終了]ボタンをクリックします。

 

 

11.設定した「明細取込辞書」をMoneyLinkから取り込んだ入出金明細に反映させるには、画面右上の[辞書再適用]ボタンをクリックします。

 

 

12.「辞書再適用方法選択」画面が表示されますので、更新するWeb明細帳を選択します。

 

(ア)[選択中のWeb明細帳の仕訳候補のみ更新する]

「MoneyLink明細取込」画面で現在選択中のWeb明細帳の仕訳候補を対象に、取引内容が一致した辞書の内容を反映(自動設定)します。

 

(イ)[全てのWeb明細帳の仕訳候補を更新する]

「MoneyLink明細取込」画面に表示されている全てのWeb明細帳の仕訳候補を対象に、取引内容が一致した辞書の内容を反映(自動設定)します。

 

 

13.画面上に「辞書設定」で設定した内容が反映されたことをご確認ください。

 

※次回以降、インターネットバンキング等より入出金明細を取り込むと、設定した「明細取込辞書」とメイン画面の入出金明細とのマッチングを行い、該当する明細取込辞書のある入出金明細については、「勘定科目」「補助科目」「部門」「摘要」が自動設定されます。

 

 

 

B.振替伝票(複合伝票)形式で「明細取込辞書」に登録する方法

 

(例)「口座振替 ●●カード」の出金明細について、10000円分を「通信費」に、差額を「消耗品費」に分ける場合

 

1.画面上[辞書設定]ボタンをクリックします。

 

 

2.「MoneyLink明細取込辞書設定」画面が表示されますので、振替伝票形式で辞書設定したい任意の取込ルールを選択し、画面左上[振替伝票]ボタンをクリックします。

 

 

3.下記のメッセージ画面が表示されますので、[はい]ボタンをクリックします。

 

 

4.下記のメッセージ画面が表示されますので、[はい]ボタンをクリックしますと、「MoneyLink明細取込辞書設定(振替伝票)」画面が表示されます。

 

 

5.変更したい勘定科目の[▼]ボタンをクリックし、ドロップダウンリストより選択します。
例の場合、借方科目を「通信費」に変更します。

 

 

6.変更したい金額種別の[▼]ボタンをクリックし、ドロップダウンリストより選択します。

(ア)貸借差額:借方合計と貸方合計の差額が設定されます。

 

(イ)固定金額:決まった金額が設定されます。

金額は「金額」欄に入力します。

なお、税率が「自動」の場合の固定金額は、以下のように入力します。

外税 … 税込金額を入力します(※)。

内税 … 税込金額を入力します(※)。

別途入力 … 税抜金額を入力します。消費税仕訳は別途入力します。

税込/税計算なし … 税込金額を入力します。

※入力した固定金額から消費税処理方法に合わせて金額と消費税額が設定されます。

 

(ウ)取引額割合:明細の取引金額の割合分の金額が設定されます。

割合(%)は「金額」欄に入力します(計算時、1円未満は四捨五入されます)。

 

例の場合、借方金額種別を「固定金額」に変更します。

 

 

7.変更したい金額を入力します。

例の場合、借方金額に「10000」と入力します。

 

 

8.振替伝票のように、複数の科目に分けたい場合、追加で科目を選択します。

例の場合、消耗品費を選択します。

 

 

9.金額種別の[▼]ボタンをクリックし、ドロップダウンリストより選択します。

例の場合、貸借差額を選択します。

 

 

10.変更が完了したら画面右上[閉じる]ボタンをクリックします。すると下記の画面が表示されますので、[はい]ボタンクリックして終了します。

 

※変更された後の取込ルールが振替伝票形式ではない場合、下記の画面が表示されます。
戻って変更する場合は[いいえ]ボタンを、このまま登録してよろしければ[はい]ボタンをクリックします。

 

 

11.「MoneyLink明細取込辞書設定」画面に戻り、科目が「諸口」に変わったことを確認しましたら、画面右上[終了]ボタンクリックして閉じます。

 

 

12.「MoneyLink明細取込」画面に戻りますので、画面右上[辞書再適用]ボタンクリックします。

 

 

13.「辞書再適用方法選択」画面が表示されますので、更新するWeb明細帳を選択します。

 

(ア)[選択中のWeb明細帳の仕訳候補のみ更新する]

「MoneyLink明細取込」画面で現在選択中のWeb明細帳の仕訳候補を対象に、取引内容が一致した辞書の内容を反映(自動設定)します。

 

(イ)[全てのWeb明細帳の仕訳候補を更新する]

「MoneyLink明細取込」画面に表示されている全てのWeb明細帳の仕訳候補を対象に、取引内容が一致した辞書の内容を反映(自動設定)します。

 

 

14.「辞書再適用仕訳候補選択」画面が表示されますので、更新する仕訳候補を選択します。

 

(ア)「全ての仕訳候補を更新する」…「MoneyLink明細取込」画面に表示されている全ての仕訳候補を対象に、取引内容が一致した辞書の内容を反映(自動設定)します。

 

(イ)「科目が未指定の仕訳候補のみ更新する」…相手科目が空欄(未指定)の仕訳候補対象に、取引内容が一致した辞書の内容を反映(自動設定)します。

 

 

15.該当の取引内容に対して辞書設定された通りに変わっているかご確認ください。

 

 

 

この記事は役に立ちましたか?
2人中2人がこの記事が役に立ったと言っています