工事原価集計表は、工事ごとの「未成工事支出金」科目や「完成工事原価」科目(「製造原価」科目)の
発生金額と残高を材料費、労務費、外注費、経費の区分に分けて確認できます。
※あらかじめ、「工事登録」にて、部門ごとに工事登録を行います。
「工事原価集計表」に工事ごとに集計される金額と、「合計残高試算表」に部門ごとに集計される金額が一致しない場合は、以下の手順にてご確認いただくことができます。
<操作手順>
A:「合計残高試算表」と「工事原価集計表」にて同じ集計条件で確認します。
B:「未成工事支出金」や「完成工事原価」の科目を使用した仕訳に設定している
詳細な手順は下記をご参照ください。
A:「合計残高試算表」と「工事原価集計表」にて同じ集計条件で確認します。
「合計残高試算表」と「工事原価集計表」のそれぞれの画面で同じ集計期間を設定し、「合計残高試算表」の「部門」欄と、「工事原価集計表」の「工事」欄に同じ部門を設定して確認します。
<操作手順>
1.「集計」→「合計残高試算表」を開き、集計期間を設定して金額を確認します。
(ア)画面左上の「集計期間」の月指定ボックスをクリック、またはドラッグして集計期間を選択してください。
<1ヶ月のみ集計する場合>
集計したい月をクリックします。
例:会計期間が4月~3月の場合
10月の合計残高試算表を集計する場合は「10」をクリックします。
<1年間を集計する場合>
例:会計期間が4月~3月の場合
「集計期間」の右側の[全期間]ボタンをクリックします。
<複数月を集計する場合>
集計期間をドラッグします。
例:会計期間が4月~3月の場合
4月から12月までの合計残高試算表を集計する場合は「4」をクリックし、「12」までドラッグします
(イ)部門を選択します。「集計期間」右側の「部門」欄の▼をクリックし、ドロップダウンリストより該当の部門を選択します。
(ウ)集計されたすべての「未成工事支出金」と、「完成工事原価」科目の残高を確認してください。金額を確認後、画面右上の「終了」ボタンをクリックして画面を終了します。
引き続き、「工事原価集計表」の工事ごとの残高を確認します。
手順.2にお進みください。
2.「管理」→「工事原価集計表」を開き、集計期間を設定して金額を確認します。
※メニューバーの場合は、「管理(M)」→「工事管理(K)」→「工事原価集計表(Z)」を開きます。
(ア)画面左上の「集計期間」の月指定ボックスをクリック、またはドラッグして集計期間を選択してください。 (手順1-(ア)で選択した集計期間と同じ期間を選択します)
<1ヶ月のみ集計する場合>
集計したい月をクリックします。
例:会計期間が4月~3月の場合
10月の合計残高試算表を集計する場合は、「10」をクリックします。
<1年間を集計する場合>
例:会計期間が4月~3月の場合
「集計期間」の右側の[全期間]ボタンをクリックします。
<複数月を集計する場合>
集計期間をドラッグします。
例:会計期間が4月~3月の場合
4月から12月までの合計残高試算表を集計する場合は、「4」をクリックして「12」までドラッグします。
(イ)工事を選択します。「集計期間」右側の「工事」欄の▼をクリックし、ドロップダウンリストより該当の工事を選択します。(手順1-(イ)で選択した部門と同じ部門(工事)を選択します)
(ウ)「材料費」・「労務費」・「外注費」・「経費」に集計される各科目の残高を確認してください。
以上の操作をお試しいただき、「工事原価集計表」に工事ごとに集計される金額と、「合計残高試算表」に部門ごとに集計される金額が一致したことをご確認ください。
上記の操作を行っても残高が合わない場合は、「未成工事支出金」や「完成工事原価」の科目の仕訳に
設定している部門をご確認ください。下記手順.Bに進みます。
B:「未成工事支出金」や「完成工事原価」の科目を使用した仕訳に設定している
部門が正しいか確認します。
「帳簿」画面にて、「未成工事支出金」や「完成工事原価」の科目を使用して入力している仕訳の「部門」欄に設定している部門ごとに、「合計残高試算表」と「工事原価集計表」のそれぞれの画面に金額が集計されます。仕訳に設定されている「部門」が正しいかをご確認ください。
<操作手順>
1.「ファイル」→「データ同期」より現在選択中の会計データを格納します。
2.再度「ファイル」→「データ同期」より対象データを更新モードで取得します。
この際、下記のメッセージが表示されますので[はい]をクリックします。
3.「帳簿」→「簡易振替伝票入力」を開きます。
4.「未成工事支出金」や「完成工事原価」科目で入力した仕訳の部門を確認します。
(ア)「未成工事支出金」や「完成工事原価」科目の仕訳を検索し、設定されている部門を確認してください。
(イ)部門の選択に誤りがある場合は、正しい部門を選択します。
5.同様に、他の「未成工事支出金」や「完成工事原価」科目の仕訳についても部門の設定が正しいか確認し、必要な場合は、正しい部門を選択します。
6.修正処理完了後、「簡易振替伝票入力」画面右上の[終了]ボタンをクリックして下さい。
上記の操作を行っても残高が合わない場合は、「未成工事支出金」や「完成工事原価」の科目の仕訳に
設定している部門をご確認ください。