インボイス制度に伴い販売王から会計王へ仕訳転送を行い、会計王で消費税申告書を作成される場合、
2023年10月1日以降、適切に仕入税額控除額を計算するためには、
「仕入先登録」画面で仕入先が「適格請求書発行事業者」かどうかを設定しておく必要があります。
会計王仕訳データ作成時に以下のメッセージが表示された場合は、以下の内容についてご確認ください。
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「適格請求書発行事業者」からの「仕入伝票」として転送したい場合、
仕入先登録の「適格請求書発行事業者」にチェック等の操作が必要です。
以下の「解決方法はこちら」の内容を確認してから仕訳の転送を行うことをお勧めします。
そのまま転送を行ってもよろしいですか?
メッセージID:40252
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【「適格請求書発行事業者」の項目についてご確認ください。】
「台帳」-「仕入先登録」の「仕入/支払」タブにて、「適格請求書発行事業者」の項目のチェックをご確認ください。
仕入先の登録番号を入力した場合は、「適格請求書発行事業者」に自動にチェックが入り
マスクされます。
<「適格請求書発行事業者」の項目のチェックがついている場合>
〇「適格請求書発行事業者」にチェック後入力した伝票から、適格発行事業者からの仕入として認識され、仕入税額相当額100%分として転送することができます。
※「適格請求書発行事業者」にチェックを入れる前に登録済みの仕入伝票は、適格請求書発行事業者の仕入伝票と認識されませんのでご注意ください。
※「適格請求書発行事業者」にチェックを入れずに登録した仕入伝票を、適格発行事業者の仕入伝票として転送されたい場合は、以下に記載する方法で仕入伝票を再認識する操作が必要です。
※2023年10月1日以降の伝票から対象となりますので、2023年10月1日の伝票を入力する前に該当仕入先は「適格請求書発行事業者」にチェックを入れてください。
<「適格請求書発行事業者」の項目のチェックがついていない場合>
免税事業者からの仕入とみなされます。
〇2023年10月1日~2026年9月30日までは、仕入税額相当額の80%分の控除として転送されます。
〇2026年10月1日~2029年9月30日までは、仕入税額相当額の50%分の控除として転送されます。
また、「会計王仕訳データ作成」にて仕入伝票を転送する際、以下のメッセージが表示されます。
上記メッセージは[いいえ]を選択し、下記の内容をご確認ください。
【「適格請求書発行事業者」にチェックを入れずに登録した仕入伝票を、
適格発行事業者の仕入伝票として転送したい場合】
※上記設定の前に事前にバックアップを保存してください。
※あらかじめ該当仕入先様の仕入先登録の「適格請求書発行事業者」にチェックを入れてください。
※再認識したい仕入伝票の数に応じて「■再認識したい仕入伝票が少ない場合」「■再認識したい仕入伝票が多い場合」どちらか該当する操作をご参照ください。
■再認識したい仕入伝票が少ない場合
例)2023/10/1から「課税事業者」に変わったため、2023/10/1以降を課税対象の伝票として集計したい場合
<操作方法>
1.ダイレクトメニュー「仕入業務」→「仕入入力」をクリックします。
2.画面上部の「検索」ボタンを押し「伝票検索」画面を開きます。
(ア)「伝票日付」欄を「2023/10/01」~「空欄」に設定します。
(イ)「仕入先」欄に該当仕入先を指定します。
(ウ)伝票日付と仕入先を設定後[検索]ボタンを押します。
3.検索結果が表示されますので、1番古い伝票をダブルクリックします。
4.仕入伝票が表示されます。
伝票の再認識を行うため、伝票の付箋マークを4回クリックします。
※付箋操作は、左右どちらの付箋で操作を行ってもかまいません。
※すでに付箋を使用されている場合でも、4回クリックしていただくことで、元々設定されていた付箋からは変更されませんので、ご安心ください。
※付箋は「赤」→「青」→「黄」→「グレー(指定なし)」の順番に色が変わります。
5.[登録]をクリックします。
なお、伝票が複数枚ある場合は、伝票番号のをクリックし、次の伝票に切り替えながら、
手順4~5の操作を繰り返し行って下さい。
6.すべての伝票で再認識ができましたら、再度、「会計王仕訳データ作成」にて仕訳の転送を行ってください。
その際、同様に以下のメッセージが表示されます、既に設定済みでメッセージの表示を消したい場合は「次回からこのメッセージを表示しない」にチェックを入れ、「はい」を押して仕訳の転送を行ってください。
■再認識したい仕入伝票が多い場合
<操作方法>
1.「仕入業務」-「仕入入力」を開きます。
2.画面上部の「検索」ボタンを押し「伝票検索」画面を開きます。
(ア)「伝票日付」欄を「2023/10/01」~「空欄」に設定します。
(イ)「仕入先」欄に該当仕入先を指定します。
(ウ)伝票日付と仕入先を設定後[検索]ボタンを押します。
3.該当の仕入伝票が表示されますので、画面左下の[付箋]ボタンをクリックします。
4.検索した仕入伝票に付箋を付けます。
※既に付箋を使用している場合は、付箋2や異なる色の付箋をご利用ください。
今回の例では付箋1に「赤」を指定します。
「付箋1を設定する」にチェックを入れ右の付箋をクリックし「赤」色になりましたら
そのまま「設定」ボタンを押します。
※他の仕入先もある場合は同様の操作を別の仕入先でも同様の操作を行ってください。
上記のように付箋がつきましたら、仕入入力の画面を終了します。
5.ダイレクトメニューの「ツール」-「テキストデータ出力」を開きます。
6.「出力形式名称」に『仕入伝票(販売王22~形式)』を指定します。
7.画面左下の[出力形式編集]をクリックします。
8.画面左下の「出力形式」-「Csv出力形式」にて、42番目「仕入伝票.適格請求書発行事業者区分」を表示し、「初期値」に『1』と入力します。
※適格請求書発行事業者に入力する値
0:非適格請求書発行事業者
1:適格請求書発行事業者
9.画面下部の[別名保存]をクリックします。
10.「別名保存」画面が表示されますので、「レイアウト名称」にどのような形式か分かる任意の名前を入力して、[保存]をクリックします。
※ここでは『仕入伝票(適格事業者)』という名前で保存をします。
※初期値の名称のまま保存はできません。
11.「テキストデータ出力」画面に戻りますので、「出力形式名称」が保存した形式になっていることを確認して、画面下部「出力ファイル名」右の[参照]をクリックします。
※「テキストデータを「ソリマチ安心データバンク」にも保存する」のチェックは外しておきます。
12.「ファイルを開く」画面が表示されますので、以下のように設定して[開く]をクリックします。
(ア)「ファイルの場所」・・・デスクトップ
(イ)「ファイル名」・・・・・仕入伝票
(ウ)ファイルの種類・・・・・初期値のまま(CSVファイル(*.CSV) )
13.「テキストデータ出力」画面に戻りますので、以下のように設定して[開始]をクリックします。
(ア)「伝票日付」・・・「2023/10/01」~「空欄」
(イ)「付箋1」・・・・・「赤」 ※手順4でつけた付箋を設定してください。
(ウ)出力ファイル名・・・・・保存先とファイル名を確認
14.出力が完了した旨のメッセージが表示されますので、[OK]をクリックします。
※出力完了後は、「テキストデータ出力」は「キャンセル」をクリックして閉じてください。
15.デスクトップにファイルが作成されたことを確認します。
※作成されたファイルは開かないでください。
もし、誤って開いてしまった場合は、絶対に保存を"しない"でそのまま画面を閉じてください。
16.販売王に戻り、ダイレクトメニューの「ツール」-「テキストデータ入力」を開きます。
17.「入力形式名称」に手順6で作成した『仕入伝票(適格事業者)』を指定します。
18.「入力元」で「パソコン内のファイル」を選択し、「ファイル名」右の[参照]をクリックします。
19.「ファイルを開く」画面が表示されますので、手順11で確認したデスクトップの『仕入伝票.CSV』ファイルをクリックして、[開く]をクリックします。
20.「テキストデータ入力」画面に戻りますので、画面下部の[開始]をクリックします。
21.取り込み前のプレビュー画面が表示されますので、
画面右へスクロールしていただき、「適格請求書発行事業者区分」欄に1が設定されていることを確認し、そのまま[開始]をクリックします。
※過去にテキストデータ入力を行ったことがある場合は、以下のメッセージが表示されることがありますので、[はい]をクリックします。
22.入力が完了した旨のメッセージが表示されますので、[OK]をクリックします。
23.「テキストデータ入力」画面を[キャンセル]で閉じ、
再度、「会計王仕訳データ作成」にて仕訳の転送を行ってください。
その際、同様に以下のメッセージが表示されます、既に設定済みでメッセージの表示を消したい場合は「次回からこのメッセージを表示しない」にチェックを入れ、「はい」を押して仕訳の転送を行ってください。