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Q.給料王の起動時に「起動に失敗しました」「起動時に問題が発生しました」が表示された場合

対象製品
給料王18以降

 

給料王の起動時に『給料王の起動に失敗しました。データベースが何らかの理由で使用中の可能性があります。メッセージID:-10073』というメッセージが表示される場合には、給料王を起動する際に必要なファイルに圧縮がかかっている可能性があります。

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以下の操作を行い、再度給料王が起動できるかお試しください。

 

<事前準備>

圧縮の解除をする場合は、現在使用中のSQL Serverを停止します。

以下の操作について、給料王22以降の場合は、「Microsoft SQL Server 2017」について操作を行います。

製品、パソコン環境により、「Microsoft SQL Server 2017」がなく、「Microsoft SQL Server 2012」や、「Microsoft SQL Server 2014」、「Microsoft SQL Server 2019」をご使用の場合は、ご使用中の「Microsoft SQL Server」を選択します。

 

以下は、例として「Microsoft SQL Server2017」の「SORIMACHI2017」のインスタンスについて操作をしています。

 

1.「サービス」を開きます。

 

(ア)Windows11の場合

a:Windowsの「スタート」ボタンをクリックします。

b:表示された画面右上の「すべてのアプリ」(もしくは「すべて」)をクリックします。

image002.jpg

 

c:「Windowsツール」をクリックします。

d:「サービス」をダブルクリックします。

 

(イ)Windows10の場合

a:画面下のWindowsスタートボタンの右側、「ここに入力して検索」欄に「サービス」と入力し、Enterキーを押します。

b:「最も一致する検索結果」の「サービス」をクリックします。

image003.png

 

2.画面右側に表示される【名前】で、SQL Serverのインスタンス名を確認します。

「SQL Server(インスタンス名)」と表示されます。

下記の画像では、インスタンス名は「SORIMACHI2017」となります。

こちらが実行中の場合は、「右クリック」→「停止」を選択します。

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<操作手順>

以下の給料王の起動に必要な6か所のフォルダー内が圧縮されていないか、順番に確認します。

 

Ⅰ.ローカルディスク、OS等の(C:)→ProgramData→Sorimachi

※Sorimachiフォルダー内の「PSL●●」フォルダーもご確認ください。

「●●」には、現在お使いの給料王のバージョンが入ります。

「給料王24」であれば、「Psl24」と表示されます。

 

Ⅱ.ローカルディスク、OS等の(C:)→Program Files (x86)→Sorimachi

※Sorimachi内の「PSL●●」フォルダーもご確認ください。

 

Ⅲ.ローカルディスク、OS等の(C:)→Program Files→Microsoft SQL Server

 

Ⅳ.ローカルディスク、OS等の(C:)→Program Files (x86)→Microsoft SQL Server

 

Ⅴ.ローカルディスク、OS等の(C:)→Users→Public→Documents→Sorimachi

※Sorimachi内の「PSL●●」フォルダーもご確認ください。

 

Ⅵ.ローカルディスク、OS等の(C:)→Users→ログインアカウント名→Documents→Sorimachi

※Sorimachi内の「PSL●●」フォルダーもご確認ください。

 

例として、Ⅰ.のSorimachiフォルダー内の「PSL●●」フォルダーが圧縮されていた場合の、圧縮解除の操作手順をご案内いたします。

 

1.キーボードの「Windows」+「E」キーを押して「エクスプローラー」を開きます。

画面左より「PC」をクリックします。

 

2.表示画面の右側にある末尾に「(C:)」の記述のあるドライブを開きます。

 例:ローカルディスク(C:)

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3.「Program Data」フォルダーを開きます。

※もし、Cドライブ内に「Program Data」フォルダーが表示されていない場合は、以下の操作を行ってください。

 

(ア)Windows11の場合

a:画面上にある「表示」をクリックします。

image006.jpg

 

b:表示された画面の「表示」→「隠しファイル」をクリックします。

image007.jpg

 

(イ)Windows10の場合

a:画面左上[表示]タブをクリックします。

b:画面上部にある【隠しファイル】のチェックボックスをクリックし、チェックマークを入れます。

image008.jpg

 

4.Cドライブ内に、薄くなったフォルダーで「Program Data」が表示されているかご確認ください。

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5.「Sorimachi」フォルダーを開きます。

 

6.「PSL●●」フォルダーを確認します。「PSL●●」フォルダーに圧縮がかかっている場合は、以下の圧縮のマークが表示されます。

image010.png

・・・圧縮のマーク(右上に青い矢印がつきます)

 

7.圧縮のマークがついている場合は、ファイルの圧縮の解除を行います。

 

a:ファイルの上で右クリックし、「プロパティ」を選択します。

image011.png

 

b:「プロパティ」画面が開きましたら、右下の[詳細設定]ボタンをクリックします。

image012.png

 

c:「圧縮属性または暗号化属性」の以下にある「□内容を圧縮してディスク領域を節約する」にチェックマークがついていましたら、外します。

 

d:画面下の[OK]をクリックします。

image013.png

 

e:「プロパティ」画面に戻ります。

画面下の[OK]をクリックしますと圧縮解除が始まります。

※圧縮解除操作は時間のかかる操作となります。解除完了までパソコンの電源は落とさないようにお願いします。

 

8.全てのファイル名の圧縮のマークが外れましたら、「エクスプローラー」画面は終了します。

※6番で「PSL●●」フォルダーも圧縮されている場合は、7番の操作を行ってください。

 

9.「サービス」を開き、<事前準備>で停止したSQL Serverを開始します。

以下は、例として「Microsoft SQL Server2017」の「SORIMACHI 2017」のインスタンスについて操作をしています。

 

(ア)Windows11の場合

a:Windowsの「スタート」ボタンをクリックします。

b:表示された画面右上の「すべてのアプリ」(もしくは「すべて」)をクリックします。

image014.jpg

c:「Windowsツール」をクリックします。

d:「サービス」をダブルクリックします。

 

(イ)Windows10の場合

a:画面下のWindowsスタートボタンの右側、「ここに入力して検索」欄に「サービス」と入力し、Enterキーを押します。

b:「最も一致する検索結果」の「サービス」をクリックします。

image015.png

 

10.画面右側に表示される【名前】で、SQL Serverのインスタンス名を確認します。

「SQL Server(インスタンス名)」と表示されます。

下記の画像では、インスタンス名は「SORIMACHI2017」となります。

インスタンス名の「状態」が空欄になっている場合は、停止している状態となりますので、「右クリック」→「開始」を選択します。

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11.「状態」が「実行中」になりましたら、「×」ボタンをクリックして「サービス」画面を閉じます。

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上記操作を行っていただき、給料王が起動できるかご確認ください。

 

 

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