「会計王仕訳データ作成」で仕訳を転送した際に、「借方・貸方の両方に税区分が設定されています。」のメッセージが表示される場合は、科目が正しく設定されていないことが原因です。
「税区分」とは会計王側で設定されている、消費税を集計する区分のことです。
例えば以下の仕訳のように、貸借それぞれ消費税が発生する科目を指定した場合、会計王側では仕訳を登録できないため、「会計王仕訳データ作成」でもエラーが発生します。(「売上高」も「仕入高」もそれぞれ消費税が発生する科目です。)
(借方)仕入高 / (貸方)売上高
以下の操作方法により科目の設定を見直し、再度仕訳転送をお試しください。
※会計王21シリーズ以降は、借方・貸方両方に税区分が設定されていても転送することができるため、本メッセージは表示されません。
<操作方法>
1.販売王を起動し、ダイレクトメニューより「ツール」-「会計王仕訳データ作成」を開きます。
2.「掛売」タブをクリックし、借方科目と貸方科目の設定を確認します。
下図の場合、明細区分「売上」の設定が「借方科目=仕入高」、「貸方科目=売上高」となっていますので、こちらを修正します。
3.誤った設定がされている部分(こちらの例の場合は明細区分「売上」の「借方科目」の「仕入高」)をダブルクリックします。
4.「会計王科目の検索:絞込み」画面が表示されますので、正しい科目をダブルクリックします。
5.以下のように科目が修正されます。
6.同様に「小売」~「支払」タブの内容にも誤りがないか確認してください。
※「掛仕入」「現金仕入」「支払」タブが表示されるのは、販売・仕入・在庫のみです。
7.確認及び修正が終わりましたら [実行] ボタンをクリックし、再度仕訳転送をお試しください。