旧会計基準データでの決算時に棚卸の仕訳を入力する場合は、別途「導入」→「勘定科目設定」画面より『在庫減少額』『在庫増加額』科目を作成してから仕訳入力を行います。
科目の作成方法は<A.事前準備>をご覧ください。すでに作成済みの場合は<B.操作手順>をご覧ください。
※新会計基準のデータの場合、一取引二仕訳が廃止されますので、科目の作成は不要となります。
新会計基準のデータの場合は、以下Dをご覧ください。
※お使いのデータが旧会計基準/新会計基準のどちらかになるかは、「導入」→「事業所・消費税情報設定」の「事業所情報」画面下部の表示で確認できます。
「会計基準:新会計基準(H24.4施行)に準拠」の表示がない・・・旧会計基準
「会計基準:新会計基準(H24.4施行)に準拠」の表示がある・・・新会計基準
A.旧会計基準データ:事前準備
決算時の棚卸仕訳を入力するために、『在庫減少額』『在庫増加額』科目を作成します。
※こちらの操作を行う前に、「ファイル」→「データバックアップ」にてバックアップをお取りください。
1.「導入」→「勘定科目設定」を開きます。
2.画面右上の「正味財産増減」タブをクリックします。
3.【正味財産増加の部】にある勘定科目(例では『958 受入保証金減少額』)を選択し、画面左上の[新規科目]→[同一階層に挿入]をクリックします。
4.『958 受入保証金減少額』の下に行が挿入されますので、『959 在庫増加額』科目を追加作成します。
(すでにコード「959」が他の科目で使用されている場合は未使用のコードを入力してください。)
5.同様に、【正味財産減少の部】にある勘定科目(例では『979 受入保証金増加額』)を選択し、画面左上の[新規科目]→[同一階層に挿入]をクリックします。
挿入された行に、『985 在庫減少額』科目を追加作成してください。
(すでにコード「985」が他の科目で使用されている場合は未使用のコードを入力してください。)
B.旧会計基準データ:操作手順
決算時の棚卸仕訳は、下記のように入力します。
例:会計期間4月1日~3月31日で、年度末に一度だけ棚卸を行う場合
1.「帳簿」→「簡易振替伝票入力」画面を開きます。
2.以下のように仕訳を入力します。
※1つ目の仕訳は取引区分「8 収支計算書仕訳」、2つ目の仕訳は取引区分「9 決算取引」にします。
期首棚卸
期末棚卸
※上記で入力した、取引区分「9 決算取引」を選択した伝票は各帳簿画面で「決算月」タブに集計されます。
C.旧会計基準データ:原材料の棚卸仕訳について
原材料の棚卸の仕訳に関しましては以下のように入力します(製造原価のあるデータのみ)。
※あらかじめ、『原材料増加額』『原材料減少額』科目を<A.事前準備>の要領で作成しておいてください。
1.「帳簿」→「簡易振替伝票入力」画面を開きます。
2.以下のように仕訳を入力します。
※1つ目の仕訳は取引区分「8 収支計算書仕訳」、2つ目の仕訳は取引区分「9 決算取引」にします。
期首原材料棚卸
期末原材料棚卸
※各勘定科目のコードはデータ作成時の初期値になります。
※毎月、棚卸の仕訳を入力する場合は、上記の方法では集計が正しく行われませんので、月次棚卸用の科目を別途作成する必要がございます。
D.新会計基準データ:棚卸仕訳について
取引区分欄を「9 決算取引」として、以下のように入力します。
※原材料の棚卸の仕訳に関しましては以下のように入力します(製造原価のあるデータのみ)。