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Q.消費税の経理方式と消費税処理方法の選択について

対象製品
会計王18以降
会計王18NPO法人スタイル以降
会計王18介護事業所スタイル以降
MA1
会計王18PRO以降
みんなの青色申告18以降

 

「導入」→「事業所・消費税情報設定」の「消費税情報」タブ内「消費税処理方法」にて、[外税]、[内税]、[別途入力]、[税込/税計算なし]の4つの項目から選んでいただきます。

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A.経理方式

消費税課税事業者様で消費税処理方法が「外税」または「内税」の場合でも、税込入力や税込集計を容易に行えるようにするための選択肢となっています。

 

※消費税申告が「免税」の場合は「税込経理」が選択されます。

 

 

1.税抜経理を選択した場合

仕訳伝票にて本体価格(税抜金額)と消費税額がわかるように表示されます。

また、「消費税」→「消費税集計表」「消費税集計一覧表」では、本体価格(税抜金額)と消費税に分けて集計します。

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※消費税処理方法が「税込/税計算なし」の場合は、税込金額のみ入力しますので、消費税額は表示されません。

 

※消費税処理方法が「別途」の場合は、消費税分を別伝票で入力しますので、消費税額は表示されません。

 

 

2.税込経理を選択した場合

仕訳伝票にて税込価格で入力するため、表面上は本体価格と消費税額は見えません。

 

ただし消費税処理方法を「内税」または「外税」としている場合は、税抜経理に切り替えることで本体価格と消費税額を分けて表示することも可能です。

 

また、「消費税」→「消費税集計表」「消費税集計一覧表」では、本体価格(税抜金額)と消費税に分けての集計はせずに、税込金額で集計します。

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※消費税処理方法が「別途」の場合は、消費税額分を別伝票で入力しますので、消費税額は表示されません。

 

※「税抜経理」「税込経理」いずれの選択でも消費税申告時の計算は同一結果になります。

 

 

 

B.消費税処理方法

仕訳入力時の消費税の計算方法を選択します。

 

※消費税申告が「免税」の場合は「税込/税計算なし」が選択されます。

 

※消費税処理方法を設定後、他のものに変更した場合、すでに[帳簿]や[取引摘要辞書登録][振替伝票事例登録][お決まり仕訳登録]で入力した仕訳の処理方法は変更されません。

変更後に入力した仕訳からその処理方法が有効になります。

 

 

1.「外税」の場合

入力する際の「売上高」科目の金額は〔税抜〕金額になります。消費税額は、入力された税抜金額より自動計算されます。

 

例:税抜10,000円(税込11,000円)の商品を現金で売り上げた場合の仕訳(消費税率10%の場合)

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「外税」の場合の消費税額計算方法は、売上金額(税抜)×消費税率=消費税額となりますので、

 

消費税率10%の場合:10,000×0.1=1,000

 

が消費税欄に自動計算されます。

 

 

上記取引を製品で入力すると、下のようになります。

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(ア)消費税処理方法で〔外税〕を選択している場合は、[外]という表示になります。

 

(イ)入力した税抜金額に10%を乗じた金額が消費税欄に自動表示されます。

 

※課税売上の場合は仮受消費税等に、課税仕入の場合は仮払消費税等の元帳や合計残高試算表に消費税額が自動的に集計されます。

 

 

 

2.「内税」の場合

入力する際の「売上高」科目の金額は〔税込〕金額になります。消費税額は、入力された税込金額より自動計算されます。

 

例:税込11,000円の商品を現金で売り上げた場合の仕訳(消費税率10%の場合)

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「内税」の場合の消費税額計算方法は、売上金額(税込)×消費税率÷(1+消費税率)=消費税額となりますので、

 

 

消費税率10%の場合:11,000×0.1÷1.1=1,000

 

が消費税欄に自動計算されます。

 

 

上記取引を製品で入力すると、下のようになります。

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(ア)消費税処理方法で〔内税〕を選択している場合は、[内]という表示になります。

 

(イ)入力した税込金額より消費税が算出され、消費税欄に自動表示されます。

 

※課税売上の場合は仮受消費税等に、課税仕入の場合は仮払消費税等の元帳や合計残高試算表に消費税額が自動的に集計されます。

 

 

 

3.「別途入力」の場合

税抜の仕訳と消費税の仕訳を別々に入力します(消費税の自動計算はされません)。

 

例:税抜10,000円の商品を現金で売り上げた場合の仕訳(消費税率10%の場合)

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 上記取引を製品で入力すると、下のようになります。

 

(ア)1行目の仕訳

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a:消費税処理方法で〔別途入力〕を選択している場合は、[別]という表示になります。

 

b:税抜売上金額(10,000円)を入力します。

 

消費税処理方法で〔別途入力〕を選択した場合、消費税額は自動計算されませんので、1行目の税抜売上に対して、別途消費税の仕訳を入力します。

 

 

(イ)2行目の仕訳

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※2行目で入力した仕訳の金額がそれぞれ仮受消費税等や仮払消費税等の元帳や合計残高試算表に集計されます。

 

 

 

4.「税込/税計算なし」の場合

消費税が含まれていても、それを「税抜金額」と「消費税額」とに分離せずに、「税込」として扱います。

 

例:税込11,000円の商品を現金で売り上げた場合の仕訳(消費税率10%の場合)

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上記取引を製品で入力すると、下のようになります。

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(ア)消費税処理方法で〔税込/税計算なし〕を選択している場合は、空欄表示になります。

 

(イ)税込金額を入力します。

 

※課税売上・課税仕入のいずれの場合であっても、合計残高試算表の仮受消費税等および仮払消費税等欄には消費税額の表示はされません。

 

 

 

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