所得税が正しく計算されない場合は、以下の内容をご確認ください。
<操作手順>
A.給与所得の所得税計算方法を確認します。
1.「設定」→「給与規定」を開きます。
2.「給与所得の所得税計算方法」をご確認ください。
国税庁の「税額表」から所得税を計算する方法と、財務省告示の計算式で計算する方法がございます。
B.社員情報設定の所得税区分・扶養を確認します。
1.「設定」→「社員情報設定(個別入力)」を開きます。
2.該当社員をダブルクリックし、「税表区分」を確認します。
3.「□所得税なし」にチェックマークがないか確認後、[設定]ボタンをクリックします。
4.該当社員を選択し[扶養]ボタンをクリックします。
扶養人数は正しく設定されているかご確認下さい。「扶養等の数」から判断して所得税計算を行います。
※扶養等の数は、本人区分・障害者等の入力によっては実際扶養している人数とは異なる場合があります。
C.項目の課税/非課税の設定が正しいか確認します。
1.「設定」→「項目設定」を開いて、「支給」タブをクリックします。
2.支給項目が表示されます。
こちらの「課税」欄が〇になっている項目が課税対象になります。
3.もし、こちらの〇×が実際と異なっている場合、自由項目で作成された項目については変更できるようになっております。
変更する場合は、該当項目の行をダブルクリックします。
4.「項目設定修正」画面が表示されます。
こちらの「項目属性」内の【課税<所得税>】のチェックマークを変更します。
チェックマークを外すと、「課税」欄が×になり所得税の計算から除かれます。
チェックマークを付けると、「課税」欄が〇になり所得税の計算に含まれます。
5.画面右上にある[設定]ボタンをクリックして、画面を終了します。
※1 「属性」が【システム】になっている項目は予め「項目属性」が変更できないようになっておりますので、修正はできません。
※2 「控除」タブで作成した項目で、「項目属性」の【小規模企業共済等掛金】にチェックマークが付いていると、所得税の計算に含まれるようになります。
間違えてチェックマークを付けた場合は、チェックマークを外します。
設定を変更した場合は、画面右上にある[設定]ボタンをクリックして終了します。
D.給与データ入力画面で確認します。
1.「給与」→「給与データ入力(台帳形式/一覧形式)」を開きます。
A~Bが正しく設定されていることをご確認いただき、Aで確認した所得税の計算方法と照らし
合わせて、金額をご確認ください。
扶養人数や収入金額によっては所得税を徴収する必要のない社員もいらっしゃいます。判断ができない場合は税務署へお問い合わせください。
2.手入力が出来る状態([F11]ボタンが[自動計算へ]と表示されている状態)で「所得:手入」となっている場合、所得税は自動計算されません。
3.「所得税」欄で右クリック→「所得計算へ」を選択し、「所得:計算」としていただくと自動計算になります。