タイムカード入力画面で表示される「早出残業時間」を給与データ入力の勤怠項目に転送する場合は、「早出残業時間」という項目を勤怠項目に作成し、転送することができます。
<操作手順>
1.「設定」→「項目設定」を開きます。
2.「勤怠(1)」タブを開き、[追加]ボタンをクリックします。
3.項目名を入力します。項目種別は「時間」を選択します。
4.項目属性欄の▼ボタンをクリックします。
「早出残業時間」を選択し、「グループへ登録する」のチェックマークが入っている状態で、[設定]ボタンをクリックします。
5.「グループへ登録」画面が表示されます。
この項目を使用しないグループのチェックマークは外し、[設定]ボタンをクリックします。
早出残業時間を使って金額を計算したい場合は、支給項目も作成し、計算式を設定してください。
支給項目を作成しない場合は手順17までお進みください。
例:早出残業時間×単価で計算する支給項目を作成する場合
6.「支給(2)」タブを開き、[追加]ボタンをクリックします。
7.項目名を入力します。項目種別は「計算式」、固定変動区分は「変動」、項目属性は該当する所にチェックマークを入れ[設定]ボタンをクリックします。
例:早出残業
8.「グループへ登録」画面が表示されます。
この項目を使用しないグループのチェックマークは外し、[設定]ボタンをクリックします。
9.「単価(4)」タブを開き、[追加]ボタンをクリックします。
10.項目名を入力し、[設定]ボタンをクリックします。
例:早出残業単価
11.「グループへ登録」画面が表示されます。
この項目を使用しないグループのチェックマークは外し、[設定]ボタンをクリックします。
12.「設定」→「グループ別項目設定」を開きます。
表示された画面左側より、今回作成した項目を使用するグループを選択し、「支給」タブをクリックします。
13.手順7で作成した支給項目(例では『早出残業』)の行をダブルクリックします。
14.「計算式項目修正」画面が表示されます。こちらで計算式を設定します。
(ア)画面左上にある[勤怠]ボタンをクリックします。
(イ)手順4で作成した項目(例では『早出残業時間』)を選択して、[設定]ボタンをクリックします。
(ウ)[演算子]ボタンをクリックし、『×』(かける)を選択します。
(エ)[単価]ボタンをクリックします。
(オ)手順10で作成した項目(例では『早出残業単価』)を選択して、[設定]ボタンをクリックします。
15.下記のように式の設定が完了しましたら、[設定]ボタンをクリックします。
『早出残業時間』 × 『早出残業単価』
※複数の支給グループでこちらの項目を使用する場合は、支給グループごとに設定を行います。
16.「設定」→「社員情報設定(個別入力)」を開きます。
対象となる社員をダブルクリックし、「手当/控除」タブをクリック、単価項目『早出残業単価』に単価を入力して画面下部の[設定]ボタンをクリックします。
例:早出残業単価 1200円
17.「労務管理」または「就業」→「タイムカード入力」画面を開きます。
18.[転送]ボタンをクリックします。
「転送先給与年月」は、給料王のどの月に転送するか指定します。選択できる月は “最新給与月” か “最新給与月より1ヶ月前の給与処理月” です。
下図の場合、最新給与月が「7月」となっているため、「転送先給与年月」は「7月」か「6月」から選択が出来ます。
19.「転送条件」を指定し[転送]ボタンをクリックします。
20. 転送結果のメモ帳が表示されます。内容を確認後、メモ帳を閉じます。
21.以下の確認メッセージが表示されますので[OK]ボタンをクリックします。
22.「給与」→「給与データ入力(台帳形式/一覧形式)」を開きます。
23.[計算処理]ボタンをクリックします。
計算条件は「社員情報より計算」を選択し、対象社員も該当する方を選択します。
24.「取り込んだ勤怠情報を使用する」にチェックマークをつけて[設定]ボタンをクリックします。
25.取り込まれた勤怠情報を確認します。
【タイムカード入力の合計部】 【給与データ入力(台帳形式)】
支給項目を作成した場合は支給項目も計算されているかご確認ください。