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Q.源泉徴収票の住宅借入金等特別控除可能額の表示について

対象製品
給料王18以降

 

住宅借入金等特別控除がある場合は、提出された『給与所得者の住宅借入金等特別控除申告書』を元に、「年調データ入力」画面右〔住宅借入金等特別控除〕欄の[入力]ボタンをクリックし、「住宅借入金情報入力」画面を開き、必要事項を入力します。

※住宅借入金等特別控除額は、自動計算されませんので、『給与所得者の住宅借入金等特別控除申告書』に手計算で求め記載された住宅借入金等特別控除額を入力します。

なお、住宅借入金等特別控除額が算出年税額を超える場合には、住宅借入金等特別控除可能額の金額が自動的に表示されます。以下の操作手順をご確認ください。

 

※本Q&Aは、「給料王23」での画像を使用しております。

 

<操作手順>

 

A.住宅借入金等特別控除を入力する方法

 

1.「年調」→「年調データ入力」を選択し、「年調データ入力検索」画面にて表示対象等を選択し、[開始]ボタンをクリックします。

 

2.「年調データ入力」画面が開きます。〔住宅借入金等特別控除〕欄の[入力]ボタンをクリックします。

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3.「住宅借入金情報入力」画面が開きます。

 

4.住宅借入金等特別控除についての情報を、『給与所得者の住宅借入金等特別控除申告書』を元に、入力もしくは選択します。

 

(ア)居住開始年月日:該当年月日を入力します。

例 平成24年7月24日の場合は、H240724と入力し、Enterキーを押します。

 

(イ)控除区分:クリックして表示されたドロップダウンリストより、該当する区分を選択します。区分の選択については、こちらをご参照ください。

※控除区分が不明な場合は、国税庁から提示されている「給与所得の源泉徴収票等の法定調書の作成と提出の手引」を参照していただくか、最寄りの税務署にご確認ください。

 

(ウ)年末残高:『給与所得者の住宅借入金等特別控除申告書』に記載されている年末残高を入力します。

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4.入力した内容により、画面下部の〔住宅借入金等特別控除適用数〕が集計されます。〔住宅借入金等特別控除適用数〕については、こちらをご覧ください。

 

〔住宅借入金等特別控除の額〕欄には、『給与所得者の住宅借入金等特別控除申告書』に記載された住宅借入金等特別控除額を入力します。適用数が複数になる場合は、合計金額を入力します。

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5.入力が終わりましたら、[設定]ボタンをクリックします。

 

6.「年調データ入力」画面に戻り、〔住宅借入金等特別控除〕欄に金額が反映されます。また、画面右下の≪住宅借入金等特別控除申告≫欄に、「控除適用数」と「控除可能額」が表示されます。

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※ 「控除適用数」が3件以上の場合、源泉徴収票に表示するため摘要取込が必要になります。取込方法等については、「C.源泉徴収票に印刷するための摘要取込」をご覧ください。

 

 

B.源泉徴収票の住宅借入金等特別控除可能額の表示について

 

源泉徴収票の摘要欄に反映する住宅借入金等特別控除可能額は、算出年税額と住宅借入金等特別控除の金額の状態により表示方法が異なります。

 

1.全額控除できる場合

Ⅰ:「算出税額」 693,300円  Ⅱ:「住宅借入金等特別控除額」 100,000円

全額「算出年税額」から控除されるため、「控除可能額」が0で表示されます。

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この場合、『給与所得の源泉徴収票』では、次のように表示されます。

・「住宅借入金等特別控除可能額」       0円 ・「住宅借入金等特別控除の額」  100,000円 

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2.一部しか控除できない場合

Ⅰ:「算出税額」  13,900円  Ⅱ:「住宅借入金等特別控除額」 100,000円

「算出年税額」分のみ所得税から控除されます。この場合、「控除可能額」には、差額の86,100円ではなくⅡの控除額100,000円がそのまま表示されます。

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この場合、給与所得の源泉徴収票では、次のように表示されます。

・「住宅借入金等特別控除可能額」 100,000円 

・「住宅借入金等特別控除の額」   13,900円

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3.全額控除できない場合

Ⅰ:「算出税額」 0円  Ⅱ:「住宅借入金等特別控除額」100,000円

「算出年税額」が0円のため、「住宅借入金等特別控除可能額」が100,000円と表示されます。

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この場合、給与所得の源泉徴収票では、次のように表示されます。

・「住宅借入金等特別控除可能額」100,000円  
・「住宅借入金等特別控除の額」       0円

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4.住宅借入金等特別控除が全くない場合

「年調データ入力」画面で、「住宅借入金等特別控除」の入力がない場合は、「控除可能額」には何も表示されません。

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『給与所得の源泉徴収票』でも、「住宅借入金等特別控除可能額」欄は空欄で表示されます。

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C.源泉徴収票に印刷するための摘要取込

住宅借入金等特別控除の適用数が3件以上ある場合は、3件目からの住宅の取得等についてそれぞれ「居住開始年月日」、「住宅借入金等特別控除区分」、「住宅借入金等年末残高」を、源泉徴収票の摘要欄に記載します。

 

■「住宅借入金情報入力」画面

下図の場合適用数が3件あります。この場合でご案内します。

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1.「年調データ入力」画面上部にある[取込]ボタンをクリックします。表示される選択肢から「摘要取込」を選択します。

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2.「取込対象選択」画面が表示されます。取込する条件を選択し、[取込]ボタンをクリックします。

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3.「年調データ入力」画面の「源泉徴収票の摘要欄」に内容が反映されます。

なお、源泉徴収票の摘要欄に正しい内容が取込された場合でも、※[摘要取込にて取込を行ってください。のメッセージは、表示されたままになっております。

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4.源泉徴収票には以下のように反映します。

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