前月給与で徴収し忘れた社会保険料を、今月給与で合算して徴収する場合などに、下記の方法にて社会保険料の欄に直接金額を入力できます。
<操作手順>
※個人負担分のみの金額を手入力する場合は[A]を、事業主負担分の金額も手入力する場合は[B]をご覧ください。
A.個人負担分の社会保険料を手入力する場合
1.「設定」→「社員情報設定(個別入力)」を開き、該当社員の名前をダブルクリックします。
2.「社保/労保」タブをクリックします。
3.手入力のチェックマークを付けましたら[設定]ボタンをクリックして「社員情報設定(個別入力)」の画面を終了します。
4.「給与」→「給与データ入力(台帳形式/一覧形式)」を開きます。
(ア)「社員情報設定(個別入力)」の「社保/労保」画面で各保険料の□手入力にレ点がついている項目に限り、前月よりデータを引き継げます。
(イ)給与処理月を翌月へ更新後、「給与」→「給与データ入力(台帳形式/一覧形式)」画面を開き[計算処理]ボタンをクリックします。
(ウ)計算条件は「前月データより計算」を選択していただき、[設定]ボタンをクリックし処理を開始します。
(エ)給与計算を行った後、[計算処理]を行った場合は、給与データ入力画面で直接手入力された金額が、「社員情報設定(個別入力)」で登録されている金額に戻ります。
その場合は、正しい金額に入力し直してください。
B.個人負担分・事業主負担分の社会保険料を手入力する場合
1.「給与」→「給与データ入力(台帳形式/一覧形式)」を開きます。
2.該当社員を選択し、[手入力へ(F11)]ボタンをクリックし[自動計算へ]に切り替えます。
※[自動計算へ]になっておりませんと、[保険料]ボタンをクリックしたときに以下のエラーが表示されます。
3.[保険料]ボタンをクリックします。
4.「事業主保険料も修正する」にチェックマークをつけて、直接金額の訂正を行います。訂正したら[設定]ボタンをクリックします。
<注意事項>
[B]を選択した場合、画面右上の「雇用:〇〇 所得:〇〇」の表示を確認してください。
下図のように「雇用:手入 所得:手入」になっている場合は、雇用保険と所得税も手入力状態になっており、手入力した金額を元に再計算しませんのでご注意ください。
もし、手入力した社会保険料を元に雇用保険と所得税について自動計算させたいのであれば、以下の操作をお願いします。
(ア)「雇用保険」の文字の欄で、右クリック→「雇用:計算へ」を選択します。
(イ)「所得税」の文字欄で右クリック→「所得計算へ」を選択し、「所得:計算」としていただくと自動計算になります。
また、「給与データ入力」画面では手入力の状態でも、雇用保険と所得税が常に自動計算される設定がございます。必要に応じて下記操作を行ってください。
1.「設定」→「社員情報設定(個別入力)」を開きます。
2.該当する社員をダブルクリックします。
3.「税表区分」の「手入力時自動計算」にチェックマークを付けます。
※「給与データ入力」画面全体を手入力モードに切り替えても、所得税は自動計算させる設定です。
4.画面左上の、「社保/労保」タブをクリックします。
5.雇用保険区分の「手入力時自動計算」にチェックマークを付けます。
※「給与データ入力」画面全体を手入力モードに切り替えても、雇用保険は自動計算させる設定です。
6.[設定]ボタンをクリックします。
※この操作は雇用保険と所得税の自動計算が必要な社員全員に対して行っていただく必要がございます。