「給与」→「昇給遡り計算」を使用した場合、算定基礎届には以下のように反映されます。
<操作手順>
A. 「昇給遡り計算」を使って昇給させた場合
例:3月昇給(+50,000円/月)の会社が昇給の差額分150,000円(3・4・5月分)を6月に支給
<4月>固定給:100,000円
<5月>固定給:100,000円
<6月>固定給:150,000円
※既に「昇給遡り計算」の操作は終了していると仮定します。
1.「社保・労保」→「算定基礎届」を開きます。
2.部門や基礎日数の選択を確認し、[開始]ボタンをクリックします。
3.4月・5月は100,000円、6月は固定給150,000+昇給差額分50,000円×3・4・5月分 =300,000円が表示されます。
4.平均額は500,000÷3ヶ月=166,666円が表示されます。
5.修正平均は総計(500,000-3月昇給分50,000)÷3ヶ月=150,000円が表示されます。
B.「昇給遡り計算」を使わずに昇給させた場合
「昇給遡り計算」の機能を使用せず、直接給与データ入力の「課税昇給額」「非税昇給額」に金額を入力した場合、正しく「修正平均」を求めることが出来ない状態となります。
以下の対処方法をお試しください。
1.昇給があった該当社員をクリックし[修正]ボタンをクリックします。
2.「修正平均」にそれぞれ手計算した金額を入力し、[設定]ボタンをクリックします。
3.2番で修正した金額が反映されていることをご確認ください。
上記の操作を対象社員全員に対して行います。
※[修正]ボタンがクリック出来ない場合は既に改定「済」になっている可能性があります。この場合、該当社員をクリックし[取消]ボタンをクリックして、「未」の状態にしてから[修正]ボタンをクリックします。
4.全員の修正が終わりましたら、算定基礎届の帳票印刷を行います。
5.「算定基礎届」画面終了時に、次のメッセージが表示されます。
修正した内容を保存するために、こちらは[はい]ボタンをクリックして終了します。
なお、社会保険料の徴収方法により、メッセージ内容が異なります。
当月徴収の場合は、9月分保険料は、9月給与からの徴収です。
前月徴収の場合は、9月分保険料は10月給与からの徴収です。
※全員の入力が終わっていない場合でも、こちらのメッセージは[はい]ボタンをクリックして終了します。
[いいえ]ボタンをクリックした場合は、修正した内容が保存されませんので、必ず[はい]ボタンをクリックしてください。